ログイン 会員登録

天然の抗がん剤クルクミン、 “がん幹細胞”を狙い撃ち!

この記事の執筆者

SPIC Clinic

一般社団法人日本オーソモレキュラー医学会代表理事。スピッククリニック名誉院長。 杏林大学医学部卒、同大学院修了。 医学博士。杏林大学保健学部救急救命学科教授を経て、2008年より国際統合医療教育センター所長。2011年国際オーソモレキュラー医学会殿堂入りし、2012年より国際オーソモレキュラー医学会会長。

クルクミンは、カレーのスパイスであるターメリックの黄色い色素です。クルクミンには強力な抗酸化作用、抗炎症作用、肝機能の活性、抗がん作用があり、古くから民間薬として使用されてきました。今日ではクルクミンを使用したがん予防・治療についての研究が多く発表されています。

そのなかでも特に注目されているのが“がん幹細胞“に対する効果です。

がん幹細胞は自己複製能力と分化能力が高く、がん細胞の元となる細胞です。がん細胞は、がん化学療法や放射線療法で殺すことができます。しかし、がん幹細胞は自ら耐性能力を備えているため、完全に殺すことは難しいのが現状です。がん幹細胞が、化学療法や放射線療法後のがんの再発や転移を招くのです。

2018年9月、インドのアミティ大学幹細胞研究所とデリー大学生物医学研究所は、ごく微量のクルクミンがマイクロRNA遺伝子の発現を介して、口腔内扁平上皮がんの幹細胞の化学療法剤への耐性発現を強力に抑制すると発表しました。

化学療法や放射線療法に対する幹細胞の耐性能力の発現をいかに解決するかという研究が行われていますが、薬ではなく食材のスパイスに答えがあったというわけです。

オーソモレキュラー医学会は、日常的にターメリックを使ったカレーやウコンなどのサプリメントでクルクミンを取り入れることで、日常のがん予防だけでなく、がん患者の補助治療にも役立つことを期待しています。

この記事についてより詳しい解説と根拠となる資料や文献は会員サイトでお読みいただけます。