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無理なく続けられる食事療法 “Dr.Yoko流・美活リストリクション”

この記事の執筆者

ブナの杜歯科クリニック

美容先進国の多いヨーロッパで美容医療とアンチエイジングメディスンを学び、咬合から見る顎顔面美容医療とオーソモレキュラー、統合医療を用いたアンチエイジング美容治療とスウェーデン式予防歯科を専門に行ってい ... [続きを見る]

自己紹介

統合医療と咬合治療と美容医療を並行して行う数少ない歯科医師として海外でのレクチャーも行っています。

あなたはファスティングにチャレンジしたことはありますか?「ファスティングって、体に良いとは聞いたことあるけど辛そう」「実際やってみたけど辛かった・・・」というのが本音ではないでしょうか。確かにファスティングは体にとって良い作用がたくさんあります。腸内環境を整え、体に蓄積した毒素を排出してくれるデトックス作用もあります。もっと言うとむくみが取れる、お通じが良くなる、お肌もきれいになると”いいことづくし”なんです。

しかし、患者様におすすめしても、ファスティング=断食と聞くだけで「無理!」と拒絶する方がとても多い印象です。私自身も昔、長期ファスティングにチャレンジしようと試みました。その時は恥ずかしながら途中で挫折、再度チャレンジし成功するものの段々と食べ物のことばかり考えるようになりました。それで何が起こったかといえば、終わった途端に「大食いファイター」と化してしまい、ファスティングをやり遂げた努力が泡と消えた苦い思い出があります。

どんなに一時頑張ったとしても継続できなければ意味がありません。そのため、今回は継続しやすいファスティング、名付けて“フランス流アンチエイジング食事療法”を日本人向けにアレンジしたDr.Yoko流・美活リストリクションという方法をご紹介いたします。

無理なく継続できる“Dr.Yoko流”食事療法

フランスのパリでアンチエイジング専門医から教わったアンチエイジング食事療法を日本人にも馴染みやすいように食事の時間や内容をアレンジした私流の食事療法をお伝えしたいと思います。

1.Breakfast

朝は体の老廃物を排出するのに最も適した時間です。近頃のフランスのトレンドは、“ノーブレックファースト”です。もし、毎日朝ご飯をしっかり食べていたという方は、例えば週に1~2回だけ休日に少しゆっくり起きて朝活をし、早めのランチにするという流れでしたら無理なくできそうではありませんか?

はじめに申し上げたように「継続できるか」が最も大切なポイントとなります。その他の日はお水をコップで2杯飲んだ後、フルーツを少しお腹に入れるくらいが理想的です。この場合のフルーツも、できるだけ水分量の多いもの、例えばオレンジやグレープフルーツを選ぶと良いでしょう。これでは物足りないという方は、野菜やスープなど取り入れることをおすすめします。できるだけ朝に炭水化物を摂る日を減らすことを心がけて下さいね。

2.Lunch

昼食のとり方は、その人の生活スタイルによって変わってきます。時間帯によってどんな栄養素を摂るのかも非常に重要です。

ランチタイムが11時半~12時半頃の方の場合

昼食は動物性タンパク質と植物性タンパク質をなるべく多く摂るようにし、野菜やフルーツも積極的に摂るようにします。動物性タンパク質の選び方ですが、なるべく小さい動物を積極的に選びましょう。

ランチタイムが1時~2時半の方の場合

動物性タンパク質、植物性タンパク質に加え、雑穀などの全粒粉穀類、こんにゃく、ゴボウ、芋や豆類などの発酵性炭水化物1、野菜、フルーツを摂るようにします。

※1腸内細菌が好んで餌として日和見菌を味方につけ、美容とダイエットには欠かせない短鎖脂肪酸の合成に関与しているもの。

短鎖脂肪酸による効果

発酵性炭水化物は腸内細菌により分解されます。さらに嫌気的に代謝されて酪酸、酢酸、プロピオン酸(カルボン酸の一種)などの短鎖脂肪酸が合成されます。短鎖脂肪酸は腸内の炎症を改善し、上皮細胞の成長を促進する働きがあります。体に必須であるミネラルの吸収性を高めたり、免疫機能を上げて発ガン予防、病原体からのバリア機能を高める作用があります。特に酪酸はものすごく優秀で、抗炎症・抗酸化・抗ガン作用の3点揃いです。

3.Dinner

夕食が17時~18時半頃(比較的早い時間帯)の方の場合

発酵性炭水化物、野菜、少量のフルーツ(りんごやバナナがおすすめです)を中心に、動物性タンパク質は掌に収まる程度にします。

夕食が19時~21時頃(比較的遅い時間帯)の方の場合

仕事が終わるのが遅く夕食も遅くなる方もいらっしゃるかと思いますが、可能な限り就寝2時間前までには食べ終わるようにしましょう。というのも、21時前までの夕食ならびに就寝2時間前までの夕食は、乳ガンと前立腺ガンのリスクを減らすことを明らかにした研究結果が出ているためです。食事内容は、昼食になるべく発酵性炭水化物や動物性タンパク質を取り入れるようにし、夕食は野菜や果物などを中心に植物性タンパク質を入れる軽めな食事を心がけます。

夕食まで間隔が空いてしまい、その間にどうしても何かお腹に入れたいという方は、ナッツ類やカカオ含有率の高いダークチョコレートを少しだけ取ってみて下さい。私のイチ押しはドライなつめです。食物繊維、ビタミンB群、葉酸などが豊富に含まれており、中国においては昔から“1日3粒のなつめを食べると百歳過ぎても歳を取らない”という言葉があるくらい、アンチエイジングにはおすすめの食材です。ほんのり優しい甘さもきっと癖になりますよ。

積極的に摂りたいグルタチオンを多く含む食物

グルタチオンは、ヨーロッパでは「マスター・オブ・オール・アンチオキシダント」と言われるほど抗酸化物質の中でも優秀です。抗酸化作用が非常に高く、老化防止や有害物質の解毒作用、さらにメラニン色素合成阻害作用がありますので、シミやそばかすなどの予防にも優れた作用が期待できます。

硫黄化合物であるグルタチオンを多く含む野菜には、ほうれん草、キャベツ、シロナ、パセリ、キュウリ、カボチャ、トマト、サヤエンドウ、そら豆、エノキタケなどがあります。

まとめ

Dr.Yoko流・美活リストリクションは、ほんの少しだけ日々の食生活に制限を加えるといった継続しやすいものです。この生活を続けると無理なくダイエットもできますし、気付いたら痩せていたという状態になりやすいかと思います。私もこの方法のみでー5kgのダイエットに成功しています。やはり痩せた後その状態を維持するには、無理なく(我慢し過ぎず)継続して習慣化することが最も大切です。冒頭でお話しした私のようにストイックな食事療法や断食に挫折経験のある方にこそ、今回ご紹介したDr.Yoko流の美活リストリクションを一度試してみていただければと思います。





<参考文献>