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砂糖の摂りすぎは健常な腸内細菌の発育に悪影響を及ぼす

この記事の執筆者

SPIC Clinic

杏林大学医学部卒、同大学院修了。医学博士。杏林大学保健学部救急救命学科教授を経て、2008年より国際統合医療教育センター所長。2011年国際オーソモレキュラー医学会殿堂入りし、2012年同医学会会長。日本で初めてマイヤーズカクテル、グルタチオン点滴、高濃度ビタミンC点滴療法、サルベストロールサプリメントを導入。

糖質の健康への影響について、糖質悪玉論、糖質制限の賛否など、医学会を二分する論争が起こっています。

米国イェール大学・病原微生物学教室のガイ・タウンゼント博士らの研究グループは、2018年12月発売の科学専門誌『アメリカ科学アカデミー紀要』に「砂糖類(ブドウ糖・果糖)の過剰な摂取が、健常な腸内細菌の生育を阻害する」と発表しました。

タウンゼント博士は、マウスにブドウ糖や果糖の多い食事をさせたところ、通常の食事をさせたマウスよりも健常な腸内細菌の生育が抑制されたことがわかったのです。この結果について博士は、「腸で栄養として吸収しきれずに余った糖質が、腸の微生物の遺伝子発現に影響しているため」と説明しています。

腸内細菌は人間の健康すなわち感染予防、健常な免疫機能や細胞の代謝、そして病気の治癒に深く関わっています。さらに、健全な腸内細菌の維持には食事の栄養素が関わっているのです。
オーソモレキュラー医学の観点からも、糖尿病予防や腸の健康のため、糖質の摂りすぎには注意が必要です。

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