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【キーワードはコロナ対策インタビュー】〜青木 晃先生の場合〜

お待たせいたしました。

【キーワードはコロナ対策インタビュー】最終回のお届けは青木 晃先生!キーワードは楽しい食事・質の良い睡眠・適度な運動。そして、青木先生と言えば?ご家族とのエピソードもお話しくださいました。

※当インタビューは4月26日に行ったものです。現在の先生ご自身の対策・状況とは多少の相違がある可能性があります。その点、ご理解の上、温かくご覧いただけますと幸いです。

食事を楽しむ意義

青木:やはり、基本的には免疫を落とさないことが大切ですね。そのベースは食事です。できる限り食材から作ったものを食べることが重要になります。我が家では、妻が薬膳やアンチエイジングフィンガーフードといったものをよく作ってくれます。

編集部:衣・食・住の“食”。人間のみならず、全ての生き物にとってなくてはならないものですね。

青木:そして、食事の際には「楽しみながら」食事を取れると良いですよね。もちろん、健康保持のためには食事内容がとても重要ですが、こうした状況だからこそ、家族とワイワイしながら食卓を囲むことのかけがえのなさが身に沁みるものです。
自分たちの免疫機能を維持するためには栄養をしっかり補充できる食事、それからサプリメントの摂取も有効だと思います。

オーソモレキュラー医学の観点から言っても、食事のみでは取りきれない栄養素があります。欠けた部分をサプリメントで補うことで万全の状態を目指すことは理にかなっていますよね。

そもそも私たちは、あまり「免疫力を高める」といった言い方を用いりません。何故なら、免疫力という言葉自体が医学的ではないため。そして、そんなに簡単に免疫機能が上がる訳ではないためです。コロナの予防には免疫の機能を落とさないことが鍵になります。

睡眠の質を把握するための習慣

青木:「3密」を避ける、手指の消毒といった予防策はすでに知られていますが、こうした基本を忘れないこと。そして、やはり睡眠が重要な役割を担っています。コロナが来てからというもの、仕事のことやこれからの生活・収入について鬱々と考えてしまいがちです。こうしたことを考え眠れなくなる、といった経験をされている方は多くいらっしゃるでしょう。

編集部:質の良い睡眠のために行なっていることはありますか?

青木:日頃から、ウェアラブル端末(青木先生はFitbit charge4を使用されているとのこと)を付け、睡眠時間と睡眠の質を確認しています。自分の睡眠を客観的にみて、睡眠の質を落とさないように心がけています。ちなみに、今日の睡眠の質は「90」で非常に良い成績でした。

編集部:高得点ですね!適切な睡眠時間は人によって変わるものでしょうか?

青木:おそらく6〜7時間が一番ではないでしょうか。毎日一定の睡眠時間を確保することは大切です。こうした日々の睡眠時間を把握するためにも、ウェアラブル端末の利用は大変便利です。寝つきが悪い、考え事をしてしまうなどストレスがある時には精神科の友達に弱めの睡眠薬をもらい、適宜取り入れることもあります。

編集部:質が落ちたと感じられたら薬なども上手に活用しながら睡眠の質を維持されているのですね。

無視できない運動の重要性

青木:睡眠の重要性についてお話ししてきましたが、免疫機能の維持には適度な運動が良いことが知られています。

編集部:体が疲弊することで、自然に質の良い睡眠も促される。運動を毎日行えば、そのまま質の良い睡眠に結びつくのですね。

青木:私は割と「コロナ太り」しやすいタイプです。コロナに関しても肥満者の重篤化(糖代謝の悪化が影響する)傾向が示されているので、コロナから身を守るためにも肥満にならない意識が大切になります。ただ、今日は以前よりも制約が多い分、どうしても太りやすい環境に陥りがちです。

こうした中、運動不足を回避する意味も含め、私は毎朝30分くらいジョギングを行っています。また、私の家族はYoutube動画を見ながらエクササイズしています。あとはNintendo Switchでもボクササイズを行えるソフトがあるようです。こうしたもので家族や身近な人と気兼ねなく楽しむというのも、コロナ時代ならではの醍醐味かもしれませんね。ただ、一人暮らしの方はなかなか難しい。そんな時はラジオ体操、テレビ体操を行うのでも十分だと思います。

コロナ禍こそ、無理なダイエットとネガティブ思考は切り捨てよ

編集部:コロナ以降、青木先生が気をつけている生活習慣はありますか?

青木:やはり太りやすいので、糖質制限は行っています。一方、無理なダイエットはしないようにしています。また、普段であれば時々ファスティングを行うこともありますが、今はしないようにしています。それは、ファスティングを行う中で、どうしてもたんぱく質やビタミン・ミネラルが減ってしまうためです。それよりも、体が必要とする栄養を入れてあげたい。特にたんぱく質・ビタミン・ミネラルはしっかり摂っておきたいですね。

編集部:コロナが落ち着くまではファスティングは控えていらっしゃるのですね。そのほか「こんなことはしない」という心がけはありますか?

青木:あとはネガティブなことを考えないように気をつけています。僕自身、自衛隊でABC兵器(核兵器・生物兵器・化学兵器)や訓練についての勉強をしてきました。また、院内の感染予防の徹底や無菌室への出入りもしています。私たちは、一般の臨床医と比べると感染症対策や細菌兵器などに関しての知識があり、今でも防衛医大の卒業生からの情報もたくさん入るので、フェイスブックで皆さんに向けて情報発信を行っています。

危機管理面では、最悪の事態も想定しなければいけません。ですが、情報発信をする上では、絶対にネガティブな発信はしないようにしています。例えば「こうした形で日本は頑張っているから、今、医療崩壊を起こさないようにみんなでこの局面を凌ごう」ですとか。情報を目にした方が前向きな気持ちになってくれたら良いな、と思いながら発信しています。

編集部:メディア発信では、国に対する批判がどうしても目立ちがちです。そうした報道ばかり耳に、目にしていれば不安が募っていく一方なので、前向きな発信は心強く感じます。

青木:ネガティブなことは言わない。考えない。私自身も政治的な批判を目にするのは嫌なので、見ないようにしています。過ぎたことを言ってもどうにもならないので、代わりに自分たちには何ができるのか考える方がよっぽど有意義で、前向きにもなれると思うのです。

大切なのは免疫機能を「落とさない」こと

編集部:先ほども少しお話に上がりましたが、青木先生が個々の免疫レベルを判断する際の指標がありましたら教えてください。

青木:難しい質問ですね。免疫機能というものは、通常時であれば全ての方にあるものです。そのため、免疫が落ちる状態についてならお話ししやすいです。食事が不規則、偏食で十分な栄養が補充できていない、睡眠不足が続いている、体を全く動かさないといったことが要因となり、免疫が落ちることはあります。それから、ストレス過多で怒りや不安が込み上げてくる状態、悲しむ・怖がる時間が長引くことで交感神経優位の状態が続けば、免疫の機能が上手に働かなくなる可能性があります。ですので、こうしたことはなるべく回避する。「免疫を高めるぞ」というよりも「免疫を落とさないぞ」という意識を大切にしていただきたいですね。

ワインと家族と映画と運動

編集部:日頃「疲れたな」と思った時に行われていることはありますか?

青木:それはもうね、ワインですよ(笑)「さて、今日はどのワインを飲もうかな」と考えるだけでもワクワクします。誰と・どこで・何のワインを飲むか。これが私の中では最大のストレス対処法です。

編集部:やはりワインですか!ちなみに、お好みの種類は?

青木:私の場合、白でも赤でも泡でも、何でもありですね。高いワインからコスパの良いワインまでたくさんの種類があります。無論、高級ワインを嗜むのは至高で、それだけで1日中ハッピーになれます。ですが、高いワインでなくとも、誰とどういう形で楽しむかで十分に楽しめます。

編集部:青木家のアルコール事情について、この機会に是非お聞かせください。

青木:次女はまだ未成年なので飲めませんが、長女も家内もまあまあ飲みます。その日の食事内容から「今日はどのお酒飲む?」といった会話もしています。娘たちが餃子を焼いてくれた時は、シャンパンを合わせてみたり。「餃子とシャンパン、いいね!」と食事と一緒に会話も弾みます。さすがに休みの日、昼間から飲んでいると、長女から「アル中」なんて言われますけどね(笑)

編集部:餃子にシャンパン、お洒落な組み合わせですね。それにしても素敵なご家族で、お話を伺っているだけでこちらもニヤニヤしてしまいます。

青木:家族みんなでNetflix鑑賞もします。僕自身はアクションものやサスペンス系が観たかったりするのですが、女性陣に反対されがちで。女性3人に男1人なので、何とも厳しい勝負です。あとは、夜に家族で走ったりもします。

編集部:食事に運動に家族間のコミュニケーション、青木家は理想的ですね。

ベースに食事、プラスでサプリメントを

青木:食べることはとっても良いことですが、食べ方には注意を置きたいですよね。オーソモレキュラー医学の観点とも共通しますが、食べ物からだけでは摂れない栄養素をサプリメントから補ってあげることも重要です。我が家では家族分のサプリメントをストックしてあります。

編集部:ご家族皆さんで同じ種類を飲まれているのですか?

青木:ほとんど同じですね。次女はまだ高校生なので「まあ、飲んで飲んで」と言っているのですが(笑)ただ、ニキビがあるので、ビタミンCだけは飲んでいますね。

編集部:コロナ後はサプリメントの服用も変化しましたか?

青木:フルマラソン後は活性酸素対策で抗酸化サプリメントを摂取しますが、実は普段はあまり飲んでいません。ですが、今年1月頃からは家族でビタミンC、亜鉛、セレンなどを補給しています。