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mRNAワクチン接種により重症心臓発作のリスクが倍増する?―アメリカ心臓協会の発表

この記事の執筆者

鎌倉元気クリニック

一般社団法人日本オーソモレキュラー医学会 代表理事。鎌倉元気クリニック 名誉院長。 杏林大学医学部卒、同大学院修了。 医学博士。杏林大学保健学部救急救命学科教授を経て、2008年より国際統合医療教育 ... [続きを見る]

2021年11月に開催されたアメリカ心臓学会学術集会の中で「新型コロナワクチン接種後に重症心臓発作の発症リスクが高まる」との発表がされました。そして、イギリスのニュース専門放送局「GB News」にて行われた心臓専門医へのインタビューでも、同様の研究結果を入手しているとの発言がありました。

本稿では、これらの詳細をお伝えしながら今後懸念されるであろう問題点を挙げています。

mRNAワクチンと重症心臓発作

2021年11月13〜15日に開催されたアメリカ心臓協会(American Heart Association;AHA)学術集会において、「新型コロナmRNAワクチン接種後に重症心臓発作(急性冠症候群:ACS)(※)の発症リスクが非常に高くなる」という発表がありました

この発表をしたスティーブン・ガンドリー博士の研究グループでは、以前より患者の血液中のバイオマーカーの測定値からスコアを算出し、そのスコアから今後5年間に発症する重症心臓発作を予測するPULS Cardiac Testという検査システムを診療に用いていました。

このスコアは、炎症性サイトカインであるインターロイキン16(IL-16)、アポトーシス誘導タンパクである可溶性Fas、そして血管内皮や心臓組織へのT細胞走化マーカーである肝細胞増殖因子(HGF)などの値から算出します。

<画像1>スティーブン・ガンドリー博士

研究グループではこれまで8年間にわたり、この検査を外来患者へ3〜6ヶ月毎に実施してきました。ところが、モデルナやファイザーのワクチン接種が始まってから、ほとんどの患者のPULSスコアに劇的な変化が起こるようになったのです。

そこで彼らは、こうした実際に生じている出来事の詳細を今回のアメリカ心臓協会で発表するにいたりました。

この研究の対象となったのは、心臓病予防外来に通院している566人の患者(28〜97才、男女1:1)です。患者はmRNAワクチンの2回目接種を終えてから2〜10週間後にバイオマーカーを測定し、ワクチン接種の3〜5ヶ月前に実施した検査値と比較しました。

接種後にIL-16は35±20から82±75、可溶性Fasは22±15から46±24、HGFは42±12から86±31と増加していました。結果として、PULSスコアによる今後5年間における重症心臓発作の発症リスクは11%から25%に増加したのでした。

また、本研究を発表するさらに2.5ヶ月後においてもこの傾向は変わりませんでした。

発表者のガンドリ−博士は「mRNAワクチン接種が血管内皮の炎症とT細胞の心筋浸潤を劇的に引き起こし、これがワクチン接種後の血栓症、心筋症および他の血管イベント(例えば脳卒中など)の増加を説明しうる」と結論付けました。

イギリスのニュース番組における、心臓病専門医の指摘

先に述べたアメリカ心臓協会のガンドリ−博士の発表は、世界中の研究者に大きな衝撃を与えました。

さらに11月26日にはイギリスのニュース専門放送局「GB News」で心臓病専門医アシーム・マルホートラ医師へのインタビューが行われ、その中で爆弾発言がありました。(参考文献内に動画リンクあり)

マルホートラ医師はガンドリ−博士の発表を解説し、次のように話したのです。

<画像2>GB News:心臓病専門医アシーム・マルホートラ医師へのインタビュー

「2〜3日前、イギリスのとある心臓病の研究施設の研究者から私に連絡がありました。ガンドリ−博士が発表したワクチンと心臓発作の関連について、その施設ではすでに心臓画像診断でほぼ同じような研究結果が得られました。

同施設では、この研究結果を公表するかどうかの会議が行われましたが、公表しないという結論にいたりました。研究結果を公表することで製薬会社からの研究費が受け取れなくなることを恐れたためです。私にこのことを教えてくれた研究者は怒っていました」

ワクチン接種が市民の健康に重大な害を及ぼす可能性があるという研究結果を、製薬会社からの研究費がストップされることを恐れて公表しないというのは、本来あってはならないことです。

しかし、ひょっとすれば同様のことはすでに世界中で起きていて、今回の件もその中の一例に過ぎないのかもしれません。

そして、マルホートラ医師は次のように締め括りました。

「この度のガンドリ−博士の発表で、ジグソーパズルのピースがはまったように思います。

イギリスでは2021年7月からコロナとは無関連の超過死亡者が1万人も出ており、その多くが心臓病や脳卒中で亡くなっています。さらには、自宅で突然死する人が30%ほど増加しています。

これは重要なシグナルです。ここで科学者はしっかりと製薬会社の影響を受けずに事実を明らかにしなければなりません。

もし、ワクチンと心臓発作の関連が正しければ、そしてこのまま世界中で強制的に接種が進められるようであれば、これまでの歴史を顧みても民衆はこれを絶対に許さないでしょう」。

今回の発表に対する一心臓病専門医としての考察

アメリカの心臓病専門医である私からみると、「5年間における重症心臓発作の発症リスクがワクチン接種により11%から25%にまで増加する」というのはとんでもない数値です。

これが本当であるならば、犯罪にも匹敵する恐れのある、直ちに対処しなければならない出来事と考えます。そして、今後発生する可能性がある問題点を下記にまとめます。

今後、懸念すべき問題点とは?
  1. 同研究から、ファイザー社やモデルナ社のmRNAワクチン接種により心臓や他臓器の血管に炎症、ひいては重症の心臓発作を引き起こす可能性があります。そのことから、すでに重症心臓発作を起こしている多くのワクチン接種者の存在を考えなければなりません。

    重症心臓発作では突然死を起こすことがあり、原因不明の家庭での突然死の中にワクチンによるものが相当数含まれているかもしれません。そして、これはごく稀な現象ではなく、ワクチン接種後にかなりの頻度で起きている可能性があります。
  2. この現象はワクチン接種後の一時的なものではなく、少なくとも3ヶ月あるいはそれ以上の長期間続く可能性があります。したがって、3回目のブースター接種によりさらに炎症が悪化し、重症心臓発作を引き起こす可能性も否定できません。

  3. 診断あるいは未診断の心臓血管疾患を有する中高年だけでなく、血管の炎症を有する自己免疫疾患患者、さらには(冠動脈の病変を有している可能性のある)川崎病の既往のある小児においても、mRNAワクチン接種後に長期間を経て重症心臓発作を引き起こす可能性があります。

おわりに

私はガンドリ−博士の研究結果の再確認がされるまでは、ブースター接種を含めてワクチン接種に慎重になるべきだと考えます。さらに健康な小児において、ワクチン接種は避けるべきでしょう。

そして、国際オーソモレキュラー医学会が提唱するビタミンC、ビタミンD、亜鉛などによる栄養療法で安全に新型コロナの感染予防と重症化予防を日頃から行うことを推奨します。

なお、今回ご紹介した論文の詳細内容についてAHA側で調査中とのことで、正式な論文として掲載されることを期待しています。




※原文では「急性冠症候群(Acute coronary syndrome;ACS)」とありますが、本稿ではわかりやすく「重症心臓発作」に置き換えています。急性冠症候群は、冠動脈粥腫(プラーク)の破綻とそれに伴う血栓形成により、冠動脈の高度狭窄または閉塞をきたして急性心筋虚血を呈する病態の総称で、不安定狭心症、急性心筋梗塞、心臓性突然死を含みます。





<参考文献>

・Gundry SR. mRNA COVID vaccines dramatically increase endothelial inflammatory markers and ACS risk as measured by the PULS cardiac test: a warning. Presented at: AHA Scientific Sessions 2021; November 13-15, 2021. Poster VMP41. https://www.ahajournals.org/journal/circ

・GB News(心臓病専門医アシーム・マルホートラ医師へのインタビュー)https://www.youtube.com/watch?v=gJ8t0qQ5R4I