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専門家が実践しているコロナ予防対策〜医師・水上 治先生の場合〜

『専門家が実践しているコロナ予防・対策』第一弾となる今回は、健康増進クリニックの水上 治先生が実際に行っているコロナ予防習慣についてご紹介いたします!

基本の対策はヘルシー習慣

私は長年ビタミンC点滴を定期的に受けていますので、正直なところ今回のコロナ禍においても個人的には全く動揺しませんでした。ですから、私のライフスタイルは、格別「コロナ」対応という訳でもありません。いつも通りできるだけヘルシーに毎日を過ごそうと日々努めている次第です。

栄養豊富な未精白穀物

私は半世紀玄米食を続けています。未精白穀物は諸栄養素、特にビタミン・ミネラル・脂肪・食物繊維につき白米より優れています。(欧米でははっきりと未精白穀物が推奨されているのに、なぜ日本の厚労省は推奨しないのか疑問です)

本当は未精白のパンも好きなので、ライ麦パンが浸透しているドイツなどと違って簡単に購入できないのが残念です。時々全粒粉のパンを見つけてきては冷凍保存し、温めて食べています。マーガリンは一切摂取しません。根っからのバター党です。

タンパク質は植物性を中心に

長年の間、基本的に肉は摂っていません。脂肪とアミノ酸組成が生活習慣病を招きやすいと考えていますし、加工肉にも問題があると感じているためです。代わりに大豆などの植物性タンパク質をメインに摂っています。魚の脂肪はヘルシーです。ただ、水銀などの汚染が少し心配なのが率直な個人的意見です。

発酵食品と和食

国際的には塩分制限が勧められますが、私は味噌や醤油といった発酵食品をなるべく多く摂るようにしています。例えば、味噌はACE阻害作用※1があるので、食べるとむしろ降圧します。味噌汁毎日3杯以上で胃ガンや乳ガンリスクが半減するとも言われています。

日本は長寿大国として知られていますが、その背景には和食があるでしょう。生野菜も食べはするものの煮野菜を好んで食べる傾向にあります。

※1) アンジオテンシン変換酵素を阻害することで血圧を下げる。ACE阻害薬は一般的に降圧薬として知られている。

甘いもの好きだからこそ糖質の摂り方にはこだわりあり

果物そのものには繊維が含まれているので血糖を不自然に上げません。そのため、私は季節の果物を楽しんでいます。ちなみに果物ジュースは飲みません。甘いもの好きで糖質の摂取には注意を払っていますが、具体的には下記のような点に気をつけています。

  • なるべく砂糖よりも黒砂糖を選ぶ。
  • 蜂蜜は生で摂る。メイプルシロップも摂る。

生活習慣

私は昼晩の2食生活を続けています。カロリーとしてはおそらく1600キロカロリーほどでしょうか。それから、栄養補助として総合→ビタミン・ミネラル剤を毎日飲んでいます。

運動はといえば、週2回の自宅での筋トレ(バーベルに腕立て伏せ・腹筋など)、有酸素運動としてのボート漕ぎ運動や固定自転車をこなしています。今まではジョギング・サイクリング・水泳をやってきましたが、これらは年とともに卒業しました。また、ビタミンD生成のために意識的に外を歩いて日光を浴びるようにしています。日光浴は寒い時期、ましてやコロナ禍の今こそ気分転換に最適です。

こうしてまとめてみると我ながら健康的な生活を送っているなと感じます。

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