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コロナ禍の今こそ伝えたい「ファスティングホテル」の魅力

この記事の執筆者

鎌倉元気クリニック

一般社団法人日本オーソモレキュラー医学会 代表理事。鎌倉元気クリニック 名誉院長。 杏林大学医学部卒、同大学院修了。 医学博士。杏林大学保健学部救急救命学科教授を経て、2008年より国際統合医療教育 ... [続きを見る]

2021年、ファスティングに特化した宿泊施設「小谷流の森」が千葉県八街市にオープンしました。今回は、小谷流の森を運営する株式会社ユニマットプレシャスのPRスーパーバイザーにファスティングホテルの特徴や魅力を伺ってきました。

「ファスティングホテル」誕生秘話

柳澤:ユニマットプレシャスさんは昨年、ファスティングホテル「小谷流の森」をオープンされました。どのような思いからこうした施設をオープンされたのですか?

小谷流の森PRスーパーバイザー(以下PR担当と記載):私自身がファスティングに助けられた経験が大きく影響しています。以前、病を患い生死の狭間を彷徨うこととなり、それまで仕事に明け暮れる生活を送っていましたが、それどころではなくなってしまいました。

そこで、藁にもすがる思いでファスティングを行ってみたところ、何とか健康を持ち直すことができたのです。この経験を代表に伝えたところ「ファスティング、興味深いね」とのお返事があり、1つのプロジェクトとしてスタートすることになりました。

やすらぎ、自分と向き合うためのファスティング

PR担当:もともと弊社では他にもホテル事業やゴルフ事業、コーヒー事業などを展開していますが、グループ全体が掲げるキーワードとして「ゆとり」と「やすらぎ」があります。

というのも、その時々の体調や置かれている立場は人それぞれ異なり、だからこそ自分の体と向き合って“やすらぎ時間”のスイッチを押せるように何かサポートできないかという思いがあったためです。今回のファスティングホテルの設立は、このような流れから生まれたのだと思われます。

柳澤:日本オーソモレキュラー医学会でも講演プログラムの1つのテーマとしてファスティングをピックアップしたり、ファスティングに関する情報配信を行っています。私としても、健康のレベルを高める時、より健康になりたい時にファスティングは非常に役立つものだと考えています。

一般的にファスティングというと「断食」のイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、実際にはファスティングといっても多種多様で、アメリカでは大学の研究対象になるほど注目されるテーマでもあります。そうした中で「ファスティング」を主役にした宿泊施設というのはこれからの時代、日本においても新しい風になるのではと期待しています。

2つのこだわりのファスティング・プラン

柳澤:宿泊時にはどのようなファスティングを行うことになるのでしょうか。

PR担当:小谷流の森では2つのファスティング・プランを用意しています。まず、ファスティングを初めて行う方や周期的に行いたいという方にはベーシック コース、ファスティングを継続的に行いたいという方にはエステプロ・ラボ コースがおすすめです。

「ベーシック コース」では野菜などをジュースやスープにして、「エステプロ・ラボ コース」ではアシスト食や酵素ドリンクをお召し上がりいただきます。

<写真1>ファスティング食の一例(エステプロ・ラボ コース)

健康状態の把握に役立つヘルスサポート

PR担当:先ほどお伝えした2つのファスティング・プランどちらをご選択いただいた場合でも、宿泊初日と宿泊最終日に健康状態を測定させていただいております。血流や毛細血管の状態を観察できる機器、AGEs※1値を測定する機器を備え付けており、短時間でご自身の現在の健康状態の把握が可能です。なお、健康チェックシートはその場で印刷するので、お持ち帰りいただき時々見返していただければと思います。

柳澤: AGEs値は、自分のこれまでの食習慣に対する“通信簿”のようなものかもしれません。仮にイマイチな結果が出たとしても、「どういったことに気をつけていこうか」と今後の食習慣を改善するためのヒントになればそれも大きな1つの収穫です。

それにビフォー・アフターを比較できるとファスティング実施期間の効果が可視化されるので、モチベーションの維持にもつながりそうです。


※1:AGEs(最終糖化産物):糖質の過剰摂取などにより蓄積する老化物質。

ワーケーションにも対応した設備

柳澤:オンラインミーティングを頻繁に行っている身として、気になるのがwi-fi環境です。

PR担当:昨今の状況からリモートワークの需要が増えていることもありますので、館内では快適にワーケーションを過ごしていただけるよう、Wi-Fi環境も整えています。

柳澤:良くも悪くも、多くの現代人にとってパソコンやiphoneといった電子機器はなくてはならない存在だと思います。私が以前アメリカでファスティングを行った時は、電話すら使用禁止という厳しい制限が設けられてました。さすがにこうなると、期間中は仕事上のやり取りも一切できなくて不安に感じたことを今でも覚えています。だからこそWi-Fi環境も整えられているということで、より気軽に利用できて嬉しいです。

PR担当:ベーシックなスタンダードツインルームではデスクスペースも用意していますので、会議などリモートワークを行われながらの宿泊の場合はこちらのお部屋もおすすめです。

天然温泉と豊富なオプション

<写真2>広々としたライブラリーでくつろぎ時間を


PR担当:小谷流の森では“断食道場”ではなく、もっと楽しくご利用いただけるように瞑想やヨガといったフリープログラムや様々な追加オプションメニュー※2を揃えています。ご宿泊の方には徒歩圏内の天然温泉「小谷流温泉 森の湯」も無料でご利用いただけます。(1泊につき1回)

柳澤:温泉で1日の疲れをリフレッシュできるのは嬉しいですね。


※2
①水素吸入:抗酸化作用がある水素を含めた蒸気ガスを鼻から吸引することで、体に溜まった活性酸素の排出を促す。
②ボディメイク:30分で2万回の筋トレ効果を得られる電磁力マシンを気になる箇所に当て、健康的なボディラインに導く。
③ハーブ蒸し:韓国発の民間療法。ラベンダーやよもぎを煎じた蒸気で下半身を温めることで生理不順や更年期障害、冷え性改善効果が期待される。

徹底した感染症対策

柳澤:コロナ禍の今、感染予防対策について気になる人も多いと思いますが、小谷流の森ではどのような対策を行っていますか?

PR担当:ご利用いただく方に安心してお過ごしいただけるように感染対策は徹底しています。施設内各所における手指消毒アルコールの設置やフロントカウンターの仕切りボードはもちろん、スタッフの健康状態のチェックも行っています。また、チェックイン時には全ての方に検温を含めた健康状態の確認をさせていただいております。そして換気対策として、客室を含む館内のエアコンは全て24時間稼働させています。

今、伝えたいこと

PR担当:ファスティングというと「痩せたい」「きれいになりたい」美意識の高い女性が行うものと認識されていたり「ファスティング=苦しい・辛い」というイメージをお持ちの方もいるかもしれません。しかし、一言でファスティングといえど多種多様で、リラックスしながら自分の体の状態を知るためのツールとしても役立ちます。好きな場所に好きなタイミングでなかなか行きにくい今日において、なかなかリフレッシュできずに疲れが溜まっている方も多いのではと思います。

「息詰まってる」「一度心身ともにリセットしたい!」そんな時には、こうした場所もあるのだと思い出してもらえたら、そして気が向いた際には是非お越しいただけたら嬉しいです。




*今回ご紹介したファスティングホテル「小谷流の森」の詳細はこちらの公式ホームページよりご覧いただけます。

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