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カラダづくりのトレンド

この記事の執筆者

トータル・ワークアウトプレミアムマネジメント株式会社

世界トップレベルの確実な結果を求められるミス・ユニバース、女優、俳優、トップモデルなど数々の著名人や、オリンピックで金メダルを獲得したアスリートまで、ボディメイク最後の駆け込み寺と呼ばれ20年以上絶大 ... [続きを見る]

健康の定義は今も昔もさほど変わりませんが、美しいカラダは時代によって変化します。

1990年代の日本は、とにかくシェイプされたカラダ、俗に言う“痩せ型”といわれる華奢なカラダつきが人気でした。当時の女性たちはこぞって体重を落とすことに全力を尽くしました。「デトックス」や「カロリーダウン」などその手法も、引き算が成立するものが主流で、とにかく摂取するものを減らすという考え方でした。私はパーソナル・トレーナーという職業について25年になりますが、この時代が一番日本人のカラダづくりの概念が揺れ動いた時期だった印象を受けます。

「Diet」これは誰もが耳にする言葉ですが、辞書で引くと「正しい食事法」と記載されています。けれども、いつの間にか痩せる方法が「Diet」という言葉となり、その言葉だけが先行してしまったように思います。時代が裕福になり欲しいものが手に入るようになると、美の定義は努力や制御が必要なものに価値を見出します。その行く末が1990年代の「痩せ型」カラダのトレンドにもつながっていたのでしょう。

2000年も10年が過ぎた頃には、美しいカラダの定義が減らすことより増やすこと。そう「積み上げ」「作り出す」ものへと変化していきます。現代社会の美の定義は「しなやかかつアクティブなカラダ」。つまり、痩せているだけではなく、筋肉のラインが表目に現れ、そして血流の良さを動きが表現してくれる、アクティブなカラダのことを指します。見せかけだけでない、動きを伴う美しさが求められます。

カラダづくりは「食事9割・運動1割」の割合だと私は常々思っています。現代社会の美の定義においては、この食生活のコントロールこそ重要な役割を担っているのです。大切なのは、どんな栄養素をどのくらい、いつ摂取するかということです。そして、2020年を迎える日本においても、徐々にカラダづくりに特化した食の考え方(LA(=健康的でパワフルなロサンゼルス)/NYC(=繊細でスタイリッシュなニューヨークシティ))を取り入れるようになり「質にこだわる時代」へと変化しています。

「高タンパク質」「低糖質」の食事は今や常識です。では、どのようなたんぱく質を摂取するのか。どのような糖質が必要となるのか。我々パーソナル・トレーナーがクライアントに指導する食生活も「質」を重要視した内容に移り変わっているのです。

移り変わる美の定義

健康の定義は今も昔もさほど変わることはありません。しかしながら、美しいカラダの定義は、トレンドと同じく時代によって変化します。1990年代の日本は、俗に言う“痩せ型”とにかくシェイプされて華奢なカラダつきが人気でした。この時、女性はこぞって体重を落とすことに全力を尽くし、「デトックス」や「カロリーダウン」などその手法も引き算が成立するものが大半を占めていました。

時は流れ2000年も10年が過ぎた頃には、美しいカラダの定義が減らすことより増やすこと。そう、“積み上げ”て“作り出す”ものへと変化していきました。現代社会の美の定義は「しなやかで、アクティブなカラダ」です。これは、痩せているだけではなく筋肉のラインが表目に現れ、そして血流の良さを動きが表現してくれる、アクティブなカラダのことを指します。見せかけだけでなく、動きを伴う美しさが求められる時代が到来したのです。

カラダづくりには「食事9割・運動1割」

私たちがカラダづくりをする上で最も大切なのは「何を食べるか」ということです。運動は頑張っても週に2回から3回程度で、下手をすると0回という週も出てくるのではないでしょうか?一方で、食事の回数は、仮に1日3回としても21回の食事を1週間で行うことになります。まさにカラダが影響を受け、順応するのは運動よりも食事と言えます。

それでは、何を食べることが良いとされるのでしょうか?

我々が口にする食べ物は、すべて栄養素から成り立っています。つまり、カラダの形を変えるためには、栄養素をその時々でチョイスする必要があります。カラダの中で気になっているのが“ポッコリお腹”や“ぽってり脇腹”という人は少なくないと思います。これらは一般的に皮下脂肪として認識されます。こうした皮下脂肪を効率よく減らすには、一昔前は有酸素運動が良いとされていました。

しかし、きちんとしたレベルで有酸素運動を実施するのは案外難しいものです。自分ができるMAXの運動を100%として、70~85%の運動強度になる運動を少なくとも20分以上継続して行わなければならないからです。どのような強度かと言いますと、例えるなら走っている最中に話しかけられ、苦しいながらも何とか応対できるぐらいの運動強度です。完全に息が上がってしまって返答できない時、逆に楽々返答できる時に脂肪は燃えていないのです。そもそも、そんな微妙な調整が必要となる運動を長時間続けること自体に効率の良さを感じません。

そこで注目を浴びたのが“糖質を減らす”という概念です。メインとなるエネルギー源を制限することで、もともと持っている脂肪を非常用のエネルギー源として使うというものです。糖質を制限すればするほど、体脂肪が燃焼していくのを5日~1週間ほどで感じると思います。しかし、ただ糖質を減らすだけでは、肝心な筋肉まで落としてしまうことになります。その結果、筋肉が減ったカラダ、つまり代謝の悪いカラダになってしまいます。また、カラダが回復や構成する様々な部品となるタンパク質は必ず食べなければならない、ということにも気付くと思います。健康的で、なおかつ美しいカラダを手に入れるには、こうして体脂肪を高タンパク質で低糖質、低脂肪の食生活によって作ることが大切なのです。

「タンパク質」なら何でも良いわけではない

このご時世、コンビニエンスストアに行けば食材は24時間いつでも手に入ります。味も良い上にその品数も多く、何不自由のない食事を手にすることが可能です。しかし、コンビニエンスストアにあるお惣菜やお弁当、おにぎり、サンドイッチなどには、保存料や化学調味料が多く含まれています。よって、調理の過程でカラダに必要な栄養素は壊れてしまっているのです。

あなたがタンパク質だと思って手にしたそのチキン。それがほぼ栄養価のないものになっていたとしたら、どうでしょう?それはタンパク質としては機能しないものであり、“エンプティカロリー”と呼ばれるものであることに気付きます。とは言っても、保存料を使わず、無添加の食品を探すことはなかなか困難です。

そこで私たちパーソナル・トレーナーは、そのクライアントに失われた栄養素を何らかの形で補充しながら食べる方法をお伝えしています。それがキヌアやチアシード、スピルリナに代表される「Super Foods」と一緒に召し上がっていただくという手法です。12種類以上のカラダに必要な栄養素を持った食品を「Super Foods」といいます。この「Super Foods」を上手く利用して、確実な栄養摂取を行うことが、これからのあなたのカラダをつくる上で重要になることは間違いないでしょう。

池澤 智 (イケザワ トモ)先生の関連動画

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