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【国際栄養医学シンポジウム2022連動記事 第8弾】予防医学では栄養と食品がキープレイヤー 

この記事の執筆者

早稲田大学 ナノ・ライフ創新研究機構 規範科学総合研究所ヘルスフード科学部門

2022年9月18日、19日の2日間で開催する「国際栄養医学シンポジウム2022(日本オーソモレキュラー医学会 第4回総会)」では、健康・栄養分野において活躍されている著名な講師陣をお招きし、多彩なプログラムをご用意しています。

さらに今回は、初の試みとなる日本オーソモレキュラー医学会ならびに点滴療法研究会の合同開催となります。

JSOMウェブメディアでは本学会の開催に先立ち、各講師の講演内容について順次ご紹介していきたいと思います!第8回目となる今回は、1日目・18日にご講演いただき、日本オーソモレキュラー医学会 第4回総会の名誉会頭を務められる矢澤 一良先生の「予防医学では栄養と食品がキープレイヤー」をピックアップし、ご紹介いたします。

ウィズバイラスと超高齢社会

これからの時代、感染症パンデミックは一時的な流行ではなく、いつでも起こり得るという認識(ウィズバイラス:with Virus)に基づいて予防対策を万全に行うこと、また、3年後、否応なしに迎える「団塊世代の後期高齢者化」(2025年問題)の流れに対応する方法は、共に予防医学が基本概念になると考えている。

「オール世代フレイル」

科学的なエビデンス、機能のメカニズムの理論的根拠と安全性を有する栄養と食品にフォーカスを当て、身体的・精神的機能を向上し、結果としてヒトの健康の維持増進、QOLの向上、予防医学や「一向に縮まらない平均寿命と健康寿命の差の改善」に役立つような食品素材や機能性成分の研究・開発を行うことは、「新時代栄養医療」において極めて重要である。

フレイル(虚弱)は、一般的には高齢者に生じる問題として認知されている。しかし、より広義で捉えた「フレイル」を理解するならば、子どもたちの栄養や食の偏り、あるいは過剰な痩せ志向の女性における健康問題など、「オール世代フレイル」での視点を持つ必要がある。

また、世代別に加えて発症臓器別、メカニズム別にフレイルを考察することで、それぞれの「傾向」と「対策」が視えてくる。

栄養と食による予防医学

ウィズバイラス新時代におけるオール世代フレイル対策としての予防医学では、栄養と食品に関連する多岐にわたる視点からのアプローチが重要になるだろう。詳細は当日に。




※矢澤 一良先生の講演は、9/18(日)10:00より開始予定となっております。

※国際栄養医学シンポジウム2022へ参加ご希望の方は、こちらよりお申し込み下さい。

講演プログラムの演題は配信日時点のものとなります。当日変更となる場合がございますので、その点ご留意いただきますようお願い申し上げます。

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