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ビタミンC点滴は敗血症治療の福音となるか
日本集中治療医学会が作成した日本版敗血症診療ガイドラインによると、敗血症は、感染によって発症した全身性反応性症候群(SIRS)と定義され、重症化すると死亡率が40%程にまで上昇する恐ろしい病気の一つです。それゆえ、早期発見が治療のカギとなります。
そんな中、米国・東バージニア医科大学のDr.マーリックらは、2016年11月のChest誌において「重度敗血症及び敗血症性ショックのためのビタミンCとチアミンとヒドロコルチゾン投与が死亡率を低下させた」と発表しました。
この発表は、敗血症の治療にビタミンCとチアミンとヒドロコルチゾンの併用が効果的であったことを示唆しています。
現在、敗血症の治療は抗菌薬の投与と輸液が中心ですが、オーソモレキュラー医学では高濃度ビタミンC点滴などの抗酸化物質の投与により、治療効果を上げる可能性があると考えています。
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