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【国際栄養医学シンポジウム2022連動記事 第11弾】線維筋痛症における栄養療法と点滴療法

2022年9月18日、19日の2日間で開催する「国際栄養医学シンポジウム2022(日本オーソモレキュラー医学会 第4回総会)」では、健康・栄養分野において活躍されている著名な講師陣をお招きし、多彩なプログラムをご用意しています。

さらに今回は、初の試みとなる日本オーソモレキュラー医学会ならびに点滴療法研究会の合同開催となります。

JSOMウェブメディアでは本学会の開催に先立ち、各講師の講演内容について順次ご紹介していきたいと思います!第11回目となる今回は、2日目・19日にご講演いただく姫野 友美先生の「線維筋痛症における栄養療法と点滴療法」をピックアップし、ご紹介いたします。

線維筋痛症における栄養療法と点滴療法

線維筋痛症(FM)の疼痛発症機序については、脳内の痛みシグナルの誤作動、痛み感受性の増大、筋肉細胞の過剰収縮などがいわれている。また、発症の要因としては、外傷・手術・ウイルス感染などの外的要因と、ライフイベント・経済的困窮などの生活環境の変化に伴う精神的ストレスが挙げられている。

FMは疼痛のみならず、多様な精神神経症状や自律神経症状などの副症状を伴うことが知られている。しかしながら、現在の標準治療では、薬物療法、認知行動療法、運動療法、神経ブロックなどの対症療法に留まり、原因治療には至っていない。

これらの主症状・副症状の発症機序をオーソモレキュラー医学的見地から分析すると、そこには細胞機能の異常と炎症の存在が推測される。

その原因として考えられるのは、①必要栄養素の欠損 ②酸化ストレスの亢進 ③潜在性感染症 ④病巣感染 ⑤有害金属の蓄積 ⑥腸内環境の悪化 などである。

実際に、オーソモレキュラー医学に基づいた栄養療法、点滴療法、感染症対策、有害金属の排泄、腸内環境の改善などによってFMの主症状および副症状の軽快あるいは消失をみた症例が多くある。本学会ではこうした症例について報告する。





※姫野 友美先生の講演は、9/19(月・祝)9:30より開始予定となっております。

※国際栄養医学シンポジウム2022へ参加ご希望の方は、こちらよりお申し込み下さい。

講演プログラムの演題は配信日時点のものとなります。当日変更となる場合がございますので、その点ご留意いただきますようお願い申し上げます。

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