慢性炎症は、がんや認知症をはじめ、ほぼ全ての不調や疾患の根底にあり、治療と予防の鍵を握る。 本講演では、慢性炎症を軸に、日本人の体質や戦後の食生活の変化が健康に及ぼした影響を再考し、慢性疾患の予防につながる知識を共有する。 「20年後の日本をどう創るか」を前向きに描き、医療専門家の意欲を高める契機としたい。

食は栄養的価値にとどまらず、cross-kingdom-regulationによって、土壌微生物、植物などの生態系と口腔-腸内微生物叢、人をつないでいる。 Human systemをeco systemと再接続し、人と環境の関係性再構築からPlanetary Healthを捉え、農-食-歯-医の連携(Agri-Dent-Medicine)による 微生物循環学を提案する。

都市は「美容整形（Plastic Surgery）」のように人工的に整えられたが、栄養の循環を断ち切り老骸化が進む。 一方、里山は「有機形成（Organic Surgery）」によって水 の涵養・微生物と菌糸・栄養循環を活かし、土中環境が生命を支えてきた。 本講演では、都市と里山の対比を通じて、プラネタリーヘルスと栄養の視点から未来の健康を考察する。

50代女性のターボ癌を経験し、死後、免疫染色等で病理学的分析を行った。 患者が接種したロットは100％死亡しているロットとして報告されているものであった。 ファイザー製コロナワクチンをET3674→EY2173の順に接種した人のその後を調べてみたら75人中、全員死亡していたというデータである。

口腔の健康が腸内細菌・全身の炎症制御に影響を及ぼすことが明らかになってきた。
本講演では、栄養の視点を取り入れた歯科医療の最新知見と、腸内フローラや抗酸化療法の実践例を紹介。 さらに、環境と調和したプラネタリーヘルスの視座から健康寿命の延伸に貢献する歯科医療の役割を考察する。

腸内環境の健全化に対し様々なアプローチが提唱されているが、消化管の上流である口腔内細叢の健全化にも注目していただきたい。
口腔は容易に細菌供給源となり、胃酸で分解しきれず消化管に定着、胃がん・大腸がん・認知症などとの関連が指摘されている。 本講演では歯科の特殊性を踏まえ、明日から活用できる口腔アプローチについてご紹介する。

抄録未定

日本オーソモレキュラー医学会は英国のFOOD for the BRAIN財団の認知機能テストを市民に無料で提供し、栄養療法による成人のアルツハイマー病予防を普及させている。 2025年にスタートする「子どもの認知機能の向上を普及させるスマートキッズ& ティーンズプロジェクト」について解説する。

This presentation delves into the insidious effects of environmental toxins, including heavy metals, microplastics, and harmful radiation, on human metabolism. It explores how these anti-nutritional agents can disrupt biochemical pathways, leading to diminished nutrient absorption and utilization, which are critical for maintaining health. We discuss potential orthomolecular approaches to mitigate these effects and restore metabolic balance in affected individuals.*

講演では重金属、マイクロプラスチック、有害な放射線などの環境毒素が人間の代謝に及ぼす見えにくい影響について掘り下げます。 これらの抗栄養因子が身体の生化学的経路をどのように妨害し、健康維持に不可欠な栄養素の吸収や利用を低下させるのかを探ります。 さらに、こうした環境毒素による影響を軽減し、代謝のバランスを回復するためのオーソモレキュラー的アプローチについて考察します。