講演詳細
DAY1 2024年9月15日(日) 9:00開場
DAY1
●10:10-10:55
オーソモレキュラー医学の
過去・現在・未来
20数年前、金子雅俊先生によって日本に紹介された分子整合栄養医学は、溝口徹先生や、 日本に点滴療法を導入された柳澤厚先生の御尽力により、オーソモレキュラー医学として発展し、 多くの医療従事者や企業、一般の方々の賛同を得てここまでの広がりを見せてきた。 国が予防医療の重要性を強調する中、この医学が国民にWell-beingをもたらすためにできることは何か、その方法論を探る。
医療法人友徳発心会
ひめのともみクリニック 理事長
姫野 友美
Tomomi Himeno M.D.,Ph.D.
医療法人友徳発心会
ひめのともみクリニック 理事長
姫野 友美
Tomomi Himeno M.D.,Ph.D.
1978年 | 東京医科歯科大学医学部卒業 | |
1979年 | 九州大学医学部付属病院 心療内科勤務 | |
1980年 | 北九州市立小倉病院 内科勤務 | |
1986年 | Mayo clinic Emergency Room(U.S.A) Visiting Clinician | |
1987年 | 東京都立広尾病院 麻酔科勤務 | |
1989年 | 木原病院勤務 | |
1998年 | テーオーシービル診療所 心療内科勤務 | |
2002年 | 女性のための生涯医療センターViVi 心療内科非常勤勤務 | |
2005年 | ひめのともみクリニック開設 | |
2006年 | 日本薬科大学 漢方薬学科 教授就任 ※2021年 退官 | |
日本心身医学会専門医(評議員)、日本東洋医学会専門医、日本心療内科学会登録医(評議員)、 日本温泉気候物理医学会温泉療法医、麻酔科標榜医、日本オーソモレキュラー医学会理事、 一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所理事、医療法人八女発心会理事、点滴療法研究会ボードメンバー | ||
現在、ひめのともみクリニック院⻑として、オーソモレキュラー栄養医学に基づいた栄養療法や点滴療法、 バイオロジカル療法を組み合わせた独自のメディカルプログラムで個々人に合わせたオーダーメイドの治療を行っている。 そのかたわら、ストレスによる病気・症候群などに関するコメンテーターとして、 テレビ東京系列『主治医が⾒つかる診療所』等のテレビ番組や新聞・雑誌等で活躍中。 | ||
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●10:55-11:20
不安や学習障害などに悩む
子供への医療介入
子供のこだわりや食べ物の好き嫌い、不安や癇癪、多動性などは性格と見なされ、記憶力や集中力の低下、 文字の乱れやケアレスは努力不足と考えられがちである。しかし、これらの症状に悩む子供たちは脳に炎症が起きている可能性がある。 バイオメディカルアプローチで解決策を見つけ子供たちの潜在能力を引き出す治療を紹介。
スクエアクリニック
院長
本間 良子
Ryoko Homma M.D.
スクエアクリニック
院長
本間 良子
Ryoko Homma M.D.
聖マリアンナ医科大学卒業 1999年 | ||
日本抗加齢医学会評議員 | ||
日本抗加齢医学会評議員専門医 | ||
米国抗加齢医学会フェロー | ||
米国発達障害児バイオロジカル治療学フェロー | ||
(Medical Academy of Pediatric Special Needs) | ||
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●11:20-11:45
こどものトラブルと栄養の関係
ポイントはDHA!
発達障害という概念が広く知られるようになり、栄養療法などを試みる患者や家族が増えてきている。 当クリニックでは主に血液検査データと詳細な問診データから食事指導と必要な栄養素をサプリメントを用いて補充している。 本講演では、発達障害のこどもの治療に欠かすことができないDHAについて、その作用機序の考察と実際の患者の治療経過を紹介し 栄養療法の可能性について紹介したい。
医療法人回生會 みぞぐちクリニック
院長
溝口 徹
Toru Mizoguchi M.D.
医療法人回生會 みぞぐちクリニック
院長
溝口 徹
Toru Mizoguchi M.D.
1990年 | 福島県立医科大学卒業 |
1994年 | 国立循環器病センターレジデント |
1995年 | 横浜市立大学医学部麻酔科学教室 助手 |
2003年 | 新宿溝口クリニック開設 |
2014年 | 社)オーソモレキュラー栄養医学研究所開設 代表理事就任 |
2021年 | みぞぐちクリニック開設(新宿より移設) |
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●11:45-12:10
SNPs遺伝子検査の臨床応用
200以上の遺伝子の5000変異部位をシークエンスするSNPs遺伝子検査を用いることで、 神経伝達物質やミトコンドリアの代謝機能を調整することが可能となった。 SNPs遺伝子検査によりビタミンやミネラルの適切な補充法や解毒の最適方法を提案することが容易となり、 アンチエイジング外来が新たなステージに入った。
スクエアクリニック
副院長
本間 龍介
Ryusuke Homma M.D.,Ph.D.
スクエアクリニック
副院長
本間 龍介
Ryusuke Homma M.D.,Ph.D.
聖マリアンナ医科大学卒業 1999年 |
聖マリアンナ医科大学大学院博士課程修了 2005年 |
日本抗加齢医学会評議員 |
日本抗加齢医学会評議員専門医 |
米国抗加齢医学会フェロー |
米国発達障害児バイオロジカル治療学フェロー (Medical Academy of Pediatric Special Needs) |
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●12:10-12:35
栄養療法2.0
病気の改善には健康増進とは異なるプログラムが必要です。私は健康増進に対する栄養療法を1.0、 病気の改善に対する栄養療法を2.0と呼んでいます。 医療関係者の方向けに栄養療法2.0の治療内容と組み立て方についてお話しします。
臨床分子栄養医学研究会
代表
宮澤 賢史
Kenshi Miyazawa M.D.
臨床分子栄養医学研究会
代表
宮澤 賢史
Kenshi Miyazawa M.D.
問診事項と多くの血液、尿、唾液検査などにより疾患の原因を追究し、その原因に対する根本治療を行っている。 2001年から栄養療法を開始 ライナスポーリング博士の提唱する分子整合栄養医学を医療に取り入れた観点からの医療を展開。 がんから糖尿病、リウマチ、精神疾患まで扱う範囲は幅広く、25,000人以上に対して栄養療法の診療、データ解析、監修を行ってきた。 | |
1995年 | 東京医科大学医学部卒業 |
2001年 | 栄養療法を開始 |
2007年 | NPO法人高濃度ビタミンC点滴療法学会設立 |
2012年 | 分子栄養学実践講座主宰 |
2014年 | 医科歯科連携診療普及協会 設立 |
2015年 | 臨床分子栄養学研究会 設立 |
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●14:30-15:00
ヒューマンヘルスからプラネタリーヘルスへ
~今、医療・ヘルスケア業界に求められる大転換(グレートトランジッション)~
2015年『The Lancet』において提唱され、国際的に推進される「プラネタリーヘルス」。 学際的研究と分野横断的実践が求められる今、食を通じた健康とウェルビーイングを実践してきた栄養療法の分野から、 食から農、農から環境の土壌、生態系へと拡張する。世界人類の標準食として「プラネタリーヘルス・ダイエット」も紹介。
tenrai株式会社
代表取締役/医師/産業医
桐村 里紗
Lisa Kirimura M.D.
tenrai株式会社
代表取締役/医師/産業医
桐村 里紗
Lisa Kirimura M.D.
2004年、愛媛大学医学部医学科卒業。分子整合栄養医学や腸内細菌学等を用いた予防医療から生活習慣病、 在宅診療まで総合的に臨床医療に従事。 2018年、tenrai株式会社を設立し、人を含む地球全体の健康・ウェルビーイングを目指す 「プラネタリーヘルス」を推進。 |
2022年9月より東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻道徳感情数理工学の主宰とともに 共同研究員として、量子ゲート数理「四則和算」をもとにした量学、 感情や感性を可視化する技術ST(sensibility technology)を社会応用。 |
2022年11月、鳥取県江府町とプラネタリーヘルス連携協定を締結。 2023年9月、公益財団法人日本ヘルスケア協会プラネタリーヘルスイニシアティブを設立し、代表に就任。 |
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●15:00-15:25
アスリート栄養療法
アスリート栄養療法とは
1)個体差とドーズレスポンスを考え
2)生化学的裏付けをもったアプローチをし
3)パフォーマンスアップのための根本的な要因を見つけることにあります。
今回分子栄養学的観点から体内の細胞を分子レベルで活性化させるための栄養摂取についてお話しします。
アクアメディカルクリニック
院長
寺田 武史
Takeshi Terada M.D.
アクアメディカルクリニック
院長
寺田 武史
Takeshi Terada M.D.
1995年 東邦大学医学部卒 同大学外科学第3講座入局後、消化器外科で(肝胆膵外科)消化器癌を専門に診療。 10年間の大学病院勤務中最新最善最良の医療を心掛けるも、その甲斐虚しく亡くなってしまう患者さんを見て、 現代医療に限界を感じ、「なぜ人は病気になるのか?」を考え、「がんを治す医者であり、がんを作らない医者」 を目指すべく「アクアメディカルクリニック」を開業する。 その後、分子栄養学と出会い、自身の目指すべき本当の医療を探し始めるようになる。 元々中・高・大学とバスケットボールに明け暮れた運動好きが高じて始めたトライアスロン。 10年以上世界を転戦し続けているIRONMANレースも早12年が経過。 現在は、専門の消化器疾患をはじめ、高血圧や糖尿病を中心とした保険診療をメインとした診療を行う傍ら、 心身の健康管理、栄養管理を含め、日本人オリンピアンの金メダルの数を増やすべく、 またアスリートの選手寿命を1年でも伸ばすべく、日々分子栄養学を基にした栄養指導を続けている。 |
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●15:25-15:50
オーソモレキュラー×
多視点のスポーツ栄養
今季、現役25年目となるJリーガーの夫、山瀬功治をスポーツ栄養に植物療法や細胞環境デザイン学を柔軟に組み合わせてサポート。 2022年より本大会長である姫野友美医師率いるひめのともみクリニックと夫がスポンサー契約。 オーソモレキュラー療法との更なる融合でどのように変化、向上したのかをお話しする。
アス飯
料理研究家
山瀬 理恵子
Rieko Yamase
アス飯
料理研究家
山瀬 理恵子
Rieko Yamase
一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONE 第4期生 アスリート向けの料理を中心とした料理研究家。元小学校教諭。 専門分野は植物化学成分療法・分子整合栄養医学・スポーツ栄養食。三浦知良選手を越え、 遠藤保仁選手に並ぶJリーグ歴代トップタイの24年連続ゴール記録及びJ2最年長ゴール歴代3位記録&J リーグ通算出場数歴代4位記録となる644試合越えを達成した、 サッカー元日本代表今季プロ25年目となる現役Jリーガー山瀬功治は夫。(レノファ山口所属)今季は前人未到、日本新記録となる25年連続ゴールを目指す。 https://yamasefamily.com/rieko-yamase |
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●15:50-16:15
アスリートの腸内細菌と
オーソモレキュラー
アスリートの腸内細菌は多様性が高く酪酸菌が多いという特徴があり、コンディションに大きく影響しています。 我々が摂取する栄養は自分の体が直接吸収するだけでなく、腸内に住んでいる微生物の栄養にもなって体調維持に貢献しているのです。 腸内細菌を理解することは、より適切な栄養摂取方法の理解に繋がります。
AuB株式会社
代表取締役
鈴木 啓太
Keita Suzuki
AuB株式会社
代表取締役
鈴木 啓太
Keita Suzuki
1981年生まれ、静岡県出身。 小学生よりサッカーをはじめ、中学校時代は全国制覇を成し遂げ、高校はサッカー強豪校・東海大翔洋高校へ進学。 2000年に浦和レッズに加入後、日本代表 にも選出され活躍。J リーグではベストイレブンに2度輝くなど、 16年間浦和レッズ一筋でプレー。2015年シーズンで引退後、サッカーの普及に関わるとともに、AuB株式会社を設立。 「すべての人を、ベストコンディションに。」 を目標に掲げ、アスリートの腸内細菌の研究成果より、 ヘルスケア、コンディショニングサポート、フードテック事業を展開する。 |
●16:45-17:30
IV Selenium in Anti-Aging Medicine: From Reversing Hashimoto’s to Preventing Cancers
アンチエイジング医学におけるセレン点滴療法:ハシモト病の治療からがん予防まで
Aging is associated with increased mortality and morbidity.
Immonosenescence, increased risks of cancer, neurodegenerative and cardiovascular diseases..,
were all thought to be an inevitable part of the aging process.
However, we now know that with proper use of nutrients, these degenerative processes can be managed, and even reversed.
I will present real cases of different conditions, ranging from patients with Hashimoto’s thyroiditis,
to seemingly “healthy” people with decreased cell function and increased cancer risk.
By integrating IV selenium into the treatment protocol, they were able to actively improve health, prevent diseases,
and even achieve the desired status of Anti-Aging.
加齢は死亡率および罹患率の増加と関連しています。 免疫老化、がん、神経変性疾患、心血管疾患などのリスクが増加し、これらはすべて加齢プロセスの避けられない部分と考えられていました。 しかし、栄養素を適切に使用することで、これらの退行性プロセスを管理し、さらには逆転させることができることがわかりました。 講演では、橋本病を持つ患者から、健康ではあるが、細胞機能の低下やがんリスクの増加が見られる症例などを提示します。 治療プロトコルにIVセレンを組み込むことで、積極的に疾病を改善・予防し、さらにはアンチエイジングの理想的な状態を実現することができます。
日本元氣診所
医院長
許 祟恩
Charles Hsu M.D.
日本元氣診所
医院長
許 祟恩
Charles Hsu M.D.
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DAY2 2024年9月16日(月・祝) 8:30開場
DAY2
●9:00-9:20
本気の少子化抑止へ!
「鉄」をめぐる光と影
鉄欠大国日本では現在不妊が増加中である。鉄と健全な妊娠、さらには健全な出産・産後との関係性について述べる。 鉄は生命の誕生・維持に極めて重要であり、その根底が満たされなくては、生殖補助医療(ART)も十分通用せず有害なケースさえ想定される。 少子化克服、女性問題解消まで視野に入れて対策を提案する。
新百合ヶ丘総合病院
予防医学センター 消化器内科部門 部長
袴田 拓
Taku Hakamada Ph.D.
新百合ヶ丘総合病院
予防医学センター 消化器内科部門 部長
袴田 拓
Taku Hakamada Ph.D.
平成4年 | 筑波大学医学専門学群 卒 |
平成10年 | 筑波大学附属病院研修医 修了 |
平成16年 | 筑波大学大学院卒業 |
同 年 | つくば双愛病院 消化器内科勤務 |
平成20年 | 霞ヶ浦研究事業団健診センター 勤務 |
平成26年 | 現職 |
<指導医または専門医資格> | |
総合内科指導医、人間ドック健診指導医、日本消化器病学会専門医、日本肝臓学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、 日本消化器がん検診学会専門医、日本抗加齢学会専門医、臨床分子栄養学研究会認定医 | |
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●9:20-9:40
美容医療における
栄養療法の重要性
美容医療において外面的治療が先行し、レーザーや注入、外科的治療などがここ数十年で大きな進歩を遂げた。 しかしながら、皮膚や脂肪、骨格を作り出す内面的な治療や、 ここ数年明らかとなった精神的なストレスが及ぼす外面へ影響はほとんど議論されることがなかった。 私はその点において大きな疑問を持ち、美容医療において真っ先に栄養療法を取り入れ、手術や美容施術の患者への併用を試みてきた。 今回はその取り組みや症例を報告する。
医療法人社団FAM
理事長
苅部 淳
Jun Karibe M.D.
医療法人社団FAM
理事長
苅部 淳
Jun Karibe M.D.
2010 | 順天堂大学医学部卒業 東京大学附属病院臨床研修医 修了 |
2012 | 東京大学附属病院形成外科 入局 |
2013 | 埼玉医大総合医療センター 形成外科・美容外科 助教 |
2015 | 福島県立医大付属病院 形成外科 助教 |
2017 | 山梨大学附属病院形成外科 助教・医局長 |
2019 |
医療法人社団FAM理事長 BiotopeClinic白金 院長 麹町皮ふ科・形成外科クリニック 名誉院長 |
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●9:40-10:00
先進医療リバースエイジング
マイセブ2018を基盤にした幹細胞エクソソーム臨床と東京大学&順天堂大学医学部ベンチャー企業 医道メディカルプロデュース 植物エクソソーム研究進捗をレポートいたします。各種生理年齢検査を用いた各種エクソソームが、研究から臨床に昇華し始めています。 幹細胞エクソソーム、植物エクソソーム、バクテリアエクソソームは医療を飛躍的に進化させるポテンシャルを有しています。
東海大学医学部 客員教授
陰山 泰成
Yasunari Kageyama M.D.,D.D.S.,Ph.D.
東海大学医学部 客員教授
陰山 泰成
Yasunari Kageyama M.D.,D.D.S.,Ph.D.
昭和62年3月 | 福岡県立九州歯科大学 卒業 |
昭和62年4月 | 鶴見大学歯科麻酔学教室入局(~平成3年8月) |
平成9年4月 | 東海大学医学部 入学 |
平成13年3月 | 東海大学医学部 卒業 |
平成13年4月 | 愛知医科大学付属高度救命救急センター 入職(~平成17年3月) |
平成18年4月 | 東京医科歯科大学整形外科 入局(~平成22年3月) |
平成22年4月 | 岐阜大学大学院医学系研究科博士課程 入学 |
平成22年6月 | 医療法人社団癒合会 高輪クリニック開業 |
平成26年3月 | 岐阜大学大学院医学系研究科博士課程 卒業 博士 (医学)学位取得 |
平成26年4月 | 東海大学医学部付属東京病院非常勤講師 |
令和5年4月 | 東海大学客員教授 (至現在) |
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●10:00-10:20
日本人だけが知らない!?
ペプチド療法について
ペプチド療法は、アンチエイジングや難病治療に革命をもたらす強力なツールです。 ペプチドは体内で自然に発生する短いアミノ酸鎖であり、細胞の再生、免疫系の強化、ホルモンバランスの最適化を促します。 この講演では、ペプチド療法の基礎、その効果、そして実践的な応用方法について、実践的な内容を含めて解説します。
ごきげんクリニック浜田山
院長
前田 陽子
Yoko Maeda M.D.
ごきげんクリニック浜田山
院長
前田 陽子
Yoko Maeda M.D.
2012年 |
沖縄県立南部医療センター こども医療センター初期研修 |
2014年 | 京都府立医科大学放射線科 |
2015年 | 済生会滋賀県病院放射線科 |
2016年 | 麗ビューティー皮フ科クリニック |
2018年 | リオルダンクリニック(米国) |
2022年 | 三番町ごきげんクリニック |
2023年 | ごきげんクリニック浜田山 |
●10:20-10:40
CBDオイルの基本と
臨床的位置づけを考える
動物は複雑化した神経系や免疫系の制御のため、内因性カンナビノイドシステム(ECS)を発達させてきた。 老化・ストレス・栄養障害・有害金属などはそのECSにダメージを与え、さまざまな慢性的不調を引き起こす。 このECSを支え、さらに抗酸化作用や多彩な受容体への直接作用をもつCBDの臨床的位置づけについて考察する。
臨床CBDオイル研究会
代表
飯塚 浩
Hiroshi Iizuka M.D.,Ph.D.
臨床CBDオイル研究会
代表
飯塚 浩
Hiroshi Iizuka M.D.,Ph.D.
1992年 | 鳥取大学医学部 卒業 |
1996年 | 家族機能研究所・さいとうクリニック 副院長 |
1997年 |
「難治性うつ病者における視床下部-下垂体-副腎皮質機能 に関する研究」にて医学博士 |
1999年 | 鳥取大学医学部附属病院 心理療法室 室長 |
2001年 | メディカルストレスケア 飯塚クリニック 院長 |
2012年 | オーソモレキュラー療法による治療及び同療法の普及に向けた活動開始 |
2018年 | 臨床CBDオイル研究会代表 |
2022年 | 日本オーソモレキュラー医学会理事 |
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●10:40-11:00
がん治療の補助としてのCBD
がん領域でCBDは注目を浴びており、基礎研究と前臨床試験では有効性を示す論文が散見される。 ただ、ヒトでの臨床試験はほとんどなく症例報告のみであった。しかし、CBDのヒトでの抗腫瘍効果や副作用緩和といった臨床試験が始まっている。 今回の講演では、その報告と展望について述べる。
医療法人社団宮心会
銀座みやこクリニック 院長
濱元 誠栄
Seiei Hamamoto M.D.
医療法人社団宮心会
銀座みやこクリニック 院長
濱元 誠栄
Seiei Hamamoto M.D.
2001年 | 鹿児島大学医学部卒 |
2001年 | 沖縄県立中部病院 初期研修 |
2003年 | 杏林大学医学部外科レジデント |
2005年 | 沖縄県立中部病院 外科後期研修 |
2007年 | 沖縄県立宮古病院 外科 |
2010年 | 宮古島徳洲会病院 外科 |
2011年 | RDクリニック |
2017年 | HAMA Medical Office 院長 |
2018年 | 銀座みやこクリニック 院長 |
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●11:20-11:40
オーソモレキュラー在宅医療
~栄養医療の最前線~
在宅医療の現場は臨床の最前線であり、日常的に多くの栄養障害に出会う。 高齢者や緩和ケア患者は、身体機能の不可逆的低下、複数の基礎疾患に伴う多数の服薬、経済的・社会的制約などの問題が多い。 栄養療法を行う上でこれらの問題を解決する独自の工夫、および在宅終末期患者への栄養療法の効果と意義について紹介する。
医療法人ドミナントサウンド
汐入ぱくクリニック 院長
新井 正晃
Masaaki Arai M.D.
医療法人ドミナントサウンド
汐入ぱくクリニック 院長
新井 正晃
Masaaki Arai M.D.
2007年 3月 | 大阪市立大学(現:大阪公立大学)医学部医学科 卒業 |
2007年 4月 | 社会福祉法人恩賜財団 大阪府済生会泉尾病院 |
2010年 1月 | 社会福祉法人生長会 ベルランド総合病院 放射線科 |
2012年 4月 | 大阪市立総合医療センター 放射線科 |
2013年 4月 | 社会福祉法人 生長会 ベルランド総合病院 放射線科 副医長 |
2013年 8月~ | 東京都・神奈川県で複数の在宅医療診療所に勤務 |
2016年 7月 | 汐入ぱくクリニック 開設 |
2021年 3月 | 医療法人社団ドミナントサウンド 設立 理事長就任 |
●11:40-12:00
白金パラジウムを用いた
新しい間質性肺炎の栄養療法
白金パラジウムとは、プラチナとパラジウムをナノコロイド化して1:3で配合した機能性栄養水である。 白金パラジウムには抗酸化作用が確認されており、触媒として作用するために体内において、抗酸化を繰り返すことができる。 本被験物質を使用して間質性肺炎患者に飲用させたところ、改善例が多数確認されたので報告する
桐生大学 医療保健学部
栄養学科 准教授
川上 智史
Satoshi Kawakami Ph.D.
桐生大学 医療保健学部
栄養学科 准教授
川上 智史
Satoshi Kawakami Ph.D.
2006年 北里大学大学院医療系研究科博士後期過程医学専攻終了、医学博士号取得 博士後期過程在籍中に米国テキサス州ダラスにおいてAnnual international Symposium on man and his environmental health and diseaseに所属し予防医学の重要性を啓発 「微量有害化学物質が生体に与える影響について医学博士号取得」 |
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2006年 | 北里大学医学部衛生学公衆衛生学に研究員として着任 |
2009年 | 東海大学医学部基礎医学系生体構造機能学領域講師に着任 |
2011年 | 東北大学加齢医学研究所統合医療部門講師に着任 |
2013年 | 東北大学大学院歯学研究科講師に着任 |
2017年 | 東海大学医学部医学科生体構造機能学領域客員准教授に着任 |
2022年 | 桐生大学医療保健学部栄養学科准教授に着任 |
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●12:00-12:20
宮古島における栄養療法展開
演者は30 歳という若さで宮古島に栄養療法専門クリニックを開業し、宮古島と東京の2拠点で診療をしている。 宮古島ではこれまで広告宣伝を行なっていないにも関わらず、毎月安定的に新患が訪れ、高いリピート率を維持している。 本講演では、実際の症例報告、および栄養療法クリニック経営における当院での工夫を紹介する。
宮古島栄養クリニック
院長
高瀬 友理亜
Yuria Takase M.D.
宮古島栄養クリニック
院長
高瀬 友理亜
Yuria Takase M.D.
2017年 | 日本医科大学卒業 |
2019年 | 社会福祉法人仁生社 江戸川病院 入職 |
2020年 |
日本医師会認定産業医 取得 日本大学医学部形成外科学教室 研究員 医療法人社団シーズ・メディカル シロノクリニック恵比寿院勤務 |
2021年 |
日本抗加齢医学会専門医 取得 東京都内美容・薄毛治療専門クリニック開院 日本初の栄養療法専門医療機関 医療法人回生會 みぞぐちクリニック勤務 |
2022年 | 宮古島栄養クリニック開院 |
●14:15-14:40
免疫治療(AKAGI Methods)による
癌治療
AKAGI Methodsによる免疫療法(低用量化学療法、オプジーボ/ヤーボイ、ハイパーサーミアによる温熱療法、水素ガス吸入療法、タヒボなどのサプリメント)を現在、 約10年間で1090例のステージ4のがん患者に施行しており、AKAGI Methodsの免疫指標、治療成績について発表し、症例を提示します。
くまもと・TOKYO免疫統合医療クリニック
理事長
赤木 純児
Junji Akagi M.D.,Ph.D.
くまもと・TOKYO免疫統合医療クリニック
理事長
赤木 純児
Junji Akagi M.D.,Ph.D.
1983年3月 | 宮崎医科大学卒業 |
1989年3月 | 熊本大学院医学研究科博士課程 修了 |
1983年4月 | 熊本大学医学附属病院第二外科 |
1984年10月 | 熊本市民病院(外科、麻酔) |
1989年4月 | 国立宮崎病院 |
1991年7月 | 熊本大学医学部附属病院第二外科助教 |
1992年11月 | 米国NIH (NCI米国国立がん研究所) (Tumor Immunology & Biology (Lab), Dr.Schlom) |
1995年4月 | 熊本大学医学附属病院第二外科講師 |
1998年7月 | 玉名地域保健医療センター 外科医長 |
2000年6月 | 国立病院機構熊本南病院 診療部長 |
2010年4月 | 玉名地域保健医療センター 院長 |
2020年2月 | くまもと免疫統合医療クリニック 院長 |
●14:40-15:05
水素栄養療法の健康効果
水素には様々な健康効果があることが報告されており、水素の効果が確認され、 論文発表されている疾患は多岐にわたります。 発表者は2016年から水素療法と栄養療法を組み合わせた水素栄養療法を1000人以上の患者さんに導入し、効果をあげてきました。 今回はその水素栄養療法についてご紹介いたします。
法政大学
教授
宮川 路子
Michiko Miyakawa M.D.,Ph.D.
法政大学
教授
宮川 路子
Michiko Miyakawa M.D.,Ph.D.
1991年 |
慶應義塾大学医学部卒業・医師免許取得 慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程予防医学系専攻 入学 |
1995年 |
同単位取得退学 慶應義塾大学助手(医学部衛生学公衆衛生学)・日本医師会認定産業医資格取得 |
1996年 | 博士(医学)取得(慶應義塾大学) |
1998年 | 法政大学第二教養部 助教授 |
1999年 | 法政大学人間環境学部 助教授 |
2001年 | 日本産業衛生学会認定専門医 |
2006年 | 日本産業衛生学会指導医 |
2007年 | 法政大学人間環境学部教授 |
2007年〜 2008年3月 |
ストックホルム大学(スウェーデン)ストレス研究所 客員研究員 |
2016年 | 下北沢西口クリニック開業 |
2017年 | 社会医学系専門医・指導医 |
2018年〜 2019年6月 |
カロリンスカ研究所(スウェーデン)客員研究員 |
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●15:05-15:35
メンタルヘルスにおける
栄養精神医学の重要性~発達障害~
近年増加している発達障害(ADHD・自閉スペクトラム症)における「栄養精神医学」の重要性について、最新の情報も交えてわかりやすく論じる。 発達障害患者のメンタルヘルスやレジリエンスの向上の観点からも、鉄などの各種ミネラル、ビタミン、水銀対策など、 発達障害の治療において適切に栄養療法を行っていく必要がある。
日本栄養精神医学研究会 会長
医療法人山口病院 副院長
奥平 智之
Tomoyuki Okudaira M.D.
日本栄養精神医学研究会 会長
医療法人山口病院 副院長
奥平 智之
Tomoyuki Okudaira M.D.
2000年 | 日本大学医学部精神医学系精神医学分野 |
2002年 | 東京都立広尾病院神経科 |
2004年 | 日本大学医学部統合和漢医薬学分野(東洋医学外来) |
2006年 | 埼玉若手漢方医会 会長 |
2009年 | 東京若手漢方医会 会長 |
2012年 | 東京女子医科大学東洋医学研究所 非常勤講師(東洋医学外来) |
2014年 | 医療法人山口病院 精神科部長 |
2015年 | 食事栄養療法倶楽部 代表 |
2016年 | 埼玉メンタルヘルス交流会 会長 |
2016年 | 日本栄養精神医学研究会 会長 |
2020年 | 医療法人山口病院 副院長 |
2022年 | 埼玉医科大学東洋医学科 非常勤講師(東洋医学外来) |
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●15:35-16:05
認知機能テストに基づく
オーソモレキュラー栄養療法
英国のFood for The Brain 財団(FFB)はオックスフォード大学と共同で認知機能テストとライフスタイル、食事、 栄養療法を組み合わせた認知機能改善プログラムを開発し、成功させている。 日本オーソモレキュラー医学会はFFBと提携して日本人向けにプログラムの提供を計画、その内容について公開する。
一般社団法人
日本オーソモレキュラー医学会
代表理事
柳澤 厚生
Atsuo Yanagisawa M.D.,Ph,D
一般社団法人
日本オーソモレキュラー医学会
代表理事
柳澤 厚生
Atsuo Yanagisawa M.D.,Ph,D
1976年 | 杏林大学医学部卒 | |
1980年 | 杏林大学大学院修了 医学博士 | |
1985年 | 米国ジェファーソン医科大学リサーチフェロー | |
1995年 | 杏林大学医学部内科 助教授 | |
2000年 | 杏林大学保健学部救急救命学科 教授 〜2008年 | |
2009年 | 第10回国際統合医学会 会頭 | |
2012年 | 国際オーソモレキュラー医学会会長(カナダ)〜2023年 | |
2018年 | 第47回国際オーソモレキュラー医学会世界大会(東京)会長 | |
2019年 | 日本オーソモレキュラー医学会 第1回総会 会頭 | |
2020年 | Vitamin C for Covid (イギリス)科学諮問委員 | |
2023年 | 一般社団法人ワールドカウンシルフォーヘルスジャパン代表 | |
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●16:30-17:15
Magnesium intake
and sleep duration and quality
マグネシウム摂取と
睡眠時間および睡眠の質
We followed 3,964 participants for 30 years. Magnesium intake was assessed at exam years 0, 7 and 20. Self-reported sleep outcomes were measured at years 15 and 20. We categorized sleep duration to <7, 7-9, and >9 h. After adjustment for potential confounders, magnesium intake was borderline associated with better sleep quality [highest quartile (Q4) vs. lowest (Q1): odds ratio (OR)=1.23; 95% CI=0.999, 1.50]. Participants in Q4 were also less likely to have short sleep (<7 h) compared to those in Q1 (OR=0.64; 95% CI=0.51, 0.81). Our findings suggest that magnesium intake is associated with better sleep quality and duration.
30年間にわたり3,964人の参加者を追跡し、マグネシウム摂取量を0年目、7年目、および20年目の検査時に評価しました。 自己報告された睡眠の結果は、15年目と20年目に測定されました。睡眠時間は7時間未満、7-9時間、および9時間未満に分類しました。 潜在的な交絡因子に対する調整の後、マグネシウム摂取量は睡眠の質との関連がほぼあることが示されました [最高四分位(Q4) vs 最低四分位(Q1): オッズ比(OR)=1.23; 95%信頼区間(CI)=0.999, 1.50]。Q4の参加者は、Q1の参加者と比較して、 短時間の睡眠(7時間未満)を持つ可能性が低い傾向でした(OR=0.64; 95% CI=0.51, 0.81)。 私たちの調査結果は、マグネシウム摂取量が睡眠の質と持続時間と関連していることを示唆しています。
コロンビア大学 予防医学・疫学 教授
Ka Kahe M.D.,ScD.,MPH.
コロンビア大学 予防医学・疫学 教授
Ka Kahe M.D.,ScD.,MPH.
Dr. Kahe is currently the Tilden-Weger-Bieler Professor of Preventive Medicine and Professor of Epidemiology at Columbia University in New York. Before he joined Columbia University, Dr. Kahe was a professor and the founding chair in the Department of Epidemiology and Biostatistics at Indiana University in Bloomington. Earlier, he was an Associate Professor of Nutrition and Epidemiology at University of North Carolina in Chapel Hill, and an Assistant Professor of Preventive Medicine at Northwestern University in Chicago. Dr. Kahe received his medical degree from Soochow University, MS in Nutrition from Tufts University and ScD from Harvard University. Dr. Kahe’s research is primarily in nutritional and environmental epidemiology, focusing on lifestyle, dietary and environmental factors in relation to chronic diseases. | |
カヘ博士は現在、ニューヨークのコロンビア大学でティルデン・ウェガー・ビーラー予防医学教授および疫学教授を務めている。 コロンビア大学に着任する以前は、ブルーミントンにあるインディアナ大学の疫学・生物統計学科の教授であり、創設時の主任教授であった。 それ以前は、チャペルヒルのノースカロライナ大学で栄養学と疫学の准教授、シカゴのノースウェスタン大学で予防医学の助教授を務めた。 スーチョー大学で医学博士号、タフツ大学で栄養学修士号、ハーバード大学で理学博士号を取得。 カヘ博士の研究は主に栄養・環境疫学で、慢性疾患との関連におけるライフスタイル、食事、環境要因に焦点を当てている。 |