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オーソモレキュラー医学ニュースサービスー日本語版

国際版編集主幹Andrew W. Saul, Ph.D. (USA)
日本語版監修柳澤 厚生(国際オーソモレキュラー医学会会長)
溝口 徹(みぞぐちクリニック)
姫野 友美(ひめのともみクリニック)
北原 健(日本オーソモレキュラー医学会理事)
翻訳協力Wismettacフーズ株式会社ナチュメディカ事業G

* 国際オーソモレキュラー医学会ニュース<日本語版>は自由に引用・配信ができます。引用の際は必ず引用元「国際オーソモレキュラー医学会ニュース」とURL(https://isom-japan.org/)を記載してください。

ビタミンCでウイルス感染症を素早く止める「鎮火」法

執筆: Tom Taylor

OMNS2020528日)

 

「鎮火」 - 森林火災との闘いを描いた昔の映画を覚えていますか? 見張り台の番人が煙を見つけ、飛び立った消防飛行機から森林消防隊がパラシュートで飛び降り、火が燃え広がる前に消し止めます。しかし時には、消防隊が辿り着く前に火の勢いが増しすぎて、数週間にも及ぶ大作戦となることもあります。結局、母なる自然が恵みの暴風雨を起こして火が消える…。これは、ウイルス感染という体の中の火事に対してビタミンCができることをうまく伝える例えです。

本報では、ウイルス感染症を「鎮火」する方法を紹介します。この場合、消防隊はビタミンCであり、コントロールするのはあなたです。体内のビタミンCが消防隊としてウイルス火災の現場に早く到達すれば、火を消し止めることができ、事件はすぐに忘れられます。しかし、対応が遅れると、感染症が1週間以上猛威を振るい続けるおそれもあります。この話題に関する過去のOMNSニュースを見ると、健康な人ならビタミンC1日当たり3 g摂ることを勧めています[1-8]

では、もし体調不良を感じ始めたときはどうするのでしょう? 答えは、ウイルス感染が手に負えなくなる前にビタミンCという消防隊を送り込むことです。

何年ものビタミンC摂取経験にもとづく私のアドバイスを以下に記載します。この方法は私のオリジナルではありません。
Dr. Robert Cathcart19701980年代に考え出したものであり、彼はビタミンCを用いた疾患治療を基礎とする家族向け医院を経営していたのです[9,10]。彼の実践法をまとめた動画は、[11]のサイトで見ることができます。それ以来、数えきれないほど多くの人がこの手法に倣っています。ここではその手法をまとめているに過ぎません。私はこれを「鎮火」法と名付けています。

ビタミンCによる鎮火法: 4つの鍵

1つめの鍵は、具合が悪くなる寸前の早期症状に注意することです。私の場合は、左の鼻孔が詰まります。何年か前は、喉の奥が痛くなるという形で現れました。人によって異なることもあります。重要なのは、疾患の警告となる早期のサインに気付くことです。

2つめの鍵は、最初のサインが現れた時点で、すぐにビタミンCの高用量摂取を始めることです。私が経験から学んだ方法として、1時間ごとに2 gのビタミンC摂取を直ちに実践し(1日量ではありません)、それを数時間、または丸一日(もしくは一晩中)続けます。そうして十分なビタミンCが補給されると、最初に現れる変化として、体が急に元気を取り戻し、気分が(爽快とは行かないまでも)良くなってきます。

たちの悪いウイルス疾患の場合、それを止める解決策として、1時間ごとに4 g、もしくは15分おきに1 gのビタミンCを摂ります。Dr. Cathartは、自分の動画ならびに論文の中で、単核球症の症状を抑えるためビタミンC2日間で約450 g摂った若い女性の例を報告しています。これは確か、30分ごとに小さじ1杯(つまり4 g)というものでした。

3つめの鍵は、短い間隔もしくは等間隔で摂ることです。体内でのビタミンCの半減期が非常に短いことは、どの資料でも認められています。健康な人でも数時間という長さです。病気で体が大きなストレスを受けていれば、15分で1 g以上のビタミンCを簡単に消費することもあるそうです。

もし摂り過ぎたらどうなるのでしょう? 気分が良くなり始めた後、その次のサインとして、お腹が張り、少しガスがたまっているように感じます。これは厄介ですが問題ありません。しかし、稀にひどく度が過ぎた場合、数時間で腸内が一掃されることになりますが、これは通常、きわめて短時間の事象です。不快ではありますが、病気になるよりはずっとましで、解毒作用と考えることもできます。Dr. Cathcartは、この試行錯誤による手法を「腸許容量」法と呼んでいます。

4つめの鍵は、いつもビタミンCを手元に置いておくことです。絆創膏やリップクリームと同じように。必要な時にすぐ飲むことが重要です。

コロナウイルスの場合は?

私はコロナウイルスに感染したことはないし、知人にも感染者はいません。過去のOMNSニュースによると、ビタミンCは、十分な量与えた場合、あらゆるウイルス感染症を止める効果が見られています[1-10]。約70年前、Dr. Fred Klennerは、ビタミンC を用いて49例のポリオウイルス感染症をすべて食い止めました[12]。ポリオは、当時も今も非常に厄介なウイルスです。ビタミンCは長い実績がある確固とした解決策であることを皆さんはご存知ないでしょう。きっと朗報は広がるのが遅いのです。ビタミンCに関するかぎり、ウイルスはウイルスに変わりないと思っています。

その他の要件:
  1. Dr. Cathcartの動画での説明によると、必要なビタミンC量を摂るためには正常な胃腸の流れが必要です[11]
  2. Dr. Tom Levyは著書「The Toxic Tooth」の中で、こうしたことの成功確率を上げるためには口腔感染症のない状態が絶対的に必要であると述べています[13]。口腔感染症があると(ビタミンCなどの)抗酸化物質が高い率で吸収されてしまいます。ウイルス感染症と口腔感染症が合わさると、克服しにくくなります。
  3. ウイルス感染症の間は、砂糖とアルコールの摂取ならびに喫煙をやめたほうが賢明でしょう。こうしたものはビタミンCの有効性を損ないます。
  4. 代謝障害など、他の不調がある場合はどうでしょう? ビタミンCは普通、どんなものともうまくやっていきますが、必要なら相談してみましょう。作用の衝突を挙げている文献はなかったと思います。かかりつけ医に聞いてみてください。
ケーススタディー:

2019年の夏、妻と私は休暇旅行のため、アトランタからシアトル行きの飛行機に乗りました。二人とも旅行の準備でストレスを感じていました。長いフライトでしたが、離陸した瞬間、私はウイルス感染のサインとともに体調が悪くなるのを感じました。もちろん、ビタミンCは荷物に入っていました。着陸するまで、私は非常に気分が悪く、これはウイルス性の疾患だと実感しました。ビタミンCを摂り過ぎて空港でトイレに駆け込むのは怖かったので、控えめな量から始めました。それでもすぐに、毎時2 gという量に達しました。

息子が車で迎えに来て、皆で夕食の計画を立てました。しばらくして、私はまだ闘いに負けていると感じたので、サプリメントストアに立ち寄ってさらにビタミンCを買い込み、15分おきに1 g摂るようにしました。食事の間は、ビタミンCと水分を十分に摂り続けることはできませんでしたが、ずいぶん持ちこたえていると思いました。とても気分が良いわけではありませんでしたが、熱も鼻水も咳も出ませんでした。私がいつもより静かなことに誰も気付いていませんでした。結局、夜ぐっすり寝て、2日間ビタミンCの高用量摂取を続けたら、かなり調子が良くなりました。船を借りて私が操縦することになっていたので、2日間寝て治すという選択肢はなかったのです。

全体的に見て、ビタミンCはとても良く効き、たいした熱も咳も鼻水も出ずに済みました。副鼻腔炎による軽い頭痛があったことは覚えています。船内で家族6人一緒に1週間過ごしたのに、誰にもうつりませんでした。くしゃみをしてウイルスをばらまくこともありませんでした。

乳児の場合は?

Helen Saul Caseのような専門家たちは、健康な乳児であれば、年齢×1 gのビタミンCを与えても全く問題ないと言っています[14-15]。付け足すことは何もありませんが、一つだけ興味深い話を紹介します。私の店で働いている若い母親が、風邪で保育所に預けられなかった1歳の娘を連れて来ましたが、その子は母親にくっついて離れず、あまり機嫌良さそうに見えませんでした。私の机には、リポソーム型ビタミンCの1 g分包がいくつかあったので、「この子が飲むか見てみよう」と言ってみました。

恐れを知らない母親は、包みを破って開け、娘の口まで持っていきました。驚いたことに、その子は包みから直接リポソームオイルを吸い始め、ほぼ中断することなく全部飲んでしまったのです。そして数分で元気を取り戻し、安心した子どもが普段するような遊びを始めたので、私たちは他の仕事をいくつか済ませることができました。

犬、猫、インコには?

役立ちません。ほとんどの動物は、体内で自然にビタミンCを作ります。ペットの世界でその例外となるのはモルモットです。モルモットは人間などの霊長類と同じく、体内でビタミンCを作ることができません。

ビタミンC点滴は?

点滴は、抗酸化物質を着実に循環させるという利点があり、点滴投与すると胃腸系は通らず迂回します。大都市周辺では、新しい点滴クリニックを目にするようになりました。もし、自分の具合が悪くなったときに都合が合えば試してみようと思います。

医師がこう言ったら待つべきか?

医師が「明日来てください」と言う場合もあります。ウイルス感染のサインに気付いてから1時間以内にビタミンC摂取を始めなければ、最大限の効果は得られません。医師の言う通り待っていたら、必要なビタミンC 摂取量は、実際に摂ることができないほど膨大なものとなりかねません。

まとめ

こうしたビタミンC摂取による「鎮火」法を知っていて、他の面ではそこそこ健康であれば、どんなウイルス感染症にかかってしまっても、それを鎮圧して前向きにやっていくことができるはずです。私は、何十年も前にDr. Cathcartが教えていたことを学んだだけで、毎年、何週間も苦しまずに済んでいます。

参考文献
  1. Orthomolecular Medicine News Service (2020) Rationale for Vitamin C Treatment of COVID-19 and Other Viruses. (新型コロナウイルス等ウイルス感染症へのビタミンC治療に関するエビデンス)
    http://orthomolecular.org/resources/omns/v16n21.shtml
  2. Downing D, Schuitemaker G. (2020) Vitamin C and COVID-19 Coronavirus.(ビタミンCと新型コロナウイルス)Orthomolecular Medicine News Service.
    http://orthomolecular.org/resources/omns/v16n14.shtml
  3. Saul AW. (2020) Nutritional Treatment of Coronavirus.(コロナウイルスの栄養療法) Orthomolecular Medicine News Service.
    http://orthomolecular.org/resources/omns/v16n06.shtml
  4. Smith RG, Saul AW. (2019) Vitamin C Supplementation Improves Chronic Kidney Disease.(ビタミンCのサプリメント摂取は慢性腎疾患を改善する) Orthomolecular Medicine News Service. http://orthomolecular.org/resources/omns/v15n18.shtml
  5. Rasmussen MPF. (2020) Vitamin C Evidence for Treating Complications of COVID-19 and other Viral Infections.(新型コロナウイルス等ウイルス感染症の合併症治療でのビタミンCの効果に関するエビデンス) Orthomolecular Medicine News Service.
    http://orthomolecular.org/resources/omns/v16n25.shtml
  6. Smith RG. (2020) Forms, Doses, and Effects of Vitamins C and E.(ビタミンCおよびビタミンEの形態、用量および効果)Orthomolecular Medicine News Service.
    http://orthomolecular.org/resources/omns/v16n26.shtml
  7. Taylor T. (2017) Vitamin C Material: Where to Start, What to Watch.(ビタミンCの関連資料:どこから始めて、何に注意すべきか) Orthomolecular Medicine News Service.
    http://orthomolecular.org/resources/omns/v13n20.shtml
  8. Saul AW. (2013) Ascorbic Acid Vitamin C: What's the Real Story? (アスコルビン酸としてのビタミンC:本当の話は?)Orthomolecular Medicine News Service.
    http://orthomolecular.org/resources/omns/v09n27.shtml
  9. Cathcart RF. (1981) Vitamin C, titrating to bowel tolerance, anascorbemia, and acute induced scurvy. (ビタミンC、腸許容上限までの滴定、アナスコルベミア、および急性誘発性壊血病)
    http://www.doctoryourself.com/titration.html
  10. Cathcart RF. (1981) The Method of Determining Proper Doses of Vitamin C for the Treatment of Disease by Titrating to Bowel Tolerance.(疾患治療のためのビタミンCの適正用量を腸許容上限までの滴定によって測定する方法) J Orthomol Psychiat, 10:125-132.
    http://orthomolecular.org/library/jom/1981/pdf/1981-v10n02-p125.pdf
  11. Dr. Robert Cathcart, vitamin C pioneer.(ビタミンCのパイオニア) オンライン動画:
    https://www.youtube.com/watch?v=VkkWDDSti_s
  12. Klenner FR. (1949) The treatment of poliomyelitis and other virus diseases with vitamin C.(ビタミンCを用いたポリオなどのウイルス疾患の治療) South Med Surg. 111:209-214.
    https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18147027 http://www.whale.to/v/c/klenner3.html
  13. Kulacz R, Levy T. (2014) The Toxic Tooth: How a root canal could be making you sick.(歯の毒:歯根管が体の不調の原因かもしれない理由) Medfox Pub. ASIN: B00TZ9L1JQ
  14. Case HS. (2016) Vitamin C Prevents Side Effects from the MMR Vaccine.(ビタミンCはMMR(麻疹・流行性耳下腺炎・風疹)ワクチンの副作用を防ぐ) Orthomolecular Medicine News Service.
    http://orthomolecular.org/resources/omns/v12n16.shtml
  15. Case, HS. (2018) Vitamin C Questions: Answered.(ビタミンCに関する質問とその回答)
    http://www.orthomolecular.org/resources/omns/v14n12.shtml
OMNS委員会による追加情報

ビタミンC(アスコルビン酸)の抗ウイルスメカニズム:

<直接的な抗ウイルスメカニズム>

  1. ウイルスのカプシドを覆う糖タンパク質の糖部の構造に介入することにより、カプシドを破壊する。
  2. 薬理的な投与量の場合、アスコルビン酸のレドックス(酸化還元)能力によってウイルスのカプシドに損傷を与える。
  3. 薬理的な投与量の場合、ウイルス複製酵素を抑制するだけでなく、ウイルス複製を発生させないような環境を作ることにより、ウイルスの複製を阻止する。

<間接的な生理学的メカニズム>

  1. 細胞性免疫を高める(白血球、好中球、マクロファージ、リンパ球、ナチュラルキラー細胞)。
  2. 液性免疫を高める(B細胞、抗体)。
  3. 抗ウイルスタンパク質の発現を増強する(インターフェロン)。
  4. 適正な投与量の場合、強力かつ急速な抗酸化作用によって、危険で激しいサイトカインストームの病理学的カスケードを防ぐ。
  5. コラーゲンの形成を助けることにより、細胞と組織の構造的完全性を保つ。
  6. 遺伝子発現を調整する: ビタミンC投与によって、ミトコンドリア抗ウイルスシグナル伝達(MAVS)やインターフェロン調節因子3(IRF3)などの感受性遺伝子の発現は減少し、NF-κBの発現は増加する。こうした作用が組み合わさって、I型インターフェロン(IFN)が誘発され、生得的な抗ウイルス応答が引き出される。
抗ウイルス効果に関するその他の文献:

1. Gonzalez MJ, Miranda-Massari JR, Berdiel MJ, et al. (2014) High dose intraveneous vitamin C and chikungunya fever: A case report.(高用量ビタミンC点滴とチクングニア熱:症例報告) J Orthomolec Med, 29:154-156.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25705076 https://www.isom.ca/wp-content/uploads/High-Dose-Intraveneous-Vitamin-C-and-Chikungunya-Fever-A-Case-Report-29.4.pdf

2. Gonzalez MJ, Berdiel MJ, Miranda-Massari JR, et al. (2016) High dose intravenous vitamin C treatment for zika fever. (高用量ビタミンC点滴によるジカ熱治療) J Orthomolec Med, 31:19-22.
https://www.isom.ca/wp-content/uploads/High-Dose-Intravenous-Vitamin-C-Treatment-for-Zika-Fever-31.1.pdf

3. Gonzalez MJ, Berdiel MJ, Duconge J, Levy TE, et al. (2018) High Dose Intravenous Vitamin C and Influenza: A Case Report.(高用量ビタミンC点滴とインフルエンザ:症例報告) J Orthomolec Med, 33:1-3.
https://isom.ca/article/high-dose-vitamin-c-influenza-case-report

4. Hunt C, Chakravorty NK, Annan G, et al. (1994) The clinical effects of vitamin C supplementation in elderly hospitalized patients with acute respiratory infections.(急性呼吸器感染症の高齢入院患者におけるビタミンC補給の臨床効果) Int J Vitamin Nutr Res. 64:212-219
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/7814237

5. Kim Y, Kim H, Bae S, et al (2013) Vitamin C Is an Essential Factor on the Anti-viral Immune Responses through the Production of Interferon-α/β at the Initial Stage of Influenza A Virus (H3N2) Infection.(ビタミンCはインフルエンザA型ウイルス(H3N2)感染症の初期段階でのインターフェロン-α/βの産生による抗ウイルス免疫反応における必須因子である) Immune Netw. 13:70-74.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23700397

6. Hemila H. (1994) Does vitamin C alleviate the symptoms of the common cold? A review of current evidence.(ビタミンCは風邪の症状を軽減するか? 最新エビデンスのレビュー) Scand J Infect Dis 26:1-6.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/8191227

7. Peters EM, Goetzsche JM, Grobbelaar B, Noakes TD. (1993) Vitamin C supplementation reduces the incidence of postrace symptoms of upper-respiratory-tract infection in ultramarathon runners.(ビタミンC補給はウルトラマラソンのランナーにおけるレース後の上気道感染症の発症率を下げるか?) Am J Clin Nutr 57:170-174. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/8185726

8. Mandl J, Szarka A, Banhegyi G. (2009) Vitamin C: Update on physiology and pharmacology.(ビタミンC:生理学・薬理学関係の最新情報) Br. J. Pharmacol. 157:1097-1110.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19508394

9. Englard S, Seifter S. (1986) The biochemical functions of ascorbic acid.(アスコルビン酸の生化学的機能) Annu. Rev. Nutr. 6:365-406.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/3015170

10. Bergsten P, Amitai G, Kehrl J. et al. (1990) Millimolar concentrations of ascorbic acid in purified human mononuclear leukocytes.(ヒトの精製単核白血球におけるアスコルビン酸のミリモル濃度) Depletion and reaccumulation. J. Biol. Chem. 265:2584-2587.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/2303417

11. Evans RM, Currie L, Campbell, A. (1982) The distribution of ascorbic acid between various cellular components of blood, in normal individuals, and its relation to the plasma concentration.(健常者における血液の各細胞成分間でのアスコルビン酸の分布およびその分布と血漿濃度との関係) Br. J. Nutr. 1982, 47:473-482.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/7082619
https://pdfs.semanticscholar.org/13b5/1ce2f0aa6424288a3f66fe61371d9d0cd2f4.pdf

12. Tanaka M, Muto N, Gohda E, Yamamoto I. (1994) Enhancement by ascorbic acid 2-glucoside or repeated additions of ascorbate of mitogen-induced IgM and IgG productions by human peripheral blood lymphocytes.(ヒトの末梢血リンパ球によるマイトジェン誘導性のIgMIgGの産生における、アスコルビン酸2-グルコシドまたはアスコルビン酸累加による増強) Jpn. J. Pharmacol. 66:451-456.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/7723222

13. Chen Y, Luo G, Yuan J, et al. (2014) Vitamin C mitigates oxidative stress and tumor necrosis factor-alpha in severe community-acquired pneumonia and LPS-induced macrophages.(ビタミンCは地域感染型重症肺炎とLPS誘導性マクロファージにおける酸化ストレスとTNF(腫瘍壊死因子)-αの働きを抑える) Mediators Inflamm. 2014:426740.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25253919

14. Hajishengallis G. (2010) Too old to fight? Aging and its toll on innate immunity.(もう闘う年齢ではない? 老化と、それが先天性免疫にもたらす悪影響) Mol. Oral Microbiol. 25:25-37.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20305805

15. Cheng L, Cohen M, Bhagavan H. (1985) Vitamin C and the elderly.(ビタミンCと高齢者) 出典:CRC Handbook of Nutrition in the Aged(高齢者の栄養摂取に関するCRCハンドブック); Watson, R., Ed.; CRC Press Inc.: Boca Raton, FL, USA, 1985; pp. 157-185.

16. Simon J, Hudes E, Tice J. (2001) Relation of serum ascorbic acid to mortality among US adults.(米国の成人における血清アスコルビン酸値と死亡率との関係) J. Am. Coll. Nutr. 20:255-263.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/11444422

17. Fletcher A, Breeze E, Shetty P. Antioxidant vitamins and mortality in older persons: Findings from the nutrition add-on study to the Medical Research Council Trial of Assessment and Management of Older People in the Community.(高齢者における抗酸化ビタミンと死亡率との関係:コミュニティ内の高齢者の評価と管理に関するMRC(英国医学研究協議会)試験の栄養追加研究による結果) Am. J. Clin. Nutr. 2003, 78, 999-1010.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/14594788

18. Bharara A, Grossman C, Grinnan D, et al. (2016) Intravenous vitamin C administered as adjunctive therapy for recurrent acute respiratory distress syndrome.(再発性急性呼吸窮迫症候群の補助療法としてのビタミンC点滴投与) Case Rep. Crit. Care 2016:8560871.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27891260

19. Fowler AA, Kim C, Lepler L, et al. (2107) Intravenous vitamin C as adjunctive therapy for enterovirus/rhinovirus induced acute respiratory distress syndrome.(エンテロウイルス / ライノウイルスによって誘発される急性呼吸窮迫症候群の補助療法としてのビタミンC点滴) World J. Crit. Care Med. 6:85-90.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28224112

20. Vissers MC, Wilkie RP. (2007) Ascorbate deficiency results in impaired neutrophil apoptosis and clearance and is associated with up-regulation of hypoxia-inducible factor 1alpha.(アスコルビン酸欠乏は好中球のアポトーシスとクリアランスの障害をもたらし、HIF(低酸素誘導性因子)-αのアップレギュレーション(上方制御)に関連する) Leukoc. Biol. 81:1236-a1244.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29350811

21. Schwager J, Bompard A, Weber P, Raederstorff D. (2015) Ascorbic acid modulates cell migration in differentiated HL-60 cells and peripheral blood leukocytes.(アスコルビン酸は分化したHL-60細胞と末梢血白血球における細胞移動を調節する) Mol Nutr Food Res. 59:1513-1523.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25808314 https://www.nutri-facts.org/content/dam/nutrifacts/media/Nutrients/Studies/Shared/2015.03.18_Ascorbic%20acid%20modulates%20cell%20migration.pdf

22. Shilotri PG. (1977) Phagocytosis and leukocyte enzymes in ascorbic acid deficient guinea pigs.(アスコルビン酸欠乏のモルモットにおける食作用と白血球酵素) J. Nutr. 107:1513-1516.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/196059

23. Anderson R. (1982) Effects of ascorbate on normal and abnormal leucocyte functions.(アスコルビン酸塩が白血球の正常機能と機能異常に及ぼす影響) Int J Vitam Nutr Res Suppl. 23:23-34.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/6811483

24. Sharma P, Raghavan SA, Saini R, Dikshit M. (2004) Ascorbate-mediated enhancement of reactive oxygen species generation from polymorphonuclear leukocytes: Modulatory effect of nitric oxide.
(多形核白血球からの活性酸素種発生のアスコルビン酸媒介増強:酸化窒素の調節作用)
J. Leukoc. Biol. 75:1070-1078.