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オーソモレキュラー医学ニュースサービスー日本語版

国際版編集主幹Andrew W. Saul, Ph.D. (USA)
日本語版監修柳澤 厚生(国際オーソモレキュラー医学会会長)
溝口 徹(新宿溝口クリニック)
姫野 友美(ひめのともみクリニック)
北原 健(日本オーソモレキュラー医学会理事)
翻訳協力Wismettacフーズ株式会社ナチュメディカ事業G

* 国際オーソモレキュラー医学会ニュース<日本語版>は自由に引用・配信ができます。引用の際は必ず引用元「国際オーソモレキュラー医学会ニュース」とURL(https://isom-japan.org/)を記載してください。

【緊急速報第2弾】医療機関におけるコロナウイルスおよび 関連疾患へのビタミンC点滴療法

著者:アンドリュー・W・ソウル(編集長)、柳澤 厚生(医師)

 ウイルスに感染した患者がどの医療機関に助けを求めて来院しても、問題は、患者が正面口から歩いて帰宅できるのか、または、裏口から帰宅することになるのかです。高容量のビタ ミンC点滴を迅速に行うことにより、確実に結果に違いが出ます。十分な量のビタミンCを投与した場合の有効性は、豊富な臨床試験により確認されています(1)。 ビタミンCの強力な抗ウイルス作用は、数十年にわたり医療現場で実証されてきました(2)。

▼ 高濃度ビタミンC点滴プロトコル ▼

 日本の点滴療法研究会では、インフルエンザ、帯状疱疹、風邪、風疹、おたふく風邪等の急性ウイルス感染、また突発性難聴やベル麻痺のようなウイルス感染に類似した疾患に対して、12.5g~25gの高濃度ビタミンC点滴を推奨しています。成人に対して、軽度の初期症状の場合は12.5gのビタミンCを、中度~重度の症状には25gのビタミンC点滴を行います。ウイルス感染の一般的な治療の有無にかかわらず、ビタミンC点滴は通常1日1~2回、2~5日連続投与します。

高濃度ビタミンC点滴 12.5g

蒸留水

125 mL

点滴用ビタミン(50%)

25 mL (12. 5g)

補正硫酸マグネシウム

10 mL

ビタミンB群

(例)ビタミジン、パンテニール、シーパラ注  

投与時間30-40分


高濃度ビタミンC点滴 25g

蒸留水

250 mL

点滴用ビタミンC(50%)

50 mL (25g)

補正硫酸マグネシウム

20 mL

ビタミンB群

(例)ビタミジン、パンテニール、シーパラ注  

投与時間 40-60分

 急性ウイルス感染症の患者の体内では、ビタミンCが枯渇し、活性酸素が増加、細胞の生理機能が低下します。そのような患者には、体内や細胞内の活性酸素を中和し、生理機能を維持し、自然治癒力を高めるために、経口や点滴によるビタミンCの補給が必要です。もし患者が敗血症に進行した場合、敗血症の治療のためにも、今の治療に加えてすぐにビタミンCを投与するべきです(3)。

トロント・スター新聞の記事より(2003年5月30日)

 “フレッド・フイ医師は、ビタミンC点滴療法こそは試す価値のある治療法だと確信している。また、SARSのようなウイルス性肺炎で入院している患者たちが、通常の治療薬に加え、ビタミンC点滴療法で治療を受けるべきである、と述べている。「私は病院に対し、SARSをすでに発症している患者たちにこの手法を試すべきだと訴えました。」とフイ医師は言う。「一般の人々も、ビタミンCの体内レベルを上げることで、失うものは何もなく、体調を改善できるのだから試すべきです。ビタミンCは身体にとって最も無害な成分であるのだから。」と述べています。「以前はビタミンC摂取による腎臓結石を心配されたことがあったが、それは仮説的なものであり、実際には裏付けはありません。」フイ医師は、自身の臨床経験において、ビタミンC点滴がウイルス性疾患の患者にとって非常に効果的な治療であると実感している(4)。

 さらなる詳細は、リオルダンクリニックの無料ダウンロードサイトから簡単に入手することができます(5)。このプロトコルは当初ガン患者向けに作成されましたが、現在では多くの疾患、特にウイルス性疾患に広く適応できることが分かっています。

 “研究と経験から、血中濃度のピークが約20mM(350~400mg/dL)に達する量の投与が最も効果的だと実証されています。(ビタミンC血中濃度が780mg/dLであっても、酸化ストレスの増加による毒性はみられません。)...主治医は、15g・25g・50gとビタミンC投与量を増やし、各点滴の終了直後にビタミンCの血中濃度を測定、これを元に患者の酸化ストレス負荷が最適になるよう以後のビタミンC投与量を決めることができます。

▼リオルダンプロトコルのP16-18に、高濃度ビタミンC点滴の手順が記載されています。

http://www.doctoryourself.com/RiordanIVC.pdf
もしくは
https://riordanclinic.org/wp-content/uploads/2015/11/RiordanIVCprotocol_en.pdf

「ウイルス疾患の治療におけるビタミンC点滴療法の早急かつ高い成功率からして、コロナウイルス感染の最初の対応としてビタミンC療法が最善であると私は確信している。」
(ビクター・A・マーシャルベガ医師)

「すべての医師がビタミンC点滴療法について知ることはとても重要だ。患者がすでに重篤で 病院に入院している場合、ビタミンC点滴療法が彼らの命を救う最善策だ。」
(カリン・マンスタヘルム医師)

参考文献:

1. Saul AW (2020) Nutritional Treatment of Coronavirus. http://orthomolecular.org/resources/omns/v16n06.shtml

2. Saul AW (2020) Vitamin C Protects Against Coronavirus. http://orthomolecular.org/resources/omns/v16n04.shtml

3. Marik PE et al (2017) Hydrocortisone, Vitamin C, and Thiamine for the Treatment of Severe Sepsis and Septic Shock: A Retrospective Before-After Study. Chest 151:1229-1238. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27940189

4. Mawhinney J (2003) Vitamin C touted to fight virus. Toronto Star, 30 May
2003. http://www.newmediaexplorer.org/sepp/2003/06/06/vitamin_c_could_be_effective_against_sars.htm.

5. The Riordan IVC Protocol is a free-access download at http://www.doctoryourself.com/RiordanIVC.pdf

ビタミンC点滴療法に関する情報:

リオルダンクリニックによる無料記事:https://riordanclinic.org/journal-article-categories/intravenous-vitamin-c/

Mikirova N, Hunninghake R. (2014) Effect of high dose vitamin C on Epstein-Barr viral infection. Med Sci Monit. 20:725- 732. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24793092. "The clinical study of ascorbic acid and EBV infection showed the reduction in EBV EA IgG and EBV VCA IgM antibody levels over time during IVC therapy that is consistent with observations from the literature that millimolar levels of ascorbate hinder viral infection and replication in vitro."

Gonzalez MJ, Berdiel MJ, Duconge J, Levy TE, Alfaro IM, Morales-Borges R, Marcial-Vega, V, Olalde J. (2018) High Dose Vitamin C and Influenza: A Case Report. J Orthomol Med. 33(3) https://isom.ca/article/high-dose-vitamin-c-influenza- case-report/ "Based on the positive outcome in this case, we propose that Intravenous Vitamin C should be studied as a vital component of the treatment protocol for acute viral infections."

Dr. W. Gifford-Jones: People are dying needlessly of coronavirus. https://www.mpnnow.com/news/20200128/dr-gifford- jones-people-are-dying-needlessly-of-coronavirus

Murata A. (1975) Virucidal activity of vitamin C: Vitamin C for the prevention and treatment of viral diseases. Proceedings of the First Intersectional Congress of Microbiological societies, Science Council of Japan, 3:432-42.

Saul AW. Vitamins in Hospitals http://www.doctoryourself.com/hospitals.html
Saul AW. (2020) Vitamin C Protects Against Coronavirus. Orthomolecular Medicine News

Service. http://orthomolecular.org/resources/omns/v16n04.shtml
Saul AW. How to Get Intravenous Vitamin C Given to a Hospitalized Patient: A

Checklist http://www.doctoryourself.com/strategies.html
Cathcart RF. Preparation of Sodium Ascorbate for Intravenous and Intramuscular

Administration http://www.doctoryourself.com/vitciv.html



参考情報:

 点滴療法研究会は2007年に日本で設立、過去13年間にわたり点滴療法や統合医療に関する医学セミナーを開催しています。現在、約850名を超える医師・歯科医師・獣医師の会員が所属しています。毎年、リオルダン・プロトコルに関連した、高濃度ビタミンC点滴による急性疾患及び慢性疾患の治療に関する教育セミナーも開催しています。日本では、すでに2500人を超える医師が点滴療法研究会でビタミンC点滴を学んでいます。患者は日本中にある点滴療法研究会の会員クリニックをウエブサイトから容易に見つけることができます。加えて、点滴療法研究会では会員の医師に対し、感染症の爆発的な流行に備え、常にビタミンC製剤を多めに確保しておくことを推奨しています。

点滴療法研究会のウェブサイトはこちら:
https://www.iv-therapy.org

栄養医学はオーソモレキュラー医学

オーソモレキュラー医学では、安全かつ効果的な栄養療法を活用し、病気と闘います。
詳しい情報は: http://www.orthomolecular.org

編集委員:

Ilyès Baghli, M.D. (Algeria)
Ian Brighthope, M.D. (Australia)
Prof. Gilbert Henri Crussol (Spain)
Carolyn Dean, M.D., N.D. (USA)
Damien Downing, M.D. (United Kingdom)
Michael Ellis, M.D. (Australia)
Martin P. Gallagher, M.D., D.C. (USA)
Michael J. Gonzalez, N.M.D., D.Sc., Ph.D. (Puerto Rico) William B. Grant, Ph.D. (USA)
Tonya S. Heyman, M.D. (USA)
Suzanne Humphries, M.D. (USA)
Ron Hunninghake, M.D. (USA)
Michael Janson, M.D. (USA)
Robert E. Jenkins, D.C. (USA)
Bo H. Jonsson, M.D., Ph.D. (Sweden)
Jeffrey J. Kotulski, D.O. (USA)
Peter H. Lauda, M.D. (Austria)
Thomas Levy, M.D., J.D. (USA)
Homer Lim, M.D. (Philippines)
Stuart Lindsey, Pharm.D. (USA)
Victor A. Marcial-Vega, M.D. (Puerto Rico)
Charles C. Mary, Jr., M.D. (USA)
Mignonne Mary, M.D. (USA)
Jun Matsuyama, M.D., Ph.D. (Japan)
Dave McCarthy, M.D. (USA)
Joseph Mercola, D.O. (USA)
Jorge R. Miranda-Massari, Pharm.D. (Puerto Rico)
Karin Munsterhjelm-Ahumada, M.D. (Finland)
Tahar Naili, M.D. (Algeria)
W. Todd Penberthy, Ph.D. (USA)
Dag Viljen Poleszynski, Ph.D. (Norway)
Jeffrey A. Ruterbusch, D.O. (USA)
Gert E. Schuitemaker, Ph.D. (Netherlands)
Thomas L. Taxman, M.D. (USA)
Jagan Nathan Vamanan, M.D. (India)
Garry Vickar, MD (USA)
Ken Walker, M.D. (Canada)
Anne Zauderer, D.C. (USA)

Andrew W. Saul, Ph.D. (USA), Editor-In-Chief (編集長)
Atsuo Yanagisawa, M.D., Ph.D. (Japan), Editor, Japanese Edition (日本編集者)
Robert G. Smith, Ph.D. (USA), Associate Editor (共同編集者)
Helen Saul Case, M.S. (USA), Assistant Editor (共同編集者)
Michael S. Stewart, B.Sc.C.S. (USA), Technology Editor (専門編集者)
Jason M. Saul, JD (USA), Legal Consultant(法律編集者)