ログイン 会員登録

オーソモレキュラー医学ニュースサービスー日本語版

国際版編集主幹Andrew W. Saul, Ph.D. (USA)
日本語版監修柳澤 厚生(国際オーソモレキュラー医学会会長)
溝口 徹(みぞぐちクリニック)
姫野 友美(ひめのともみクリニック)
北原 健(日本オーソモレキュラー医学会理事)
翻訳協力Wismettacフーズ株式会社ナチュメディカ事業G

* 国際オーソモレキュラー医学会ニュース<日本語版>は自由に引用・配信ができます。引用の際は必ず引用元「国際オーソモレキュラー医学会ニュース」とURL(https://isom-japan.org/)を記載してください。

ビタミンCとポリオ 忘れられていたClaus W. Jungeblut, M.D.の研究

執筆者: Andrew W. Saul(オーソモレキュラー医学ニュースサービス編集長)

(OMNS 2013年8月7日) まるでキューバミサイル危機が十分なものではなかったかのように、私は、1960年代の変わり目に、子供として、もっと不安を抱えなければならなかった。小学校1年生だった我々全員が、ポリオのワクチン接種を受けなければならないと言われたとき、私個人としては、その日、学校の近くに行きたくなかった。私は、針に恐怖心があるにもかかわらず、これについてはどうしようもなかった。だから、他のみんなと同じように、元気を出して整列し、タイル張りの廊下をずんずん進んで運命に立ち向かった。保健室に着くと、驚いたことに、何かを1滴染み込ませた角砂糖を1個渡されて、食べるように言われた。そして、もう行っていいと言われた。注射なしで逃げ切る? なんと素晴らしい事態の展開だろう! 人生は新しく始めることができるのだ。

やがて、級友たちも私も、この無痛の恩恵を授けてくれた人の名前、Dr. Albert Sabinを知ることになる。さらに時間が経ち、私は、彼の経口生ワクチンが米国におけるポリオの主要原因となったことに気付くことになる。私がいちばん驚いたのは、その最も激しい批判の発生源が、ポリオに関するもう一人の英雄Dr. Jonas Salkという最も著名な筋にあったことである。1976年9月24日付のワシントンポスト誌は、米国内で報告されたポリオのあらゆる症例について、1961年以降、Sabinによる生の経口ウイルスワクチンが「唯一の原因と言わないまでも主要原因」となっている、というDr. Salkの主張を伝えている(1)。Salkは、1977年7月6日、CBCテレビのインタビューを受けたときも同じ非難を繰り返し(2)、「ポリオの生ウイルスワクチンが実際にポリオ自体を引き起こしていることは、米国では1961年から、他の国ではそれ以前にわかっていた」と述べている。

Salkが亡くなった翌年の1996年に、米国疾病管理センターは、経口生ワクチンからの転換を開始し、乳児へのポリオ予防接種の最初2回は死滅ウイルス注射を推奨した。同センターは、2000年までには、「ワクチン関連麻痺性ポリオのリスクを排除するため、米国内での小児期定期予防接種では、すべて注射でポリオウイルスを接種するスケジュールが推奨される」と述べるに至った(3)。このように、最初のポリオワクチン接種を生み出したと信じられている男Dr. Salkの警告に、正統派がやっと注意を払うようになるまで20年かかっている。

アスコルビン酸で名声を得たのち、無名に

SabinとSalkは、メディアでの知名度があり、専門家としてライバル関係にあり、数十年にも及び、個人的な敵意を抱いていた。今ではだれでもその名前を知っている。一方、Dr. Claus Washington Jungeblutの研究に対しては、一般的な医学も正統派の医学も、まだちゃんと注意を払っていない。ニューヨークタイムズ誌に掲載された彼の死亡記事(4)から、Claus Washington Jungeblutは1921年にベルン大学から医学博士の称号を受け、1921年から1923年まで、ベルリンのロベルト・コッホ研究所で研究を行っていたことがわかる。1923年から1927年までは、細菌学者としてニューヨーク州の保健省に雇用されていて、その後、1927年から1929年まで、スタンフォード大学で准教授を務め、1929年には、細菌学の准教授として、コロンビア大学医学部の教壇に立つこととなった。1937年には正教授に任命され、1962年6月30日に退官した。1976年2月1日、78歳で、コネティカット州ウェストポートの自宅にて死去した。

Jungeblutは、その全盛期には、ポリオ研究の重要な立役者とみなされているにすぎなかった。最近の歴史修正主義者によるポリオ撲滅史では、その撲滅運動に対する彼の貢献がほとんど軽視されていると同時に、アスコルビン酸がポリオの予防策と治療策になるという彼の発見を完全に避けている。これが彼の最も重要な発見であることはまず間違いない。驚いたことに、Jungeblutは1935年に、この考えを最初に発表していた(5)。アスコルビン酸に関する彼の研究は、包括的かつ深遠で、ポリオというテーマを大きく超えるものであった。1935年には、ビタミンCがジフテリア毒素を不活性化することも彼は示していた(6)。また、1937年までに彼は、アスコルビン酸が破傷風毒素を不活性化することも実証した(7)。John T. A. Ely, PhDの記述によると、「1930年代、注目すべきClaus W. Jungeblut, MDは…(中略)…大量摂取によって人体で達成可能な濃度のアスコルビン酸により、数々のウイルス性・細菌性病原菌およびその毒素を不活性したり防ぐことができる可能性があることを最初に報告した。これには、ポリオウイルス、肝炎ウイルス、ヘルペスウイルスが含まれる…(中略)…(Jungeblutによる)最も初期の研究結果の一つは、アスコルビン酸に、破傷風毒素、ジフテリア毒素、ブドウ球菌毒素など、多くの細菌毒素を中和し無害にする能力があることを示している。」(8)

経口ポリオワクチン接種とは異なり、ビタミンCがポリオを引き起こしたことはない。しかし、医師を含め、ビタミンCがポリオを予防し治すことが70年近く前からわかっていることを知っている人にどれだけ会っただろうか?これは決して、本当に秘密であったわけではない。1939年9月18日付のタイム誌は、「先週、マンハッタンで行われた国際微生物会議の会合にて、2つの新しい手掛かりが浮上した。(その1つは)」ビタミンCである。」と伝えている(9)。この記事では、Jungeblutが、1938年のオーストラリアにおけるポリオ流行の統計データを調べながら、ビタミンC値が低い状態がこの病気に関連していると推論した方法が説明されている。

その後、Jungeblutは、有力なメディアや専門的なメディアの脚光を浴びることは滅多になかった。また、彼とその研究が記念される場でも、アスコルビン酸には触れられていない。米国の国立医学図書館には、彼の研究論文と検査データの最も広範なコレクションがあり、1922年から1964年まで42年分が網羅されている。奇妙なことに、その6箱の文書は、不条理にも、国立医学図書館の「熱帯医学原稿コレクション」に収められている(10)。おそらく、栄養学に興味がある人に対する標示として、Jungeblutの書簡にあったAlbert Szent-Gyorgyiの名前が内容記述で挙げられているという記録しかないためと思われる。彼が(1929年から1962年まで)33年間教鞭を取ったコロンビア大学でさえも、記録は乏しい。「Claus W. Jungeblutに関するものはほとんどなく、ここで教えていた期間の長さを考えれば奇妙なことである」と、コロンビア大学医療センターのオーガスタス C. ロング健康科学図書館アーカイブ長であるStephen E. Novakは言う。(11)

Dr. Jungeblutによる多数の研究レポートのうち、22本がJournal of Experimental Medicine(実験医学ジャーナル)で公表されいる。これらはアーカイブに保管されており、下記サイトにアクセスすればオンラインで無料閲覧可能。http://jem.rupress.org/search?submit=yes&author1=jungeblut&sortspec=date&where=author1&y=11&x=29&hopnum=1

ビタミンC関連の主要論文には、以下が含まれる。

Jungeblut CW. Inactivation of poliomyelitis virus in vitro by crystalline vitamin C (ascorbic acid). (結晶ビタミンC(アスコルビン酸)による生体外でのポリオウイルスの不活性化) J Exper Med, 1935. October; 62:517-521
Jungeblut CW. Vitamin C therapy and prophylaxis in experimental poliomyelitis.(実験的ポリオにおけるビタミンC療法と予防) J Exp Med, 1937. 65: 127-146.
Jungeblut CW. Further observations on vitamin C therapy in experimental poliomyelitis.(実験的ポリオにおけるビタミンC療法のさらなる観察結果) J Exper Med, 1937. 66: 459-477.
Jungeblut CW, Feiner RR. Vitamin C content of monkey tissues in experimental poliomyelitis.(実験的ポリオにおけるサルの組織のビタミンC含有量) J Exper Med, 1937. 66: 479-491.
Jungeblut CW. A further contribution to vitamin C therapy in experimental poliomyelitis.(実験的ポリオにおけるビタミンC療法へのさらなる貢献) J Exper Med, 1939. 70:315-332.

ポリオに対するビタミンC療法はどうなったのか?

ポリオに関する議論が、大量のアスコルビン酸投与による予防と治療の方向に向かえば、「ビタミンC療法がそれほど良いものなら、すべての医師が使っているだろう」という反論が最も多く寄せられることになる。

Irwin Stoneは、自著「The Healing Factor(治癒要因)」の中で、そうではない理由を説明している、
「ポリオの治療にアスコルビン酸を用いるというのは、大きな望みを抱かせる嘘のような話で、結局は失望に終わる…(中略)…そして、ある研究者がやっと、正しい道筋をたどり、成功を実証したように見えても、ほとんど誰も彼の成果を信じず、その成果は組織ぐるみで無視された…(中略)…アスコルビン酸の発見から2年以内に、Jungeblutは、アスコルビン酸がポリオのウイルスを不活性化することを示した。その後、1936~1937年には、他の研究者が急速にこれを継承し、他のウイルスに対する同様の不活性化作用を示している。Holden他はヘルペスウイルス、KliglerとBernkopfはワクシニアウイルス、LagenbuschとEnderlingは口蹄疫ウイルス、Amatoは狂犬病ウイルス、Lominskiはバクテリオファージ、そしてLojkinとMartinはタバコモザイク病ウイルスを使ってそれを実証した。このような早い時期に、アスコルビン酸は広範な抗ウイルス物質となる可能性があることが確認されていたのである。この新しい「特効薬」は、多種多様なウイルスに効果があり、完全に無害であることがわかっている…(中略)…彼の(この)研究は、Salkより前の時代に行われていた。当時、ポリオ患者に医師ができることは、症状を軽減し、最善の結果を望むことだけであった。流行が生じた場合、薬剤による大きな干渉もなく自然な経過をたどった可能性もあり、効果的で無害の殺ウイルス剤があれば、きわめて貴重な商品となっただろう。Jungeblutは、自己の研究を続け、1936年から1939年までに発表した一連の論文にて、ポリオに感染させたサルへのアスコルビン酸投与により、ポリオの重症度が明らかに低下し、ポリオに対する耐性が強化されることを示した。Sabinは、Jungeblutによるサルを使った研究を再現しようとしたが、こうした部分的な成功結果を得ることはできなかった。臨床結果のばらつきを説明しようと、さらに試みたが、どちらの科学者も、試験の技術的詳細を追い求めて、行き詰ってしまった。今なら、過去を振り返り、用いられた用量のサイズと頻度が、ポリオの培養中に血中アスコルビン酸値を高く保つには不十分なものであった、と言うのは簡単かもしれない。結論として、Sabinによるこの否定的な結果は、事実上、この分野におけるさらなる研究を、その後10年間抑え込むこととなった…(中略)…Frederick R. Klenner, MD は、1952年の論文にて…(中略)…Jungeblut による以前の研究に触れ、その程度の感染に対処するにはビタミンCの投与量が不十分であったため、彼の結果は決定的なものではない、と述べている。Sabinのほうが、ウイルスの投与量が多く、ビタミンCの使用量は少なかったため、Sabinによる結果は、Jungeblutほど示唆的なものではなかった。血中および組織中のアスコルビン酸値が継続的に高く維持されれば、ウイルスの増殖と複製にとってきわめて不都合な環境が体内に生じることになる。」(12)

「ビタミンCを抗毒性と抗ウイルス性のあるビタミンとして指定することができるのは本当である。」
(C.W. Jungeblut, MD)

Robert Landwehrは、以下のとおり加えている:「1939年以来、ポリオの専門家たちは、ビタミンCにはポリオへの有効性がない、とかなり明確に述べている。医学研究で高い評価を受けているDr. Albert B. Sabinが、彼の成功作であるワクチンを考案する前でさえ、ビタミンCはポリオウイルスとの闘いにて価値がないと実証したことは、ほぼ疑いがないようである。彼が1939年に発表した論文では、1株のポリオウイルスに実験的に感染させた赤毛サルにおいて、ビタミンCに麻痺の予防効果がなかったことを示している。もう一人の高名な医学研究者であるDr. Claus W. Jungeblutは、ビタミンCが役立つ可能性があることを示唆した論文を1935年と1937年に発表しており、Sabinは彼の研究を裏付けようと試みた。しかし、実験の過程でJungeblutに助言を求めたにもかからず、SabinはJungeblutによる結果を再現することはできなかった。これは公正な試験であったようだが、Sabinによる否定的な結果により、ビタミンCとポリオを用いた実験は、実質的に終止符を打った。」(13)

Klennerによると、よく伝えられているSabinの失敗の理由は単純である。用量が少なすぎたのだ。彼は以下のとおり書いている(14):

「文献のレビューから、動物実験では、ウイルスという生物に対するアスコルビン酸の効果に関するすべての実験研究事例において、ウイルスの使用量が、ビタミンCの投与量の範囲をはるかに上回っていた、と言っても差支えない…(中略)…Jungeblut(の1937年の論文)によると、サルにおけるポリオの培養期間中、天然ビタミンCを非経口投与した後は必ず、ポリオの重症度に明白な変化が見られ、また、この病気の5日目からはもっと多い用量が必要となる、ということである…(中略)…ポリオに関するすべての研究で最も残念な過ちの一つは、サルにおけるポリオウイルスへのビタミンCの効果に関するJungeblutの研究を、Sabinが非科学的な方法で確証しようとしたことである。Jungeblutは、自己の研究で赤毛サルを感染させるとき、穏やかな「小滴法」を用い、その後ビタミンCを針で投与し、その量は様々で1日最大400 mgであった…(中略)…極微量であっても、我々が現在認識しているように、彼は、一連の研究にて、非麻痺性の生存数が対照群よりも6倍多いことを実証することができた。一方、Sabinは、Jungeblutの実験を繰り返そうとしたのに、サルを感染させるとき、Jungeblutが講じた手順に従わず、代わりに、もっと強力な接種方法を採用した。その結果、明らかに、疾患の重症度は最大となった。Sabinは、さらに、使用するビタミンCの用量について、Jungeblutの提案に従うことを拒んだ。Sabinの実際のレポートによると、投与量は、彼の仲間が用いた量の35%を上回ることはめったになかった。(1939年に)Sabinは、重要な発言をしている:『Jungeblutの提案に従い、1匹のサルに対し、1日間、400 mgのビタミンCを与えた。Jungeblutは、ポリオの経過にて変化をもたらすにはそれくらい多い用量が必要だと感じていた。』 しかし、Sabinの研究にもとづき、ウイルス疾患の治療におけるビタミンCの価値否定は、最終的なものとして何年も受け入れられている。」

ポリオ患者に大量のアスコルビン酸を用いて成功した事例を挙げた論文をいくつか発表しているKlennerは、毎日数千ミリグラムのアスコルビン酸を投与していた。この用量は、Jungeblutが用いた量の3分の1にすぎなかったSabinの低用量とは雲泥の差である。また、Sabinは、1匹だけの動物に、1日だけ、400 mgという「高用量」をただ1回与えたにすぎない。悲しいことに、Klennerは、以下のとおり加えている:「ポリオウイルスへのアスコルビン酸の効果に関するSabinの否定的なレポートにより、Jungeblutの研究が止まった。」(15) しかし、Klennerの研究が止まらなかったのは幸運であった。彼は、1948年のポリオ流行時に、自分の患者に大量のアスコルビン酸を投与する療法を導いた。「自宅治療患者には、6時間ごとに針で2,000 mg投与し、2時間ごとに1,000~2,000 mgを経口投与して補うスケジュールとした」とKlennerは書いている。合計すると、筋肉注射による1日8,000 mgという量に加え、睡眠を考慮し、経口用量として16,000~32,000 mgが追加されることになる。1日当たりのビタミンC量としては、合計で20,000~40,000 mgとなる。

不思議なことに、Klennerが当時読んだビタミンCとポリオに関する唯一のレポートが、Sabinによる否定的なレポートであった。Klennerは、彼自身の「ウイルス疾患に対するアスコルビン酸の作用の観察は、ポリオウイルスに実験的に感染させた赤毛サルを扱った後のSabinによる否定的なレポートを除き、ウイルス病理に関するビタミンCを用いた以前の諸研究の知識とは関係なく行った」と書いている。そのとき彼はその文献を見て、以下のことに気付いた:「このような研究では、ほとんど信じられない記録。動物実験に費やした年数、人の努力と助成金の費用、そして記述量を考えれば、10年前なら肯定的な結果をもたらしたと思われる1つの事柄を、なぜそれほど多くの研究者が理解できなかった可能性があるか、把握するのは難しい。この1つの事柄とは、使用したビタミンCの用量サイズと、その投与頻度であった。公正を期して言わなければならないこととして、Jungeblutは、その失敗結果を、彼が用いた注射可能なビタミンCの強さが十分でなかった可能性によるものとするいくつかの理由について述べている。『ビタミンCを抗毒性と抗ウイルス性のあるビタミンとして指定することができるのは本当である』と明白に述べたのは彼である。」(15)

もう一度最初に戻るデジャヴュ

1935年といえば、ナイロンが作り出され、その中性子の発明にノーベル賞が与えられた。ギャラップ世論調査が開始され、Errol Flynnは、映画「海賊ブラッド」で初の主演を務めた。この年、DC-3型航空機が初めて就航し、第一種郵便切手の値段が3セントであった当時、Claus W. Jungeblutは、アスコルビン酸に抗ウイルス作用があることを明白に示した最初の科学者であった。残されていたのは、それを十分に使用することだけであった。
1970年代後半に、若い父親として、また、Dr. Jungeblutのことを知るずっと前から、私は、Irwin StoneとFrederick Klennerの著書を読むことにより、大用量のアスコルビン酸の投与に真剣に取り組んでいた。彼らの論文は、Jungeblutの両肩の上にしっかり立って書かれたもので、私がSalkの注射やSabinの角砂糖を使わなくても健康な子供たちを育てることができた一番の理由となっている。しかし本当に、私の子らは確かにビタミンCをたくさん撮っていた。70年も昔から、Claus W. Jungeblutは、どのオーソモレキュラー医の進路にも直接影響を及ぼしており、アスコルビン酸療法によって健康と命が救われたどの患者にも感謝されている。
(この論説は最初、J Orthomolecular Med(オーソモレキュラー医学誌), 2006. Vol 21, No 2に掲載されたもので、許可を得て転載された。この医学誌に関する詳細は、http://www.orthomed.org/jom/jom.html?を参照のこと。この医学誌の41年に及ぶオンライン・アーカイブは、http://orthomolecular.org/library/jom/にて無料で閲覧可能。)

 

参考文献

1. Miller NZ. Vaccines and natural health(ワクチンと自然な健康). Mothering. Spring 1994, p 44-54.

2. CBCによるDr. Salkのインタビューは下記サイトで閲覧可能:?http://www.cbc.ca/player/Digital+Archives/Health/Public+Health/ID/1824800224/?page=4&sort=MostPopular?またはhttp://www.cbc.ca/archives/categories/health/public-health/polio-combating-the-crippler/sabin-vs-salk-oral-vs-injected-vaccine.html

3. The Advisory Committee on Immunization Practices. Notice to readers: recommended childhood immunization schedule – United States(接種実施に関する諮問委員会 読者への通知事項: 小児期予防接種の推奨スケジュール – 米国), 2000. MMWR Weekly January 21, 2000;49(02):35-38, 47.

4. New York Times, Feb 2 1976, p 23.

5. Jungeblut CW. Inactivation of poliomyelitis virus by crystalline vitamin C (ascorbic acid)(結晶ビタミンC(アスコルビン酸)によるポリオウイルスの不活性化). J Exper Med 1935. 62:317-321.

6. Jungeblut CW, Zwemer RL. Inactivation of diphtheria toxin in vivo and in vitro by crystalline vitamin C (ascorbic acid)(結晶ビタミンC(アスコルビン酸)による生体内および生体外でのジフテリア毒素の不活性化). Proc Soc Exper Biol Med 1935; 32:1229-34.

7. Jungeblut CW. Inactivation of tetanus toxin by crystalline vitamin C (l-ascorbic acid)(結晶ビタミンC(I-アスコルビン酸)による破傷風毒素の不活性化). J Immunol 1937;33:203-214.

8. Ely JTA. A unity of science, especially among physicists, is urgently needed to end medicine’s lethal misdirection(死を招く誤った医療指示を終わらせるためには、科学の統合、とくに自然科学者における統合が緊急に必要). arXiv:physics/0403023 Vol 1, Mar 2, 2004.?http://arxiv.org/abs/physics/0403023?or?http://arxiv.org/e-print/physics/0403023

9. Polio clues(ポリオに関する手掛かり). Time. Monday, September 18, 1939.

10. NLM call number: MS C 361.?http://www.nlm.nih.gov/hmd/manuscripts/tropical/alpha.html

11. Personal communication(私信), March 27, 2006.

12. Stone I. The Healing Factor, Chapter 13, Viral Infection(ウイルス感染). Grosset and Dunlap, 1972.この本はネット上に掲載されており、下記サイトにて無料で閲覧可能:http://vitamincfoundation.org/stone/

13. Robert Landwehr. The origin of the 42-year stonewall of vitamin C(42年に及ぶビタミンCの障壁の原因). Journal of Orthomolecular Medicine, 1991, Vol 6, No 2, p 99-103.

14. Klenner FR. The use of vitamin C as an antibiotic(抗生物質としてのビタミンCの使用). Journal of Applied Nutrition, 1953, Vol 6, p 274-278.

15. Klenner FR. The treatment of poliomyelitis and other virus diseases with vitamin C(ビタミンCを用いたポリオなどのウイルス疾患の治療). Southern Medicine and Surgery, July, 1949, p 209.

日本語訳監修 溝口 徹 (新宿溝口クリニック)