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性病は自然治癒する?性病の種類や初期症状について解説!

性病は、基本的には自然治癒することはありません。

「もしかしたら・・・」と感じても、無症状だったり、いつのまにか症状がなくなっていたりすることもあるかもしれません。

「何日も前のことだしもう治ったのかも」「心配だったけど感染してなかったんだ!」

と思っていても、性病は完治しておらず、病原体は体内に潜伏し続けます。

「きっとそのうち治るよね」「特にかゆみも痛みもないし、放っておいてもいいか」

と思うかもしれません。

「特定のパートナー以外とセックスをしてしまった…」「なんとなく性器に違和感がある」など、心当たりがあるなら検査をすることをお勧めします。

性病を放置すると症状が悪化し、将来大きな問題になってしまうだけでなく、知らず知らずのうちに他の人に感染させてしまう可能性もあります。

セックスは愛する人とのスキンシップを目的とすることもあると思います。少しでも気になっている状態だと大切な人との時間を充実して過ごすことが出来ないかもしれません。

性病は、早期発見し、医療機関で適切な治療を受けることが重要です。性病検査キットの利用も効果的です。「おすすめの性病検査キットを知りたい!」という方もまずは本記事をご一読ください。

・性病にはどんな種類があるのか?

・初期症状としてどんな症状が出るのか?

・放置し続けるとどんな影響があるのか?

・感染しないためにはどうしたらいいのか?

について説明していきます。

自分のカラダも、大切なひとのカラダも守るのが大人のエチケットです。性病について正しい知識を身に着けていきましょう!

性病の種類

まずは性病の種類と初期症状をご覧ください。

性病の種類初期症状
クラミジア男性の場合、排尿時の痛み、尿道炎。 女性の場合、性器のかゆみやおりものの増加。 ただし無症状であることが過半数。
咽頭クラミジアのどの痛み、腫れ。
梅毒性器や肛門、唇などに痛みの伴わない固いしこりができる(初期硬結) 時間の経過とともに消えてしまう場合もある。
ヘルペス水ぶくれができる。
カンジダ性器のかゆみ、白っぽいおりものの増加。
淋病(淋菌)男性の場合、尿道炎や性器から膿が出る。 女性の場合、初期症状が出ない場合もあるがおりものの増加。
咽頭淋病(淋菌)のどの痛み、腫れ。
HIV・エイズ発熱、のどの痛み、筋肉痛など。
尖圭コンジローマ性器に尖ったとさかのようないぼができる。
マイコプラズマ・ ウレアプラズマ男性の場合、尿道炎や膿が出る。 女性の場合、おりものの増加。
トリコモナス男性の場合、尿道炎。 女性の場合、膣炎やにおいの強いおりものの増加。
B型肝炎・C型肝炎倦怠感、疲労感、食欲減退。
A型肝炎倦怠感、発熱、頭痛、筋肉痛

表を見ていただいてわかるように、性器のかゆみや痛み、おりものの増加などの症状が出た場合、性病感染を疑うでしょう。

しかしのどの痛みや発熱といった症状であれば、「風邪を引いたかな?」とか、最近であれば「新型コロナウイルスに感染したのではないか?」と疑って、内科を受診する人がほとんどでしょう。

ましてや無症状であれば、症状に気づかないまま日常生活を送ってしまうのではないでしょうか。

特に日本で一番感染者が多いクラミジアは男女ともに、半数以上が無症状と言われています。

淋病に関しても、女性は無症状なことが多いため、感染に気づかない人もいます。

また、最近特に感染者が増えている梅毒も、初期の段階では一定期間を過ぎると症状が消える傾向にあり、感染発見が遅れてしまうこともあるようです。

では、感染に気付かぬまま、性病を放置した場合どのような危険性があるのでしょうか?

性病に関する注意点

放置することの危険性

「無症状なのに病院に行くのはめんどくさいな…」「忙しいのに検査するのはめんどくさいな」

と思われる方もいるでしょう。

しかし、性病をそのまま放置すると症状が悪化するだけでなく、セックスを十分に楽しめなかったり、パートナーに感染を広げてしまったり、将来に大きな影響を及ぼす可能性があります。

「自分から感染させてしまった・・・」

ということになってしまったらセックスをすることが怖くなってしまうかもしれません。

まず性病についての正しい知識と検査方法、検査ができる場所を知っておくことが重要です。

具体的にどのようなリスクがあるのかひとつひとつ見ていきましょう。

不妊症、無精子症の原因に…?!

性病を放置することが不妊症や、無精子症の原因になるとは思ってもいなかった方も多いのではないでしょうか?

クラミジアや淋病は、初期段階では無症状ですが、放置すると精管や卵管に炎症を及ぼし、男性の場合は排尿時の痛み、女性の場合は下腹部痛といった症状が現れます。

また、クラミジアや淋病が原因で、精管が塞がってしまったり、着床障害になってしまう可能性もあり、無精子症や不妊症の原因になる場合があります。

将来子供が欲しいと思っている方には大きな影響があるので、早期発見が重要です。

女性で性病に対する適切な知識がなく検査と対応が遅れたために不妊症になってしまった方がいます。

この方は結婚したかったのですが、結婚するには不妊症であること、またどうして不妊症になったのかを話さないわけにはいかないと思っていたので結婚することを諦めてしまっていました。

この方は幸いにも不妊症であることも受け入れてくれるすばらしいパートナーと出会うことができ結婚されたのですが、知識がなく対応が遅れたり、「まぁいいか」という気持ちが人生を大きく左右することに繋がってしまうこともありますので、気になる方はすぐに検査することをお進めします。

症状が重くなる、完治までに時間がかかる

無症状であったり、一旦症状が消えたとしても、病原体は体内に潜伏し、見えないところでどんどん病状が進行していきます。

男性の場合は、前立腺炎や精巣上体炎になり、性器の腫れや発熱を伴う場合があります。

前立腺炎では、症状の多くが膀胱および骨盤部の筋肉、特に会陰部(陰嚢と肛門の間)の筋肉のけいれんに起因します。

痛みがあると、勃起や射精が困難になったり、勃起や射精に痛みが伴うことすらあります。

細菌性前立腺炎が原因で、前立腺膿がたまって膿瘍を生じたり、 精巣上体炎になることもあります。

精巣上体炎は陰のうが赤く腫れ熱を持ち、全身の発熱も起こります。放置すると陰のうに膿がたまり、さらに悪化すると皮膚が破れて膿が出てくることもあります。重症の場合は入院して点滴で抗菌薬を投与します。

きちんと治療をしないと慢性化して膿がたまってしまい、切開や精巣上体の摘出が必要になることもあります。

女性の場合も、卵管炎、卵巣炎になり、下腹部の強い痛みや、吐き気、発熱を伴う場合があります。

卵管炎・卵巣炎とは、病原体が子宮経管から卵管に感染して炎症が起こる病気です。卵管や卵巣のどちらかが炎症を起こすと、ほとんどが同時に炎症を起こし、卵管が周囲の臓器と癒着したり、卵管内に膿が溜まって卵管留膿症になったりして不妊や子宮外妊娠の原因になります。放っておくと大きな合併症を引き起こしかねません。

また梅毒は、性器以外の場所にイボや蕁麻疹、バラ疹(かゆみや痛みのない湿疹)といった症状が出る場合があります。

性病に感染していると、免疫力が低下している状態であるため、複数の性病に感染する可能性があり、完治まで時間がかかってしまいます。

性病は症状が重くなると性器だけではなく発熱や蕁麻疹など全身に症状が及ぶ場合があるので仕事や家族へ影響が出てしまうこともあります。

パートナーへの感染、母子感染を起こす可能性

無症状のために感染に気づかず性行為をしてしまい、パートナーに感染させてしまう可能性があります。これを、ピンポン感染といいます。

片方が性感染症になった場合、すぐにパートナーも性病検査を行い、同時期に治療をすることが重要です。

性病は、母親からおなかの中の子供に感染する場合もあります。(母子感染)

その場合、赤ちゃんが先天性の障害を持つ可能性があります。

男性の方で性病に感染していたのですが自覚症状がなくパートナーとセックスしたことにより、パートナーに性病が感染し、そのことがきっかけで離婚に発展するということも数えれば切りがありません。

また、ドラマ「コウノドリ」でも描かれていましたがパートナーの妊娠した後、旦那さんの性病が発覚した場合、妊婦である奥さんの性病検査が必須になります。性病は母子感染しますので、妊婦が性病に感染していた場合、赤ちゃんが先天性の障害を持つ可能性があります。もちろん、赤ちゃんのために検査をする必要があると思いますが、このことによる母体への精神的なストレスも大きなものとなるでしょう。

子どもが生まれ幸せな家族を作っていこうというタイミングで大きな問題になってしまうことは言うまでもありません。

性病検査をしましょう

上記で説明したように、性病は、基本的には自然治癒しませんし、放っておくと症状が悪化します。自分で判断せず、少しでも気になる症状がある人はまずは検査を受けることをおすすめします。

治療のスタートが早ければ早いほど、治療期間も短くなります。

「病院に行くのは恥ずかしい」「忙しくて時間がない」という方には、自宅で検査を受けられる性病検査キットの販売もあります。そちらもぜひ参考になさってください。

性病検査は、以下方法で検査を受けることが可能です。

医療機関で受ける

男性の場合は、泌尿器科、皮膚科、性病を専門に扱うクリニックで検査を受けることができます。女性の場合は、婦人科、産婦人科、性病を専門に扱うクリニックで検査を受けることができます。

クリニックによっては即日で検査結果を知ることが可能なので、なるべく早く検査結果をしりたい方にはおすすめです。

保健所で受ける

各自治体の保健所で検査を受けることが可能です。

匿名・無料で検査を受けることが可能ですが、検査項目が限定されていたり、検査を受ける日時が指定されていることが多いため注意が必要です。

自分で性病検査キットを購入して受ける

インターネットで購入し、検査を受けることが可能です。

検体(血液、尿、膣分泌物)を採取し、返送します。検体到着後数日で結果が分かります。

病院に行く時間がなかったり、検査に行っていることを他の人に見られるのが心配な方、医療費通知などによって家族などに医療機関に行ったことを知られずに検査したい方にお勧めです。

治すためには医療機関を利用するしかない

今までの文章を読んで「性病を放置してしまったら一生治らないのではないか」と不安になった人も多いのではないでしょうか。

実際には、性病は医療機関で適切な治療を受ければ治ります。

ただしドラッグストアなどで治療薬は販売していません。海外からの個人輸入の薬などもありますが、自分で判断することはとても危険です。症状に合わせて、適切な医療機関へ受診をしましょう。

男性の場合は、泌尿器科、皮膚科、性病を専門に扱うクリニック、女性の場合は、婦人科、産婦人科、性病を専門に扱うクリニックで治療を受けることが可能です。

検査内容は、血液検査、尿検査、粘膜の分泌物(性器や喉)から検査をします。

検査費用は、検査項目、クリニックによって異なります。

薬の費用は、感染している病気の種類によって治療方法は異なります。主に治療は注射薬、外用薬、内服薬を用いて感染源のウイルスや細菌を死滅させます。

薬の費用は3,000円前後となりますが、性感染症の治療は保険適用となるため、1,000円~2,000円前後で済むことが多いです。

治癒期間は、主なものとして、淋菌は注射1回、クラミジアは飲み薬1回、梅毒は病期により飲み薬2~8週間、細菌性腟症・カンジダ症は腟錠1週間で治療します。 体調によって治療方針が変わることもありますので、あくまでも目安として参考にしてください。

性病予防のためにできること

では、性病予防のために事前に何かできることはあるのでしょうか?

普段の生活から気を付けること、性行為時に気を付けることについてまとめました。

コンドームの使用

一番身近でもっとも予報効果の高い方法の一つです。

ただし100%の予防効果があるわけではありません。コンドームを正しく使用することで、感染リスクを下げることはできます。

体を清潔にする

性行為の前後は、シャワーを浴びる、排尿排便を済ませるなど、体を清潔に保ちましょう。

また傷があると、病原体の侵入を高める要因になります。爪を切り、激しい行為は控えましょう。

体調が悪いときに性行為をしない

体調が悪いときは、免疫力が低下しているため性行為を控えましょう。

性病だけでなく、風邪やインフルエンザなどほかの病気に感染する可能性も高まります。

まとめ

性病は、基本的には通院しない限り自然に治ることはありません。

放置することによって症状が重くなったり、不妊症や無精子症など、将来大きな影響を及ぼす可能性があります。

場合によっては、婚活や生まれてくる子どもへ影響が及んでしまったりと取り返しのつかないことに繋がってしまう可能性もあります。

「おりものが増えた」「性器に違和感がある」など少しの違和感でも検査キットなどを使えば自宅でも簡単に性病検査を受けることができますので、まずは検査して自分の体の状態を確認することをお勧めします。