一番良いAGA治療は?基本内服薬?効果の高い注射?やっぱり植毛?AGA治療の最新情報をご紹介
AGA治療方法(薄毛治療)の種類・内容が知りたい!
AGA治療薬のおすすめを一覧で教えて!
治療薬(内服薬)以外のおすすめ治療法を教えて!
フィナステリドなど治療薬の効果・成分・料金を比較したい!
現在、日本国内で1,200万人(成人男性の30%以上)がAGA(男性型脱毛症)といわれています。3人に1人が薄毛など、毛髪の悩みを抱えています。今では、AGA治療を扱っているクリニックも多く、治療薬含めた治療方法なども多く存在します。薄毛のお悩みを持っていて、治療を検討されている方、あるいはすでに治療を開始している方も、最も気になるのはどのAGA治療が一番良いのかということではないでしょうか。前提として、一人ひとりのAGA進行状況や健康状態、理想の姿などによって、ベストな治療というのは1つではありません。では、どのような治療が自分にはベストなのか。内服薬なのか、外用薬なのか、注射なのか、植毛なのか。
本記事では最新のAGA治療の種類やその効果など、詳しく解説をしていきますので、自分に合った治療方法をみつける参考にしていただけると幸いです。
おすすめのAGAクリニックが知りたい方や、AGAのオンライン診療クリニックのおすすめをお探しの方も、ぜひ治療を開始する前にご一読ください。
※記事内容は2024年1月10日時点のものとなります。値段やキャンペーンなどは閲覧日により変更されている場合があるため、公式サイトをご確認ください。
※本記事は効果を保証するものではなく、効果効能には個人差があります。
AGA治療の種類と効果について
AGA治療の種類は大きく4種類あります。
内服薬
AGA治療において、現在最もスタンダードな治療です。薬の種類も豊富で、クリニックによっては患者様の状態に合わせて各種成分をオーダーメイドで配合しています。
外用薬
一般的に、ミノキシジルを主成分とした外用薬です。薄毛の気になる箇所へピンポイントに塗布することで、発毛促進が期待できます。
頭皮注射
メソセラピーと呼ばれる治療法で、成長因子などの有効成分を頭皮へ直接注入することで、高い発毛効果が期待できるといわれています。薬剤の種類によっては高額になることが懸念されます。
植毛
名前の通り、頭皮に毛を植えて毛量を増加させる治療です。多くのクリニックで、自毛で植毛を行う方法が採用されています。
各治療法の効果
AGAの主な原因として、2つがあげられます。1つは、ジヒドロテストステロン(悪性の男性ホルモン)による毛髪の成長サイクルへの悪影響です。2つ目は、血行不良や栄養不足により、毛髪へ栄養素がうまく届いていないために、髪が育たないということです。
まず1つ目について解説します。
テストステロン(悪性ではない男性ホルモン)に、5αリダクターゼ(体内に含まれる還元酵素の一種)が結合することで、悪影響を及ぼすジヒドロテストステロンに変換されます。そこで、フィナステリドやデュタステリドという成分を服用し、5αリダクターゼがテストステロンに結合しないよう、5αリダクターゼを阻害します。
2つ目については、1つ目とはまた別の角度からのアプローチになり、そもそも髪の毛を強く、太くすることを目的としています。毛髪を成長させるには、栄養素をしっかり届けることが重要です。ミノキシジルという成分を用いて、血行を促進し十分な栄誉を毛髪に届けることで、高い発毛効果が期待できます。
あるいは、頭皮に成長因子を注射し、毛母細胞を活性化させ、発毛を促進させます。
【内服薬】
内服薬の中でも、大きく2種類の効果があります。
1.AGAの進行を止める
ヘアサイクルに悪影響を与えるジヒドロテストステロンの発生を抑制するために、5αリダクターゼを阻害しますし、抜け毛を防ぎます。
5αリダクターゼはⅠ型、Ⅱ型と存在し、各薬によってどちらか、あるいは両方を阻害するという特徴があります。
「プロペシア」
AGA治療薬のなかで最もポピュラーなものになります。主成分は、AGA治療の代表格「フィナステリド」になるので、Ⅰ型の5αリダクターゼを阻害します。ある臨床実験では、3年間プロペシアを服用した方の98%に薄毛予防の一定効果があると報告されています。
副作用確立も1%以下なので、安全性・効果両面が担保されています。
「ザガーロ」
厚生労働省から、2015年に承認された比較的新しいAGA治療薬となり、主成分は「デュタステリド」となります。
デュタステリドは、5αリダクターゼのⅠ型、Ⅱ型の両方を阻害する作用があります。
プロペシアでなかなか効果を実感できない方は、より強力なザガーロを使用するという流れになりますが、その分費用も上がります。
2.発毛を促進させる
毛髪を強く、太く育てるためのアプローチになります。1つ目の効果が抑止や維持を目的としているのに対し、2つ目の効果は毛を成長させるような、いわば攻めのような効果になります。
「ミノキシジル」
2023年3月現在で、AGA治療の内服薬で最も発毛効果が高いのがこのミノキシジルです。頭皮の血管拡張に作用し、血流を改善し、有効成分や栄養素を毛髪へしっかりと届けることが期待できます。
もともとは、高血圧治療のための薬として開発されていましたが、治療を受けた患者から多毛の症状が確認されたことから、発毛剤の研究が始まりました。ミノキシジルの副作用として、多毛症があげられます。副作用に多毛症がみられるあたり、発毛に関してむしろ期待を感じます。
・副作用について
やはり気になるのが投薬治療における副作用かと思います。
AGA治療薬で、副作用が起こるといわれる確率は、プロペシアで0.2〜1%、ザガーロだと1〜4%、ミノキシジルでは約8%と報告があります。
性欲減退や、非常にまれに肝機能障害、外用薬ではかゆみやかぶれなどが主な症状として報告されています。
AGA治療に副作用があるといわれると、やはり抵抗を少なからず感じてしまう方もいるかと思いますが、AGA治療薬で副作用が出る確率は、なんと風邪薬で副作用が出る確率よりも低いことがわかっています。
万が一副作用が出た際も、薬の量を調整すれば症状に改善はみられますし、その後副作用が出なければAGA治療の継続もできます。
気にしてしまうと、いわゆるプラシーボ効果の誘発につながるので、風邪薬などの同様の面持ちで使用するといいのではないでしょうか。
【外用薬】
内服薬と違い、気になる箇所に直接塗布できるので、ダイレクトに効果を促すことができます。
「ロゲイン」
AGAの外用薬となり、主成分はミノキシジルとなります。発毛剤といえば「リアップ」が有名かと思いますが、ロゲインの購入価格はリアップのおよそ1/3で、さらにリアップと同程度の濃度のミノキシジルが配合されています。
ミノキシジルを外用薬としてコスパ良く取り入れたい方には、オススメです。
「アロビックス」
こちらも脱毛症用の外用薬となり、ミノキシジルと同様に頭皮の血管を拡張し、血行促進を行い、毛髪の成長を促します。ミノキシジル配合のものよりも安価に購入できますが、デメリットとして、ミノキシジルよりも発毛効果は落ちてしまいます。薄毛対策の外用薬で、最初の一つとしては手頃で始めやすい治療薬といえます。
【頭皮注射】
メソセラピーといわれる治療法で、1952年にフランスのミッシェル・ピストール博士が開発したとされ、AGA治療において、最近日本でも大きく注目されています。
ミノキシジルや成長因子などの有効成分を、注射器などを用いて頭皮に直接注入することで、より高く、早く効果を実感できる治療方法です。
注射器を使用しないレーザータイプや、注入する有効成分も複数あり、それらをカクテルとして患者様に合ったものを注入できます。
・頭皮注射の有効成分
「ミノキシジル」
血行促進により、高い発毛効果が期待できる定番の成分です。
「ケラチノサイト成長因子(KGF)」
内皮細胞や新しい毛髪を生成させます。
「インスリン様成長因子(IGF-1)」
新しく再生する血管のサポートを行い、細胞の再生する力を向上させます。
「血管内皮細胞成長因子(VEGF)」
新たな血管の生成を促進するなどの作用により、髪の毛を太く、強くさせるための成長促進成分です。
「繊維芽細胞成長因子(bFGF)」
コラーゲンやエラスチンなどの合成を増やし、毛髪や皮膚細胞の成長を促します。
「銅ペプチド」
ヘアサイクルに悪影響を及ぼすジヒドロテストステロンの発生原因となる、5αリダクターゼを抑制する働きがあります。
・AGAメソセラピー(頭皮注射)の注入方法
「パピュール法」
注射器を使用し、直接頭皮へ有効成分を注入するオーソドックスな治療法です。
「ナパージュ法」
注射器を用いて、有効成分を頭皮表面に浅く注入することで、皮下組織へ届ける治療法です。
「ダーマローラー法」
細いニードル(針)のついたローラーを用いて、頭皮に微細な穴を空けて成長因子を浸透させる治療法です。
「ノーニードル法」
パルス(電気刺激)や炭酸ガスなどを用いて、皮膚細胞膜に隙間を空けて、刺激を頭皮表面に与える治療法です。クリニックによっては、ジェットメソセラピーと呼ばれる、水圧を使用してより深く浸透させる治療法などもあります。
「フラクショナルレーザー法」
いわゆるレーザーを用いた治療法です。マイクロドット状にレーザーを照射して表皮に小さな穴を空ける治療法です。
また、比較的新しい治療法で「HARG療法(毛髪再生治療)」というもの注目されています。従来のメソセラピーとの違いは、150種類以上の成長因子が含まれたAAPEパウダーという有効成分を使用するところです。成長因子が明らかに多いことがわかるように、効果も最短最大限に発揮できることが認められているようです。しかし、デメリットとして高額な費用があげられます。しかしながら、長期でAGA投薬などする可能性を考え、ランニングコストなどトータルコストを考えると結果費用を抑えられる可能性も十分あります。
【植毛】
気になる箇所に毛髪を植える治療方法です。多くのクリニックでは、自分の毛髪を使用する自毛植毛が一般的なので、本記事では自毛植毛についてご紹介いたします。
自身の後頭部や側頭部から毛包を採取し、それを生え際や頭頂部など気になる箇所に移植する治療方法です。
毛包には、毛母細胞という毛髪の成長をつかさどる組織が含まれています。今生えている箇所から移植することで、正常なヘアサイクルを維持し、患部の成長も促すことが可能です。
・植毛方法
「FUT法(ストリップ法)」
メスなどを用いて、後頭部や側頭部などの毛髪が多い箇所を採取します。
一度に多くの毛髪を移植でき、生着しやすいメリットがある反面、採取した箇所の傷跡などが目立ちやすく、ダウンタイムに時間を有します。
「FUE法」
専用のパンチを用いて、毛髪をくり抜く術式です。
傷跡が目立ちにくく、ダウンタイムが短いというメリットがあります。1度に採取できる範囲が狭く、移植本数が少ないことがデメリットといえます。
自毛植毛は自身の毛髪を移植するので、拒絶反応や炎症などの副作用がほとんどなく、効果も高いところが最大の特徴ではないでしょうか。
しかし、術式によっては傷跡が目立つので、ダウンタイムをどう捉えるかがデメリットといえます。
AGA治療の選び方
ここまでで、現在において主要なAGA治療をご紹介してきましたが、では自分にはどの治療がいいのか、長期治療が必要といわれているが、どの治療が続けられるのかについて解説致します。
何が合っているのかの結論から申し上げさせていただきますが、まずはクリニックできちんとカウンセリングや診療を受けることを最も推奨します。
つまらないと感じてしまった方には大変申し訳ないのですが、やはり、専門家に頭皮やAGA進行状況などをしっかり確認してもらった上で提案される治療法から、さらにご予算などカウンセラーと相談しながら決定するのが最も効果的だと考えます。
それを踏まえた上で、本記事ではAGA治療においてよくある治療パターンをご紹介いたします。
まず、内服薬での治療が基本的な流れになります。フィナステリドやデュタステリドの成分で進行を止め、現状の維持を行います、進行状況によってミノキシジル配合の内服薬及び外用薬を用いて、発毛を促進します。
上記を基本とし、さらなる効果を求める方にメソセラピーや植毛などの治療を追加で行うという流れが一般的なパターンとなります。このとき、内服薬とメソセラピーなどの併用はより高い効果を発揮することが認められています。
繰り返しになりますが、まずはカウンセリングを受けることをオススメいたします。
AGA治療の注意点
くどいようですが、しっかりとしたカウンセリングを行い、納得できるまで治療方法や予算など相談することが最も重要なことです。そのなかで、やはり注意したいのは、AGA治療薬の個人輸入です。海外からネットを介して容易に購入ができますが、そもそも正しく有効成分が入っているのか、自分にあっているのかなど確証はありませんし、副作用がでてもなにも補償はありません。自分にとって必要な治療を正しく理解し、必要以上の治療を行わないことがベストではないでしょうか。
目的別オススメクリニック
各治療法別で特にオススメしたいクリニックをご紹介します。
予防治療でオススメ
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「AGAスキンクリニック」は、発毛実感率99.4%(2011年~2013年、治療開始6カ月の400名に調査)、AGA相談実績は250万人(2022年3月時点)を超える実績のあるAGAクリニックです。治療には独自に開発したAGA治療薬「Rebirth(リバース)」を使用し、予防としてとても定評があります。
AGAスキンクリニックは、首都圏をはじめ、大阪、神戸、九州、沖縄など、提携院も含めると全国に60院以上も展開しています。また、全てのクリニックが駅から近い場所にあるため、アクセスが便利なこともポイントです。
また、最近ではオンライン診療にも対応するようになったことから、一層受診しやすくなりました。こちらはアプリが不要でネット環境さえあれば診療を受けられるというもので、処方される薬は指定した住所まで郵送してくれるため、クリニックに行く必要がなく大変便利です。自身のペースで治療ができるのは続けやすく、気軽に利用しやすいですね。
公式サイト:AGAスキンクリニック
自分に最適なオーダーメイド治療薬で継続したい方にオススメ
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複数の治療薬を使用するのは煩雑・自分専用の治療薬で継続したいという方に是非「東京AGAクリニック」のオーダーメイド治療薬をオススメします。
フィナステリドやミノキシジル、たんぱく質やビタミン・ミネラル・亜鉛などの栄養素を、患者様に合わせてオーダーメイドで配合してくれます。しかも、1日1回1つのカプセルを服用するだけなので、継続しやすいのではないでしょうか。
公式サイト:東京AGAクリニック
副作用なく、より高い効果を求めてHARG療法を受けたい方にオススメ
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150種類以上の成長因子を頭皮へ直接注入し、最大限の発毛効果を期待されているHARG療法は、副作用もほとんどないといわれ、より高次な結果を実感したい方にオススメの治療法です。しかし、通常の注入方法ではかなり痛みをともなうことも報告されています。
「ゴリラクリニック」では、ニューラジェットという機器を使用して、HARG療法を行っております。
従来だと施術者の技術によっては不均一に薬剤が注入され、そのために痛みや出血も発生していましたが、このニューラジェットは、注入の深さや注入量など正確に設定ができるので、そのような不均一さを抑制することができます。リスクがほぼゼロで受けられるので、HARG療法を考えている方は、非常にオススメではないでしょうか。
公式サイト:ゴリラクリニック
まとめ
思春期を過ぎた男性は全員AGAの可能性があるといわれています。そして、成人男性の30%以上が薄毛で悩んでいます。進行性の病であるAGAは、決して他人事ではありません。
本記事では、現在主要の治療方法をご紹介させていただきましたが、これをもとに少しでも前向きに治療に取り組めるような一助になれば幸いです。しかしながら、どの治療がご自身に合っているのかは、クリニックのカウンセリングを受けて判断していただくことを最も強くオススメしています。
この記事の監修について | |
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監修 | 一般社団法人日本オーソモレキュラー医学会(JSOM) ・英称:Japanese Society for Orthomolecular Medicine ・URL:https://isom-japan.org/top_after |
活動内容 | ・メディアおよびPR活動 ・健康関連事業の監修 ・セミナー ・世界大会(学会) |
事務局情報 | ・学会名:一般社団法人日本オーソモレキュラー医学会 ・設立年:2002年(2017年一般社団法人化) ・住所:〒106-0044 東京都港区東麻布1-9-11 GROWTH BY IOQ 10F AVVERARSI内 |