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講演詳細

DAY1 2024年9月15日(日) 9:00開場

DAY1

●10:10-10:55

オーソモレキュラー医学の

過去・現在・未来

20数年前、金子雅俊先生によって日本に紹介された分子整合栄養医学は、溝口徹先生や、 日本に点滴療法を導入された柳澤厚先生の御尽力により、オーソモレキュラー医学として発展し、 多くの医療従事者や企業、一般の方々の賛同を得てここまでの広がりを見せてきた。 国が予防医療の重要性を強調する中、この医学が国民にWell-beingをもたらすためにできることは何か、その方法論を探る。
医療法人友徳発心会
ひめのともみクリニック 理事長

姫野 友美
Tomomi Himeno M.D.,Ph.D.

医療法人友徳発心会
ひめのともみクリニック 理事長

姫野 友美
Tomomi Himeno M.D.,Ph.D.

1978年 東京医科歯科大学医学部卒業
1979年 九州大学医学部付属病院 心療内科勤務
1980年 北九州市立小倉病院 内科勤務
1986年 Mayo clinic Emergency Room(U.S.A) Visiting Clinician
1987年 東京都立広尾病院 麻酔科勤務
1989年 木原病院勤務
1998年 テーオーシービル診療所 心療内科勤務
2002年 女性のための生涯医療センターViVi 心療内科非常勤勤務
2005年 ひめのともみクリニック開設
2006年 日本薬科大学 漢方薬学科 教授就任 ※2021年 退官
日本心身医学会専門医(評議員)、日本東洋医学会専門医、日本心療内科学会登録医(評議員)、 日本温泉気候物理医学会温泉療法医、麻酔科標榜医、日本オーソモレキュラー医学会理事、 一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所理事、医療法人八女発心会理事、点滴療法研究会ボードメンバー
現在、ひめのともみクリニック院⻑として、オーソモレキュラー栄養医学に基づいた栄養療法や点滴療法、 バイオロジカル療法を組み合わせた独自のメディカルプログラムで個々人に合わせたオーダーメイドの治療を行っている。 そのかたわら、ストレスによる病気・症候群などに関するコメンテーターとして、 テレビ東京系列『主治医が⾒つかる診療所』等のテレビ番組や新聞・雑誌等で活躍中。
【著書】
『⼼療内科に⾏く前に⾷事を変えなさい』(⻘春出版社)
『疲れがなかなかとれないのは「脳」が原因だった』(青春文庫)
『美しくなりたければ⾷べなさい』(三笠書房)
『女の取扱説明書』(SB新書)
『認知症になりたくなければラーメンをやめなさい』(講談社)
『⼼療内科医が教える疲れとストレスからの回復ごはん』(⼤和書房)
ほか多数
【論文】
『(1)出版不能に陥った睡眠相遅延症候群の2 症例 治療(J.Therap.)
73(6):1221-1229,1991
(2)本態性低血圧に関する断面調査と愁訴調査および循環動態 民族衛生
60(6):229-314,1994
(3)起立失調症候群の心エコー所見と立位心電図、小心臓、および自覚症状との関係性について 循環器心身医学
研究会誌47:24-26,1996
(4)食物運動負荷試験により乳酸とヒスタミンの上昇をみたThe allergic tension fatigue syndrome(ATFS)の1症
例 アレルギーの臨床17(9):38-43,1997
(5)機能性低血糖症に起因する女性の精神障害 性差と医療2(10),1995-1200,2005
(6)女性の心身症,精神障害におけるメディカルサプリメントの有用性について
女性心身医学会誌 12(1,2):277-287,2007
(7)心療内科における女性受診者の特徴について
日本心療内科学会誌 12(1):19,2008
(8)文化の脳科学的解明 ―情動と知性―
国際異文化学会誌2007
(9)オーソモレキュラー医学が開く心身医学の新しい世界 心身医学 59(4):292-293,2019
●10:55-11:20

不安や学習障害などに悩む

子供への医療介入

子供のこだわりや食べ物の好き嫌い、不安や癇癪、多動性などは性格と見なされ、記憶力や集中力の低下、 文字の乱れやケアレスは努力不足と考えられがちである。しかし、これらの症状に悩む子供たちは脳に炎症が起きている可能性がある。 バイオメディカルアプローチで解決策を見つけ子供たちの潜在能力を引き出す治療を紹介。
スクエアクリニック
院長

本間 良子
Ryoko Homma M.D.

スクエアクリニック
院長

本間 良子
Ryoko Homma M.D.

聖マリアンナ医科大学卒業 1999年
日本抗加齢医学会評議員
日本抗加齢医学会評議員専門医
米国抗加齢医学会フェロー
米国発達障害児バイオロジカル治療学フェロー
(Medical Academy of Pediatric Special Needs)
【著書】
・脳幹を鍛えれば子供の才能はのびる:青春出版
・子どもの「言っても直らない」は副腎疲労が原因だった:青春出版
・「副腎の疲れ」をとれば老化もボケもくい止められる:PHP研究所
・しつこい疲れは食事で解決! 「副腎疲労外来」が教えていること:祥伝社黄金文庫
・長生きしたけりゃ 小麦は食べるな:アスコム
●11:20-11:45

こどものトラブルと栄養の関係

ポイントはDHA!

発達障害という概念が広く知られるようになり、栄養療法などを試みる患者や家族が増えてきている。 当クリニックでは主に血液検査データと詳細な問診データから食事指導と必要な栄養素をサプリメントを用いて補充している。 本講演では、発達障害のこどもの治療に欠かすことができないDHAについて、その作用機序の考察と実際の患者の治療経過を紹介し 栄養療法の可能性について紹介したい。
医療法人回生會 みぞぐちクリニック
院長

溝口 徹
Toru Mizoguchi M.D.

医療法人回生會 みぞぐちクリニック
院長

溝口 徹 
Toru Mizoguchi M.D.

1990年 福島県立医科大学卒業
1994年 国立循環器病センターレジデント
1995年 横浜市立大学医学部麻酔科学教室 助手
2003年 新宿溝口クリニック開設
2014年 社)オーソモレキュラー栄養医学研究所開設 代表理事就任
2021年 みぞぐちクリニック開設(新宿より移設)
【編集】
2003年 「プライマリケア医のための最新栄養学」(南山堂)
【著書】
2001年 「医師が選択した驚異の栄養療法」(文芸社)
2009年 「うつは食べ物が原因だった」(青春出版社)
2018年 「最強の栄養療法オーソモレキュラー入門」(光文社) など
【監訳】
2016年 「栄養学と食事療法大辞典」(GAIA BOOKS)
2017年 「食材別・症状別の大辞典 治す食事患う食事」(Reader’s Digest)
【受賞歴】
2018年 国際オーソモレキュラー医学会殿堂入り
●11:45-12:10

SNPs遺伝子検査の臨床応用

   

200以上の遺伝子の5000変異部位をシークエンスするSNPs遺伝子検査を用いることで、 神経伝達物質やミトコンドリアの代謝機能を調整することが可能となった。 SNPs遺伝子検査によりビタミンやミネラルの適切な補充法や解毒の最適方法を提案することが容易となり、 アンチエイジング外来が新たなステージに入った。
スクエアクリニック
副院長

本間 龍介
Ryusuke Homma M.D.,Ph.D.

スクエアクリニック
副院長

本間 龍介
Ryusuke Homma M.D.,Ph.D.

聖マリアンナ医科大学卒業 1999年
聖マリアンナ医科大学大学院博士課程修了 2005年
日本抗加齢医学会評議員
日本抗加齢医学会評議員専門医
米国抗加齢医学会フェロー
米国発達障害児バイオロジカル治療学フェロー
(Medical Academy of Pediatric Special Needs)
【著書】
・最新の遺伝子検査でわかった アトピーが消えるたった1つの方法:青春出版社
・「副腎の疲れ」をとれば老化もボケもくい止められる:PHP研究所
・しつこい疲れは食事で解決! 「副腎疲労外来」が教えていること:祥伝社黄金文庫
・ボケない人がやっている 脳のシミを消す生活習慣:青春出版社
●12:10-12:35

栄養療法2.0

   

病気の改善には健康増進とは異なるプログラムが必要です。私は健康増進に対する栄養療法を1.0、 病気の改善に対する栄養療法を2.0と呼んでいます。 医療関係者の方向けに栄養療法2.0の治療内容と組み立て方についてお話しします。
臨床分子栄養医学研究会
代表

宮澤 賢史
Kenshi Miyazawa M.D.

臨床分子栄養医学研究会
代表

宮澤 賢史 
Kenshi Miyazawa M.D.

問診事項と多くの血液、尿、唾液検査などにより疾患の原因を追究し、その原因に対する根本治療を行っている。 2001年から栄養療法を開始 ライナスポーリング博士の提唱する分子整合栄養医学を医療に取り入れた観点からの医療を展開。 がんから糖尿病、リウマチ、精神疾患まで扱う範囲は幅広く、25,000人以上に対して栄養療法の診療、データ解析、監修を行ってきた。
1995年 東京医科大学医学部卒業
2001年 栄養療法を開始
2007年 NPO法人高濃度ビタミンC点滴療法学会設立
2012年 分子栄養学実践講座主宰
2014年 医科歯科連携診療普及協会 設立
2015年 臨床分子栄養学研究会 設立
【著書】
あなたのサプリが効かない理由(イースト・プレス)
●14:30-15:00

ヒューマンヘルスからプラネタリーヘルスへ

~今、医療・ヘルスケア業界に求められる大転換(グレートトランジッション)~

2015年『The Lancet』において提唱され、国際的に推進される「プラネタリーヘルス」。 学際的研究と分野横断的実践が求められる今、食を通じた健康とウェルビーイングを実践してきた栄養療法の分野から、 食から農、農から環境の土壌、生態系へと拡張する。世界人類の標準食として「プラネタリーヘルス・ダイエット」も紹介。
tenrai株式会社
代表取締役/医師/産業医

桐村 里紗
Lisa Kirimura M.D.

tenrai株式会社
代表取締役/医師/産業医

桐村 里紗 
Lisa Kirimura M.D.

2004年、愛媛大学医学部医学科卒業。分子整合栄養医学や腸内細菌学等を用いた予防医療から生活習慣病、 在宅診療まで総合的に臨床医療に従事。 2018年、tenrai株式会社を設立し、人を含む地球全体の健康・ウェルビーイングを目指す 「プラネタリーヘルス」を推進。
2022年9月より東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻道徳感情数理工学の主宰とともに 共同研究員として、量子ゲート数理「四則和算」をもとにした量学、 感情や感性を可視化する技術ST(sensibility technology)を社会応用。
2022年11月、鳥取県江府町とプラネタリーヘルス連携協定を締結。 2023年9月、公益財団法人日本ヘルスケア協会プラネタリーヘルスイニシアティブを設立し、代表に就任。
【著書】
・『腸と森の「土」を育てる〜微生物が健康にする人と環境』(光文社新書)
・『日本人はなぜ臭いと言われるのか〜体臭と口臭の科学』(光文社新書)他
【受賞歴】
グッドデザイン賞(2020年)
:ニオイから、健康習慣をデザインする。生活習慣臭啓発プロジェクト
(事業主体:コニカミノルタ株式会社)
●15:00-15:25

アスリート栄養療法

アスリート栄養療法とは
1)個体差とドーズレスポンスを考え
2)生化学的裏付けをもったアプローチをし
3)パフォーマンスアップのための根本的な要因を見つけることにあります。
今回分子栄養学的観点から体内の細胞を分子レベルで活性化させるための栄養摂取についてお話しします。
アクアメディカルクリニック
院長

寺田 武史
Takeshi Terada M.D.

アクアメディカルクリニック
院長

寺田 武史 
Takeshi Terada M.D.

1995年 東邦大学医学部卒
同大学外科学第3講座入局後、消化器外科で(肝胆膵外科)消化器癌を専門に診療。 10年間の大学病院勤務中最新最善最良の医療を心掛けるも、その甲斐虚しく亡くなってしまう患者さんを見て、 現代医療に限界を感じ、「なぜ人は病気になるのか?」を考え、「がんを治す医者であり、がんを作らない医者」 を目指すべく「アクアメディカルクリニック」を開業する。 その後、分子栄養学と出会い、自身の目指すべき本当の医療を探し始めるようになる。 元々中・高・大学とバスケットボールに明け暮れた運動好きが高じて始めたトライアスロン。 10年以上世界を転戦し続けているIRONMANレースも早12年が経過。 現在は、専門の消化器疾患をはじめ、高血圧や糖尿病を中心とした保険診療をメインとした診療を行う傍ら、 心身の健康管理、栄養管理を含め、日本人オリンピアンの金メダルの数を増やすべく、 またアスリートの選手寿命を1年でも伸ばすべく、日々分子栄養学を基にした栄養指導を続けている。
【著書】
「なぜ、人は病気になるのか?」(クロスメディア・パブリッシング)- 2022/5/30 Amazon9部門1位
「元気なカラダを手に入れる3つのミト育」(クロスメディア・パブリッシング) - 2023/4/21 Amazon12部門1位
●15:25-15:50

オーソモレキュラー×

多視点のスポーツ栄養

今季、現役25年目となるJリーガーの夫、山瀬功治をスポーツ栄養に植物療法や細胞環境デザイン学を柔軟に組み合わせてサポート。 2022年より本大会長である姫野友美医師率いるひめのともみクリニックと夫がスポンサー契約。 オーソモレキュラー療法との更なる融合でどのように変化、向上したのかをお話しする。
アス飯
料理研究家

山瀬 理恵子
Rieko Yamase

アス飯
料理研究家

山瀬 理恵子 
Rieko Yamase

一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONE 第4期生
アスリート向けの料理を中心とした料理研究家。元小学校教諭。 専門分野は植物化学成分療法・分子整合栄養医学・スポーツ栄養食。三浦知良選手を越え、 遠藤保仁選手に並ぶJリーグ歴代トップタイの24年連続ゴール記録及びJ2最年長ゴール歴代3位記録&J リーグ通算出場数歴代4位記録となる644試合越えを達成した、 サッカー元日本代表今季プロ25年目となる現役Jリーガー山瀬功治は夫。(レノファ山口所属)今季は前人未到、日本新記録となる25年連続ゴールを目指す。
https://yamasefamily.com/rieko-yamase
【著書】
アス飯レシピ アスリートの体をつくる、おうちごはん(2017年8月京都新聞出版)
●15:50-16:15

アスリートの腸内細菌と

オーソモレキュラー

アスリートの腸内細菌は多様性が高く酪酸菌が多いという特徴があり、コンディションに大きく影響しています。 我々が摂取する栄養は自分の体が直接吸収するだけでなく、腸内に住んでいる微生物の栄養にもなって体調維持に貢献しているのです。 腸内細菌を理解することは、より適切な栄養摂取方法の理解に繋がります。
AuB株式会社 
代表取締役

鈴木 啓太
Keita Suzuki

AuB株式会社 
代表取締役

鈴木 啓太 
Keita Suzuki

1981年生まれ、静岡県出身。
小学生よりサッカーをはじめ、中学校時代は全国制覇を成し遂げ、高校はサッカー強豪校・東海大翔洋高校へ進学。 2000年に浦和レッズに加入後、日本代表 にも選出され活躍。J リーグではベストイレブンに2度輝くなど、 16年間浦和レッズ一筋でプレー。2015年シーズンで引退後、サッカーの普及に関わるとともに、AuB株式会社を設立。 「すべての人を、ベストコンディションに。」 を目標に掲げ、アスリートの腸内細菌の研究成果より、 ヘルスケア、コンディショニングサポート、フードテック事業を展開する。
●16:45-17:30

IV Selenium in Anti-Aging Medicine: From Reversing Hashimoto’s to Preventing Cancers

アンチエイジング医学におけるセレン点滴療法:ハシモト病の治療からがん予防まで

Aging is associated with increased mortality and morbidity.
Immonosenescence, increased risks of cancer, neurodegenerative and cardiovascular diseases.., were all thought to be an inevitable part of the aging process. However, we now know that with proper use of nutrients, these degenerative processes can be managed, and even reversed. I will present real cases of different conditions, ranging from patients with Hashimoto’s thyroiditis, to seemingly “healthy” people with decreased cell function and increased cancer risk. By integrating IV selenium into the treatment protocol, they were able to actively improve health, prevent diseases, and even achieve the desired status of Anti-Aging.
加齢は死亡率および罹患率の増加と関連しています。 免疫老化、がん、神経変性疾患、心血管疾患などのリスクが増加し、これらはすべて加齢プロセスの避けられない部分と考えられていました。 しかし、栄養素を適切に使用することで、これらの退行性プロセスを管理し、さらには逆転させることができることがわかりました。 講演では、橋本病を持つ患者から、健康ではあるが、細胞機能の低下やがんリスクの増加が見られる症例などを提示します。 治療プロトコルにIVセレンを組み込むことで、積極的に疾病を改善・予防し、さらにはアンチエイジングの理想的な状態を実現することができます。
日本元氣診所 
医院長

許 祟恩
Charles Hsu M.D.

日本元氣診所 
医院長

許 祟恩 
Charles Hsu M.D.

●Current Position
Director of the Lypo-C IV Clinic (日本元氣診所)
Director of the F.L.A.M.E.
(For Longevity and Anti-Aging Medicine Ecosystem)
●Degree/Certification
2014 Medical Doctor of Chang Gung University
2017 Certified Doctor of Institute of Functional Medicine (AFMCP & APMs)
●Experiences
2013 Research Doctor at the Center for Vascularized Composite Allotransplantation, Chang Gung Memorial Hospital
2014 General Practitioner of Chang Gung Memorial Hospital
2016 Health Examination Department Doctor of Cardinal Tien Hospital
2017 Aesthetic and Anti-Aging Physician at the Jong’s Clinic
●Special Achievement
2014 Excellent Youth of Chang Gung University
2014-2016 Three-Timed Award Winner of the Taiwan Medical Development Foundation
●Specialization
Anti-Aging Nutritional Medicine
●現職
Lypo-C IVクリニックのディレクター
F.L.A.M.E.(For Longevity and Anti-Aging Medicine Ecosystem)のディレクター
●学位/認定
2014年
長庚大学医学博士
2017年
機能性医学研究所認定医(AFMCP & APMs)
●経験
2013年
長庚記念医院血管化複合移植センターの研究医
2014年
長庚記念医院一般開業医
2016年
カーディナルティエン病院健康診断部門医師
2017年
ジョンズクリニックの美容・アンチエイジング医師
●特別業績
2014年
長庚大学優秀青年賞
2014年〜2016年
台湾医学発展財団3回受賞
●専門分野
アンチエイジング栄養医学

DAY2 2024年9月16日(月・祝) 8:30開場

DAY2

●9:00-9:20

本気の少子化抑止へ!

「鉄」をめぐる光と影

鉄欠大国日本では現在不妊が増加中である。鉄と健全な妊娠、さらには健全な出産・産後との関係性について述べる。 鉄は生命の誕生・維持に極めて重要であり、その根底が満たされなくては、生殖補助医療(ART)も十分通用せず有害なケースさえ想定される。 少子化克服、女性問題解消まで視野に入れて対策を提案する。
新百合ヶ丘総合病院
予防医学センター 消化器内科部門 部長

袴田 拓
Taku Hakamada Ph.D.

新百合ヶ丘総合病院
予防医学センター 消化器内科部門 部長

袴田 拓
Taku Hakamada Ph.D.

平成4年 筑波大学医学専門学群 卒
平成10年 筑波大学附属病院研修医 修了
平成16年 筑波大学大学院卒業
同 年 つくば双愛病院 消化器内科勤務
平成20年 霞ヶ浦研究事業団健診センター 勤務
平成26年 現職
<指導医または専門医資格>
総合内科指導医、人間ドック健診指導医、日本消化器病学会専門医、日本肝臓学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、 日本消化器がん検診学会専門医、日本抗加齢学会専門医、臨床分子栄養学研究会認定医
【論文】
Identification of novel hepatitis C virus-specific cytotoxic T lymphocyte epitopes by ELISpot assay using peptides with human leukocyte antigen-A*2402-binding motifs. J Gen Virol. 2004 Jun;85(Pt 6):1521-1531. doi: 10.1099/vir.0.79801-0.
「栄養妊活: 妊活で重要なのはお金より鉄?!」袴田拓、木原洋美
2023、Unmet Meeting Publishing
●9:20-9:40

美容医療における

栄養療法の重要性

美容医療において外面的治療が先行し、レーザーや注入、外科的治療などがここ数十年で大きな進歩を遂げた。 しかしながら、皮膚や脂肪、骨格を作り出す内面的な治療や、 ここ数年明らかとなった精神的なストレスが及ぼす外面へ影響はほとんど議論されることがなかった。 私はその点において大きな疑問を持ち、美容医療において真っ先に栄養療法を取り入れ、手術や美容施術の患者への併用を試みてきた。 今回はその取り組みや症例を報告する。
医療法人社団FAM
理事長

苅部 淳
Jun Karibe M.D.

医療法人社団FAM
理事長

苅部 淳
Jun Karibe M.D.

2010 順天堂大学医学部卒業 東京大学附属病院臨床研修医 修了
2012 東京大学附属病院形成外科 入局
2013 埼玉医大総合医療センター 形成外科・美容外科 助教
2015 福島県立医大付属病院 形成外科 助教
2017 山梨大学附属病院形成外科 助教・医局長
2019 医療法人社団FAM理事長
BiotopeClinic白金 院長 麹町皮ふ科・形成外科クリニック 名誉院長
【著書】
未来を変えるEthical Mind [エシカル・マインド] - 医療の現場から考える、持続可能な社会
【受賞】
•東京大学形成外科最優秀賞(2016)
•日本形成外科学会優秀賞(2018)
•ASPS(アメリカ形成外科学会総会)優秀演題発表(2018)
【論文】
•救急科と連携した即時遊離再建
•Vascular consideration in repair of total scalp avulsion
•安静時電位による神経損傷の評価
•神経へ外科的介入による筋線維タイプの変化
•外歯瘻2例の症例報告
•逆行性誘発電位の測定
•The effect of nerve intervention in spontaneous activities and muscle fiber type
•当科におけるMTFSRSについての検討 他、多数
●9:40-10:00

先進医療リバースエイジング

  

マイセブ2018を基盤にした幹細胞エクソソーム臨床と東京大学&順天堂大学医学部ベンチャー企業 医道メディカルプロデュース  植物エクソソーム研究進捗をレポートいたします。各種生理年齢検査を用いた各種エクソソームが、研究から臨床に昇華し始めています。 幹細胞エクソソーム、植物エクソソーム、バクテリアエクソソームは医療を飛躍的に進化させるポテンシャルを有しています。
東海大学医学部 客員教授

陰山 泰成
Yasunari Kageyama M.D.,D.D.S.,Ph.D.

東海大学医学部 客員教授

陰山 泰成 
Yasunari Kageyama M.D.,D.D.S.,Ph.D.

昭和62年3月 福岡県立九州歯科大学 卒業
昭和62年4月 鶴見大学歯科麻酔学教室入局(~平成3年8月)
平成9年4月 東海大学医学部 入学
平成13年3月 東海大学医学部 卒業
平成13年4月 愛知医科大学付属高度救命救急センター
入職(~平成17年3月)
平成18年4月 東京医科歯科大学整形外科 入局(~平成22年3月)
平成22年4月 岐阜大学大学院医学系研究科博士課程 入学
平成22年6月 医療法人社団癒合会 高輪クリニック開業
平成26年3月 岐阜大学大学院医学系研究科博士課程 卒業 博士
(医学)学位取得
平成26年4月 東海大学医学部付属東京病院非常勤講師
令和5年4月 東海大学客員教授 (至現在)
【著書】
・遺伝子でわかるあなただけの処方箋
・慢性の痛み・しびれ・めまい・耳鳴り- 原因不明の病を治す
・口の中からはじまる医療革命
・「運任せ」にしない子どもの育て方 他、複数
【論文】
・Kageyama Y, Doi T, Akamatsu S, Kuroyanagi G, Kondo A, Mizutani J, Otsuka T, Tokuda H, Kozawa O, Ogura S.Rac regulates collagen-induced HSP27 phosphorylation via p44/p42 MAP kinase in human platelets. Int J Mol Med. 32: 813-818, 2013. IF:5.314/CI:17
・Kageyama Y, Shimokawa Y, Kawauchi K, Morimoto M, Aida K, Akiyama T, Nakamura T.Dysbiosis of oral microbiota associated with palmoplantar pustulosis. Dermatology 237:347-356, 2021. IF:5.197/CI:6
・Kageyama Y, Shimokawa Y, Kawauchi K, Morimoto M, Aida K, Akiyama T, Nakamura T.Higher Prevalence of Nickel and Palladium Hypersensitivity in Patients with Ulcerative Colitis.
Int Arch Allergy Immunol 181, 456-461, 2020. IF3.767/CI:8
他、複数
●10:00-10:20

日本人だけが知らない!?

ペプチド療法について

ペプチド療法は、アンチエイジングや難病治療に革命をもたらす強力なツールです。 ペプチドは体内で自然に発生する短いアミノ酸鎖であり、細胞の再生、免疫系の強化、ホルモンバランスの最適化を促します。 この講演では、ペプチド療法の基礎、その効果、そして実践的な応用方法について、実践的な内容を含めて解説します。
ごきげんクリニック浜田山
院長

前田 陽子
Yoko Maeda M.D.

ごきげんクリニック浜田山
院長

前田 陽子 
Yoko Maeda M.D.

2012年 沖縄県立南部医療センター
こども医療センター初期研修
2014年 京都府立医科大学放射線科
2015年 済生会滋賀県病院放射線科
2016年 麗ビューティー皮フ科クリニック
2018年 リオルダンクリニック(米国)
2022年 三番町ごきげんクリニック
2023年 ごきげんクリニック浜田山
●10:20-10:40

CBDオイルの基本と

臨床的位置づけを考える

動物は複雑化した神経系や免疫系の制御のため、内因性カンナビノイドシステム(ECS)を発達させてきた。 老化・ストレス・栄養障害・有害金属などはそのECSにダメージを与え、さまざまな慢性的不調を引き起こす。 このECSを支え、さらに抗酸化作用や多彩な受容体への直接作用をもつCBDの臨床的位置づけについて考察する。
臨床CBDオイル研究会
代表

飯塚 浩 
Hiroshi Iizuka M.D.,Ph.D.

臨床CBDオイル研究会
代表

飯塚 浩
Hiroshi Iizuka M.D.,Ph.D.

1992年 鳥取大学医学部 卒業
1996年 家族機能研究所・さいとうクリニック 副院長
1997年 「難治性うつ病者における視床下部-下垂体-副腎皮質機能
に関する研究」にて医学博士
1999年 鳥取大学医学部附属病院 心理療法室 室長
2001年 メディカルストレスケア 飯塚クリニック 院長
2012年 オーソモレキュラー療法による治療及び同療法の普及に向けた活動開始
2018年 臨床CBDオイル研究会代表
2022年 日本オーソモレキュラー医学会理事
【著書・原著論文】
・小さな町の精神科の名医が教える メンタルを強くする食習慣.アチーブメント出版.2022
・児童虐待(臨床編).金剛出版.1998 分著
・難治性うつ病に対するコンチゾール生合成阻害剤の臨床応用.日本神経精神薬理学雑誌1996
・難治性うつ病者における視床下部-下垂体-副腎皮質系機能に関する研究 米子医学雑誌 1996
・うつ病者の治療経過における視床下部-下垂体-副腎皮質系(HPA)機能に関する研究―CRP試験を通してー  ACTH RELATED PEPTIDE 7,CRH-ACTH研究会 医薬広告 1996
・アルコールと家族問題 日本臨床 1997
・現代日本における嗜癖の蔓延とその生物学的視察.アルコール依存とアディクション 1997
・アディクション治療とSSRI アルコール依存とアディクション 2003年
●10:40-11:00

がん治療の補助としてのCBD

  

がん領域でCBDは注目を浴びており、基礎研究と前臨床試験では有効性を示す論文が散見される。 ただ、ヒトでの臨床試験はほとんどなく症例報告のみであった。しかし、CBDのヒトでの抗腫瘍効果や副作用緩和といった臨床試験が始まっている。 今回の講演では、その報告と展望について述べる。
医療法人社団宮心会
銀座みやこクリニック 院長

濱元 誠栄
Seiei Hamamoto M.D.

医療法人社団宮心会
銀座みやこクリニック 院長

濱元 誠栄 
Seiei Hamamoto M.D.

2001年 鹿児島大学医学部卒
2001年 沖縄県立中部病院 初期研修
2003年 杏林大学医学部外科レジデント
2005年 沖縄県立中部病院 外科後期研修
2007年 沖縄県立宮古病院 外科
2010年 宮古島徳洲会病院 外科
2011年 RDクリニック
2017年 HAMA Medical Office 院長
2018年 銀座みやこクリニック 院長
【著書】
「がんよろず相談室~20のエピソード~」(医事出版社)
【論文】
臨床の場でカンナビジオール(CBD)をいかに用いるか(診療と新薬2019; 56(11): 857-860)
カンナビジオール(CBD)の薬理学と臨床応用[PartⅠ](診療と新薬2021; 58(5): 393-398)
カンナビジオール(CBD)の薬理学と臨床応用[PartⅡ](診療と新薬2021; 58(7):529-540)
CBD(カンナビジオール)の疑問に医師が答えます(診療と新薬2021; 58(7): 541-562)
●11:20-11:40

オーソモレキュラー在宅医療

~栄養医療の最前線~

在宅医療の現場は臨床の最前線であり、日常的に多くの栄養障害に出会う。 高齢者や緩和ケア患者は、身体機能の不可逆的低下、複数の基礎疾患に伴う多数の服薬、経済的・社会的制約などの問題が多い。 栄養療法を行う上でこれらの問題を解決する独自の工夫、および在宅終末期患者への栄養療法の効果と意義について紹介する。
医療法人ドミナントサウンド
汐入ぱくクリニック 院長

新井 正晃
Masaaki Arai M.D.

医療法人ドミナントサウンド
汐入ぱくクリニック 院長

新井 正晃 
Masaaki Arai M.D.

2007年 3月 大阪市立大学(現:大阪公立大学)医学部医学科 卒業
2007年 4月 社会福祉法人恩賜財団 大阪府済生会泉尾病院
2010年 1月 社会福祉法人生長会 ベルランド総合病院 放射線科
2012年 4月 大阪市立総合医療センター 放射線科
2013年 4月 社会福祉法人 生長会 ベルランド総合病院 放射線科 副医長
2013年 8月~ 東京都・神奈川県で複数の在宅医療診療所に勤務
2016年 7月 汐入ぱくクリニック 開設
2021年 3月 医療法人社団ドミナントサウンド 設立 理事長就任
●11:40-12:00

白金パラジウムを用いた

新しい間質性肺炎の栄養療法

白金パラジウムとは、プラチナとパラジウムをナノコロイド化して1:3で配合した機能性栄養水である。 白金パラジウムには抗酸化作用が確認されており、触媒として作用するために体内において、抗酸化を繰り返すことができる。 本被験物質を使用して間質性肺炎患者に飲用させたところ、改善例が多数確認されたので報告する
桐生大学 医療保健学部
栄養学科 准教授

川上 智史
Satoshi Kawakami Ph.D.

桐生大学 医療保健学部
栄養学科 准教授

川上 智史
Satoshi Kawakami Ph.D.

2006年 北里大学大学院医療系研究科博士後期過程医学専攻終了、医学博士号取得
博士後期過程在籍中に米国テキサス州ダラスにおいてAnnual international
Symposium on man and his environmental health and diseaseに所属し予防医学の重要性を啓発
「微量有害化学物質が生体に与える影響について医学博士号取得」
2006年 北里大学医学部衛生学公衆衛生学に研究員として着任
2009年 東海大学医学部基礎医学系生体構造機能学領域講師に着任
2011年 東北大学加齢医学研究所統合医療部門講師に着任
2013年 東北大学大学院歯学研究科講師に着任
2017年 東海大学医学部医学科生体構造機能学領域客員准教授に着任
2022年 桐生大学医療保健学部栄養学科准教授に着任
【論文】
①2022年5月
NMN “Nicotinamide Mononucleotide” Activates Intracellular Energy and Approaches the Prevention and Improvement of Aging. Journal of Biomedical Research and Environmental Sciences. 3(5): 560-565.
②2022年6月
Drinking Water Containing Platinum-Palladium (Functional Nutrient Water) Improved Interstitial Pneumonia and COPD: A Case Report. Journal of Biomedical Research and Environmental Sciences. 3(6): 688-693.
③2022年10月
Ginkgo biloba Extract Containing Plasmalogen May Improve Long COVID and Brain Fog: A Case Report. Journal of Biomedical Research and Environmental Sciences. 3(10): 1271-1275.
④2022年11月
DETERMINATION OF FLUORIDE ION CONCENTRATIONS BY A FLOW INJECTION METHOD IN CULTURE MEDIUM SUPPLEMENTED WITH NaF. 日本先制臨床医学会学術誌5,2-9.
⑤2023年3月
白金・パラジウム含有清涼飲料水がPorphyromonas gingivalisに及ぼす影響~歯周病とアルツハイマー型認知症の予防に対する有用性の検討~、 日本口腔機能水学会誌(in press)
●12:00-12:20

宮古島における栄養療法展開

  

演者は30 歳という若さで宮古島に栄養療法専門クリニックを開業し、宮古島と東京の2拠点で診療をしている。 宮古島ではこれまで広告宣伝を行なっていないにも関わらず、毎月安定的に新患が訪れ、高いリピート率を維持している。 本講演では、実際の症例報告、および栄養療法クリニック経営における当院での工夫を紹介する。
宮古島栄養クリニック
院長

高瀬 友理亜
Yuria Takase M.D.

宮古島栄養クリニック
院長

高瀬 友理亜
Yuria Takase M.D.

2017年 日本医科大学卒業
2019年 社会福祉法人仁生社 江戸川病院 入職
2020年 日本医師会認定産業医 取得
日本大学医学部形成外科学教室 研究員
医療法人社団シーズ・メディカル シロノクリニック恵比寿院勤務
2021年 日本抗加齢医学会専門医 取得
東京都内美容・薄毛治療専門クリニック開院
日本初の栄養療法専門医療機関
医療法人回生會 みぞぐちクリニック勤務
2022年 宮古島栄養クリニック開院
●14:15-14:40

免疫治療(AKAGI Methods)による
癌治療

 

AKAGI Methodsによる免疫療法(低用量化学療法、オプジーボ/ヤーボイ、ハイパーサーミアによる温熱療法、水素ガス吸入療法、タヒボなどのサプリメント)を現在、 約10年間で1090例のステージ4のがん患者に施行しており、AKAGI Methodsの免疫指標、治療成績について発表し、症例を提示します。
くまもと・TOKYO免疫統合医療クリニック
理事長

赤木 純児
Junji Akagi M.D.,Ph.D.

くまもと・TOKYO免疫統合医療クリニック
理事長

赤木 純児
Junji Akagi M.D.,Ph.D.

1983年3月 宮崎医科大学卒業
1989年3月 熊本大学院医学研究科博士課程 修了
1983年4月 熊本大学医学附属病院第二外科
1984年10月 熊本市民病院(外科、麻酔)
1989年4月 国立宮崎病院
1991年7月 熊本大学医学部附属病院第二外科助教
1992年11月 米国NIH (NCI米国国立がん研究所)
(Tumor Immunology & Biology (Lab), Dr.Schlom)
1995年4月 熊本大学医学附属病院第二外科講師
1998年7月 玉名地域保健医療センター 外科医長
2000年6月 国立病院機構熊本南病院 診療部長
2010年4月 玉名地域保健医療センター 院長
2020年2月 くまもと免疫統合医療クリニック 院長
●14:40-15:05

水素栄養療法の健康効果

  

水素には様々な健康効果があることが報告されており、水素の効果が確認され、 論文発表されている疾患は多岐にわたります。 発表者は2016年から水素療法と栄養療法を組み合わせた水素栄養療法を1000人以上の患者さんに導入し、効果をあげてきました。 今回はその水素栄養療法についてご紹介いたします。
法政大学
教授

宮川 路子
Michiko Miyakawa M.D.,Ph.D.

法政大学
教授

宮川 路子
Michiko Miyakawa M.D.,Ph.D.

1991年 慶應義塾大学医学部卒業・医師免許取得
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程予防医学系専攻 入学
1995年 同単位取得退学
慶應義塾大学助手(医学部衛生学公衆衛生学)・日本医師会認定産業医資格取得
1996年 博士(医学)取得(慶應義塾大学)
1998年 法政大学第二教養部 助教授
1999年 法政大学人間環境学部 助教授
2001年 日本産業衛生学会認定専門医
2006年 日本産業衛生学会指導医
2007年 法政大学人間環境学部教授
2007年〜
2008年3月
ストックホルム大学(スウェーデン)ストレス研究所 客員研究員
2016年 下北沢西口クリニック開業
2017年 社会医学系専門医・指導医
2018年〜
2019年6月
カロリンスカ研究所(スウェーデン)客員研究員
【著書】
『こころの「超」整理法』(宮川路子、青柳浩明 共著。中央経済社,2012年)
『アメリカ医療改革へのチャレンジ』
(訳書。ウォルター・ツェルマン、ロバートベレンソン著。宮川路子・宮川義隆訳。東洋経済新報社,2004年)
『人生100年の健康づくりに医師がすすめる最強の水素術』 単著 サンライズパブリッシング 2023年
論文多数
Web:宮川路子の水素栄養療法
【受賞】
平成27年度 緑十字賞(労働衛生)
平成29年度 建築物環境衛生管理会長賞
●15:05-15:35

メンタルヘルスにおける

栄養精神医学の重要性~発達障害~

近年増加している発達障害(ADHD・自閉スペクトラム症)における「栄養精神医学」の重要性について、最新の情報も交えてわかりやすく論じる。 発達障害患者のメンタルヘルスやレジリエンスの向上の観点からも、鉄などの各種ミネラル、ビタミン、水銀対策など、 発達障害の治療において適切に栄養療法を行っていく必要がある。
日本栄養精神医学研究会 会長
医療法人山口病院 副院長

奥平 智之
Tomoyuki Okudaira M.D.

日本栄養精神医学研究会 会長
医療法人山口病院 副院長

奥平 智之
Tomoyuki Okudaira M.D.

2000年 日本大学医学部精神医学系精神医学分野
2002年 東京都立広尾病院神経科
2004年 日本大学医学部統合和漢医薬学分野(東洋医学外来)
2006年 埼玉若手漢方医会 会長
2009年 東京若手漢方医会 会長
2012年 東京女子医科大学東洋医学研究所 非常勤講師(東洋医学外来)
2014年 医療法人山口病院 精神科部長
2015年 食事栄養療法倶楽部 代表
2016年 埼玉メンタルヘルス交流会 会長
2016年 日本栄養精神医学研究会 会長
2020年 医療法人山口病院 副院長
2022年 埼玉医科大学東洋医学科 非常勤講師(東洋医学外来)
【著書】
「最新版 ココロの不調回復 食べてうつぬけ」(主婦の友社)
「血液栄養解析を活用!うつぬけ食事術」(ベストセラーズ)
「鉄欠乏女子(テケジョ)救出ガイド」(主婦の友社)
「栄養型うつを治す!奥平式スープ」(エイ出版社)
「奥平式 うつよけ簡単レシピ」(宝島社)
雑誌「精神看護」(医学書院):「栄養精神医学」連載 2018~2020年 など
共著:
「うつ・適応障害・双極性障害 最高の治し方大全」
「漢方重要処方60 イラストと図表で解説」
「東洋医学おさらい帳」
「漢方294処方 生薬解説」
「周産期の栄養」など
【資格】
漢方専門医(日本東洋医学会)、精神保健指定医(厚生労働省)、精神科専門医・指導医(日本精神神経学会)、 認知症専門医・指導医(日本老年精神医学会、日本認知症学会)、埼玉県公安委員会指定医(認知症専門)、 日本スポーツ協会公認スポーツドクター、日本医師会認定産業医など
【活動】
日本栄養精神医学研究会(JaNP)会長、日本うつ病学会評議員、日本スポーツ精神医学会理事、 日本未病学会評議員・編集委員、食事栄養療法倶楽部代表、東京若手漢方医会会長、埼玉若手漢方医会会長、 小江戸漢方カンファレンス代表、日本認知症ネットワーク代表、埼玉県立川越特別支援学校校医、 川越市医師会学術委員・認知症対策委員、企業の産業医など。
●15:35-16:05

認知機能テストに基づく

オーソモレキュラー栄養療法

英国のFood for The Brain 財団(FFB)はオックスフォード大学と共同で認知機能テストとライフスタイル、食事、 栄養療法を組み合わせた認知機能改善プログラムを開発し、成功させている。 日本オーソモレキュラー医学会はFFBと提携して日本人向けにプログラムの提供を計画、その内容について公開する。
一般社団法人
日本オーソモレキュラー医学会
代表理事

柳澤 厚生
Atsuo Yanagisawa M.D.,Ph,D

一般社団法人
日本オーソモレキュラー医学会
代表理事

柳澤 厚生
Atsuo Yanagisawa M.D.,Ph,D

1976年 杏林大学医学部卒
1980年 杏林大学大学院修了 医学博士
1985年 米国ジェファーソン医科大学リサーチフェロー
1995年 杏林大学医学部内科 助教授
2000年 杏林大学保健学部救急救命学科 教授 〜2008年
2009年 第10回国際統合医学会 会頭
2012年 国際オーソモレキュラー医学会会長(カナダ)〜2023年
2018年 第47回国際オーソモレキュラー医学会世界大会(東京)会長
2019年 日本オーソモレキュラー医学会 第1回総会 会頭
2020年 Vitamin C for Covid (イギリス)科学諮問委員
2023年 一般社団法人ワールドカウンシルフォーヘルスジャパン代表
【論文】
・Saul A & Yanagisawa A: Hospital-based intravenous vitamin C treatment for coronavirus and related illnesses. Townsend Letter 2020; 442:10-11.
・Yanagisawa A: Protecting population immunity. J Orthomolecular Medicine 2020;35(1).
・Audette AJ & Yanagisawa A: Zinc, Ionophores and Long-Haul COVID. J Orthomolecular Medicine 2022;37(1)
【著書】
「ビタミンCががん細胞を殺す」(角川SSC)
「超高濃度ビタミンC点滴療法ハンドブック」(角川SSC)
「グルタチオン点滴でパーキンソン病を治す」(GB)
「つらくないがん治療」(GB)
「新型コロナウィルスはビタミンC、D、亜鉛で克服できる!」(主婦の友社)
【受賞】
2011年 国際オーソモレキュラー医学会殿堂入り(カナダ)
2014年 アントワーヌ・ベシャン賞(フランス)
2014年 パールメーカー賞(アメリカ)
2016年 世界神経療法会議最優秀アカデミー会員(エクアドル)
2021年 フィリピンオーソモレキュラー医学会名誉会員(フィリピン)
●16:30-17:15

Magnesium intake

and sleep duration and quality

マグネシウム摂取と

睡眠時間および睡眠の質

We followed 3,964 participants for 30 years. Magnesium intake was assessed at exam years 0, 7 and 20. Self-reported sleep outcomes were measured at years 15 and 20. We categorized sleep duration to <7, 7-9, and >9 h. After adjustment for potential confounders, magnesium intake was borderline associated with better sleep quality [highest quartile (Q4) vs. lowest (Q1): odds ratio (OR)=1.23; 95% CI=0.999, 1.50]. Participants in Q4 were also less likely to have short sleep (<7 h) compared to those in Q1 (OR=0.64; 95% CI=0.51, 0.81). Our findings suggest that magnesium intake is associated with better sleep quality and duration.
30年間にわたり3,964人の参加者を追跡し、マグネシウム摂取量を0年目、7年目、および20年目の検査時に評価しました。 自己報告された睡眠の結果は、15年目と20年目に測定されました。睡眠時間は7時間未満、7-9時間、および9時間未満に分類しました。 潜在的な交絡因子に対する調整の後、マグネシウム摂取量は睡眠の質との関連がほぼあることが示されました [最高四分位(Q4) vs 最低四分位(Q1): オッズ比(OR)=1.23; 95%信頼区間(CI)=0.999, 1.50]。Q4の参加者は、Q1の参加者と比較して、 短時間の睡眠(7時間未満)を持つ可能性が低い傾向でした(OR=0.64; 95% CI=0.51, 0.81)。 私たちの調査結果は、マグネシウム摂取量が睡眠の質と持続時間と関連していることを示唆しています。
コロンビア大学 予防医学・疫学 教授

Ka Kahe M.D.,ScD.,MPH.

コロンビア大学 予防医学・疫学 教授

Ka Kahe M.D.,ScD.,MPH.

Dr. Kahe is currently the Tilden-Weger-Bieler Professor of Preventive Medicine and Professor of Epidemiology at Columbia University in New York. Before he joined Columbia University, Dr. Kahe was a professor and the founding chair in the Department of Epidemiology and Biostatistics at Indiana University in Bloomington. Earlier, he was an Associate Professor of Nutrition and Epidemiology at University of North Carolina in Chapel Hill, and an Assistant Professor of Preventive Medicine at Northwestern University in Chicago. Dr. Kahe received his medical degree from Soochow University, MS in Nutrition from Tufts University and ScD from Harvard University. Dr. Kahe’s research is primarily in nutritional and environmental epidemiology, focusing on lifestyle, dietary and environmental factors in relation to chronic diseases.
カヘ博士は現在、ニューヨークのコロンビア大学でティルデン・ウェガー・ビーラー予防医学教授および疫学教授を務めている。 コロンビア大学に着任する以前は、ブルーミントンにあるインディアナ大学の疫学・生物統計学科の教授であり、創設時の主任教授であった。 それ以前は、チャペルヒルのノースカロライナ大学で栄養学と疫学の准教授、シカゴのノースウェスタン大学で予防医学の助教授を務めた。 スーチョー大学で医学博士号、タフツ大学で栄養学修士号、ハーバード大学で理学博士号を取得。 カヘ博士の研究は主に栄養・環境疫学で、慢性疾患との関連におけるライフスタイル、食事、環境要因に焦点を当てている。